- BlackAsh -





本日の音楽


花は誰のもの?

(STU48)

歌詞にはどうにも共感できないのですが
この斉唱っぷりは実に、実に素晴らしい。

Diary & Info. 新着
イギリス、EU離脱へ(後編)  [06/25 20:57] 
イギリスのEU離脱問題について雑駁ですが解説を加えます。前後編構成。
前編は「今回のイギリスのEU離脱選挙の状況」を解説します。
後編は「イギリスのEU離脱が日本に与える影響」を解説します。
イギリス、EU離脱へ(前編)  [06/25 20:48] 
イギリスのEU離脱問題について雑駁ですが解説を加えます。前後編構成。
前編は「今回のイギリスのEU離脱選挙の状況」を解説します。
後編は「イギリスのEU離脱が日本に与える影響」を解説します。
C87告知  [12/28 18:32] 
アキレス腱痛めました^^

BlackAsh リファレンス
BlackAshNews Livetube配信

BlackAsh Antenna
日々変動あり


>> Home    >> Top    >> News HeadLines!!    >> Diary & Info.

〜 News HeadLines!! 〜



BlackAsh News!! 新着
2022年 10月 11日 (火)

草田草太さんの訃報に接し [01:24] 
余りに急なことに言葉がありません。ご遺族による報告が本人のツイッターに記されていました。塩の本を始めとした食関係の本をずっと読み続けていて、ついこの間も夏コミ新刊のおにぎりの本を枕元で読み返したばかり。新刊を手にするたびに、次の新刊を楽しみにしていた作家でした。もう次の作品が、次の絵がないことを思うと、ただただ悲しい。ご冥福を心よりお祈り申し上げます。

2022年 10月 1日 (土)

何とか1ヶ月内 [16:29] 
前回の更新で「アンテナをもう一度立て直すことができるのか、やってみましょう」と宣言した私は、更新したことを忘れないうちに更新するというあまりに手堅い方法を採用するに至り、今この時点で1ミリもネタがない状態で文章を書き始めている有様に、これはまったくもって面白味も何もない文章になるのではないかと戦々恐々としています。しかしながら素晴らしいタイミングで、前々回の更新つまり年初に絶賛の「鍋に弾丸を受けながら」第2巻が出ていまして、今回もいい感じで楽しみました。中東の砂糖菓子ハルヴァは食べたことがなく、Amazonとか日本の通販を探しても職人さんが作った上物のやつはなさそうで、これは中東の通販サイトから輸入するしかないと今まさにポチりかけまして、そこで販売単位が320gであること、つまり320gの砂糖の塊が(自主規制)という数字を叩き出した私の血糖値を直撃することに思いを致し泣く泣く断念。アラビア料理のレストランはたくさんありますが、デザートに出されるそれが漫画にあるような腕のいい職人によるものかどうかはわからない。うーむ、しかし行くしかないですかね。メイン料理はフムスとかファラフェルあたり、いずれも血糖値に優しそうな感じだし。一人アラビア料理って地味にハードルが高そうですが、昨今の一人めしの代名詞、何とシリーズ10作目、ゴローちゃんがまた今年も頑張るということで、私も負けてはいられませんね。あと書き下ろしのグリルドチーズの話が好き。アメリカでは毎年4月12日がグリルドチーズの日で、4月はグリルドチーズ月間とされているほど国民食らしいです。あれだけ広い国土、東西南北で全く文化が異なるアメリカで国民食というのはなかなか成立し難いようにも思われますがどうもさにあらず、食パンにいくつかのチーズを挟んでバターたっぷりのフライパンで焼くだけのシンプルな料理なのに、たとえば「grilled cheese recipe」で検索して出てきた10サイトくらいをざっと見てみますと、間に挟むチーズだけでもチェダー、ゴーダ、パルメザン、モッツァレラ、ブルー、マスカルポーネ、日本ではあまり馴染みがないかもしれないモントレージャック、プロヴォローネ、ハヴァティ、グリュイエール、ラクレット、ヤギの乳を使ったシェーブルなどなど、あれやこれやとチーズの組み合わせを試してきたことが窺われます。チーズは複数種類使うべしというのが大前提のようです。そしてほかにも、

・火加減は弱火か弱中火か。
弱火でじっくりチーズを溶かしつつパンに焦げ目をつけるのが優勢のようです。
・パンは何がいいか。
何でもいい派、白パン派と自然発酵の酵母を使うサワードウブレッドが望ましい派が見受けられます。
・パンの厚さはどうすべきか。
あまり厚切りだとサクサクしないので6枚切り程度がベストとする見解が多いようです。
・バターのほかにマヨを使ってもいいか。
マヨだけ派は少数で、バターとマヨの両方を使うのが多いみたいです。
・挽きたての黒コショウは必須か。
人気料理研究家や人気店がこぞって使っていました。
・チーズのほかに挟むべきものは何か。
自由な彼らはむしろなぜ挟まないのか的にナチョやらチキンやら何やらいろいろと挟むものを紹介しています。

などなどの議論が交わされており、だいたいどれにも「Best Grilled Cheese Recipe EVER」「Perfect Grilled Cheese」とかもうウチのが一番と言い切ってやまないレシピが星の数ほど、ニュース番組でもおじちゃんがこだわりのグリルドチーズについて熱く語っているこの料理、確かに漫画にあるとおり、日本人にとっての卵かけごはん的な位置付けなのかもしれません。しかしハルヴァと同じくグリルドチーズも間違いなく炭水化物の塊。しかも食パン2枚の1セットじゃ絶対に足りず、もう1つ今度は別のチーズを入れてみるか、待てよマヨ忘れてたもう1回とか6枚切り一袋をいっぺんに使ってしまいとんでもないことになること必至。ここは自重せねば。次巻ではこう、もう少しテクニカルな、または作るのに結構材料が必要な、つまり私が間違っても作ってみようとか思わなさそうな、そんな治安わるわる地域の家庭の味的な料理とかないですかね。ともあれ次も楽しみです。

というところで英国女王エリザベス2世の崩御の報に接し、またひとつの時代が終わってしまった感しきり。その存在が日常であり何の根拠もなくそこに在り続けるんだろうと信じていたものが喪われること。私はイギリス国民ではなく、エリザベス2世の崩御についてイギリス国民が寄せる思いは、その生涯をイギリスに捧げた献身に対する惜しみない称賛や、弔問の参列が8kmに及ぶなど、新聞やニュースに載った情報からしか窺い知ることしかできません。ただ、かつて我が国における昭和天皇の崩御のとき、日本中が黒く暗くなったそのときはよく憶えています。毎日、いや数時間ごとにテレビに差し込まれる体温、血圧、脈拍、下血の有無などのご容態のテロップ、そして昭和64年1月7日早朝の第一報の直後、テレビ画面いっぱいに黒バックに白文字で表示された「天皇陛下崩御」の文字を、おそらく忘れることはないでしょう。
けれど、イギリス本国ではない英連邦の方々は複雑な感情を抱いているようで、エリザベス女王死去で揺らぐ「君主制」、英連邦で「共和制」論議が活発化とあるように、オーストラリアや旧イギリス植民地の中米・カリブ海諸国において「代替わり」を契機とした君主制から共和制への移行の動きが見えるようです。オーストラリアでは20数年前に共和制移行に関する国民投票が行われ、賛成45.13%、反対54.87%というぎりぎりの僅差で共和制が否決、君主制が維持された経緯がありますが、新国王チャールズ3世のアクション次第では再び世論が動きそうな気もします。また、中米・カリブ海地域ではやはり古き奴隷制の記憶があるわけで、上記ニュースにあるJamaica Observerはジャマイカにおける2大日刊新聞のうちのひとつ、その記事の見出しは「The Queen is dead, time to cut ties」とかなり刺激的なもの。これから数年にかけて、英連邦の諸国のスタンスが明らかになってきそうです。

音楽はちょっと最近Lo-fiに偏り過ぎたので、また何とか抜けようと基本のダブテクノに戻りまして、Drift Deeperのストリーミングを聴いています。さあ今日も1日在宅がんばるぞー的にテンションを上げたいときはシンプルなアップリフティングトランスのRazNitzanMusicで気合を入れて、さあ締めの文章をひねり出して更新だというところで急にバタついてすっかり手がつかなくなり、何とここから半月後なんですよ。こうね、一気に物を書けなくなった、瞬発力の衰えが更新停滞の原因のひとつですね。じっくり書いたってたいして良くならないものを無意味に寝かせて、何か時間を置くことで味が出るとか嘯いている人みたいですごくキモいです。いい加減配信しないうちにゲームとか企画のアンテナが立たなくなってネタ切れでつなぎの雑談ばかりしているVtuberみたいなウェブサイトになって久しいので、次はこの欄の本来の役割を果たすべくニュース投稿をしようと心に決めました。その際にはせめて1週間で書き切っていきたい所存。こうして言い切っていかないとやらなくなってしまったのがほんとよろしくないのですが、まあこの愚痴っぽい更新も次でおしまい、そう言い聞かせてこれからネタ探しのためのサイト巡回を、多分5年ぶりくらいですかね、行ってまいります。

いやね [02:12] 
前の更新で、1年に1回の更新では余りにも存在意義がなさすぎるので次は1ヶ月後にとか書いたのを憶えておりまして、さてそろそろかなと思いサイトを見たらもう6月も終わりなんですよ。と書いたところでちょっと電話がかかってきまして、さて続きと思ったら8月が終わったんですよ。いったいどういうことなのかと。前回の更新からいつの間にか「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」のコミカライズ版2巻が出ており、前の更新でヨルシカ「花に亡霊」のカバーを紹介したVtuberの潤羽るしあが所属事務所から契約解除され、マイキが脱退してタケヤキ翔のソロプロジェクトになったラトゥラトゥがミニアルバム「#short films」を出して、我らが兎田ぺこらがyoutube登録200万人を達成し、ソビエト連邦最後の指導者ゴルバチョフが亡くなり、そしてドイツの民族衣装ディアンドルを模したあの制服が一世を風靡した、いや今も比村さんとこの月曜日の例のあれを始めとして同人誌界隈では根強い人気のアンミラが全ての店舗を閉鎖してしまったんですよ。でもU嬢Angel BeatのCDはちっとも出ません。もう、ゴールしてもいいですかね。

このところは何度目かのLo-fi系へのドはまりでようやくVtuberから抜け出して、いやこの文の書き出しからして抜け出せていないような気もしますが、とりあえずリモートワークの日はずっとyoutubeでLofi Girlを垂れ流しています。もともとnujabesの音楽が大好きなこともあり、その系譜に連なるLo-fi系も実に好物。ヒップホップ調のビートではありますが非常にゆったりしており、基本的に歌詞がないジャジーでメロウな曲調は、眠くなるような単調さを回避しつつ作業を邪魔しないといういい感じのところに収まっています。このコロナ禍で相当需要が伸びたようで、今は24時間365日、全世界から常時20,000人程度がこのチャンネルを聴いています。Lo-fiという音楽の特性上ダウンチューンがされているとはいえ、さすがにyoutubeだと音質があれだと思う方は、このチャンネルが運営するLofi Recordsのbandcampでロスレス音源も手に入ります。何か散歩にも不思議と合うんですよねえこれ。

まあ抜けたといいつつ引き続きVtuberもちまちまチェックしておりまして、ホロライブ6期生の3Dお披露目にホロライブサマー復活の水着と浴衣、おハーブを生やしまくったにじさんじのお嬢様の未曽有の快進撃はやっと落ち着いたようですが、楽曲メインの身からするとロボ子さん「リルビ」が実に、実に素晴らしい。歌のテクニックとかそこらへんはまあ何というか味があるというやつですし、ダンスも最初から最後まで大して動いていないような気がしないでもないですが、それはほらえーと、そうねじ巻きも含めてかのオッフェンバック「ホフマン物語」のオランピアのアリアを念頭に置けば何てことはなく、何よりも彼女の声の色と出し方が、たとえばサビで片側だけ転がるように鳴る上モノなどの左右非対称の音作りそして焦燥感を煽る曲調と相俟って強烈な不安定感を醸し出し、欠点を補って余りある魅力と圧倒的な中毒性をこの作品に与えていると思うのです。捉え方によってはなかなかに扇情的な歌詞も含め、作曲者とロボ子さんの術中にまんまとはまってしまった気がしますがちっとも悔しくないどころかもっとやってほしい。特に前半の不安定さを乗り越えた最後のサビの「もうバグでも何でもいいけど〜」のくだりが地味に染みるのが本当に奇妙に面白いです。あと、歌詞中「take a look around」と「てか分からん」で韻を踏ませた作品には今まで接したことがありませんでした。これもまた不安定にもかかわらず奇妙に小気味よい。ロボ子さんにはこれからも頑張ってこの声質でバリバリ歌ってほしいところですが、しかしこの声の出し方は大丈夫なのでしょうか。相当きついんじゃないでしょうか。そうそうTake a look aroundといえばLimp Bizkitの名曲ですが、さすがにそれは関係ないでしょう。
ていうかこの記事を書いていて、上で紹介したオランピアのアリアを歌っている新進気鋭のソプラノ歌手パトリツィア・ヤネチコヴァが乳がん発覚で今年2月から活動休止というのを知りました。何と、何ということ。まだ20代半ばくらいなのにそんな。もっともっと歌ってほしい。必ず戻ってきてくれるよう、強く祈っています。

ラトゥラトゥのミニアルバムは買いました。買いましたがなぜデジタルハイレゾ音源で出してくれないのか、こんなおじさんなもんでCD付属の握手券やイベント参加券は不要かつCD現物ではなくデジタルかつ最低でもロスレスで管理したい人は私以外にもきっと存在するはず、と書いたものの地味に少数派な気がしますので諦めますCDでいいです。
で、さっそく1回通して聴きまして、何か全体的に前回とは違うなと思い、そりゃマイキさんが脱退して作曲者が違うんだから当たり前というところですが、そういう雰囲気的な話ではなくもっと具体的な何かが違うと思い直してもう1度聴き、何とかこれを言語化したいと思ってさらにもう1度聴き、ボーカルと曲のバランスが変わってるような気がした次第。前回の百火繚乱船は、ともすればタケヤキさんのボーカルが曲の音圧に埋もれて歌詞が聞き取れなくなる箇所があった記憶ですが、今回はそれが結構すっきりしているように聞こえました。今この時代、たいていが外出時にDAPやスマホで聴くわけで、そういう時に歌詞が気になってしまうと、たとえいい曲でも違和感しか残らない。今回はそのあたりが多少改善されたのではと勝手に思っておりまして、いい感じで「#short films」はローテーション入りしております。コイントスいいですね。あと光芒ラメントは最後の盛り上がりが実にかっこいい。曲としてはベタベタな展開ですが、この人はこういうところになると映える。バンドサウンドやってんで的な気概が感じられます。

漫画なんですが、最近いい「異世界転生して悪役令嬢になって婚約破棄するかなんかしてイケメンにちやほやされる」悪役令嬢ものと「異世界転生してなんかポーションを大量に作ってイケメンにちやほやされる」ポーションものがなくないですかね。どうも最近界隈がネタ切れというか流行りが終わったというか、新刊はフロースコミックを始めとしてだいたいチェックしているんですが、こうピンと来るのがないんです。とうとう老化でアンテナが立たなくなったかと戦々恐々、ちょっとまた新しいジャンルを開発しようかしら。コミケもこの状況では行けませんし、最近何か停滞気味。まだ萎れるような年ではないので、ここからもうひとつ先へ歩いていきたいところ。あ、でも河畔の街のセリーヌはよかった。久しぶりにストーリー物で次が欲しいと思った作品です。

とりあえず次こそは本当に1ヶ月後に、と固く誓って筆を置きます。もう3週間近く前になりますか、脚を痛めて椅子に座るのがしんどいのに加え、右肘もどういうわけか筋肉が痛み、これはそこに無駄な力が常時かかっているんでしょうから明らかに姿勢が悪いことが原因な気がしており、つまるところ脚が悪くほぼ歩けないので体幹のバランスが少し弱ってきて姿勢が悪くなっているのではないかと危惧しているところ。ちょっとほんとここで踏ん張らないといけないので、一見関係ないように見えるウェブサイトの更新という基本的なところからしっかりしていきたいと思います。いやね、ウェブサイトの更新が日々の基本だったときがあったんです。大昔に1日3回更新を義務としてばりばりと書き散らかしていたんです。するっと開設22年目を迎えた本サイト、もし万が一にでも欠片ほどの役目があったとしてもそんなものはとっくに終えてしまった本サイト、何とか更新頻度を増やすべく、あと半年あがいてみることにします。更新するのにどうしたらいいかもう忘れてしまいましたが、どうせもう昔の方法論など役に立たない。アンテナをもう一度立て直すことができるのか、まずはやってみましょう。you have to start somewhereってサメちゃんも言ってたし。サメちゃん最強ですし。

2022年 1月 10日 (月)

生存報告2 [19:15] 
いやあ、まあ一応ね。このご時勢いつ逝ってもおかしくないようなので。1年振りの更新とかもはや何らの機能もしていないこのサイトですが、生きていることをお伝えすることができるというのはありがたいことです。ちなみに前の前の更新にあるU嬢の新曲のCDをもう2年弱待っているのですがちっとも出る気配がありませんというかその曲が使われていたゲームである電脳天使ジブリールがいつの間にかサ終していました。けれどまだまだ死ねません。コミケ企業ブースで出ると思っていて、ご存知のとおり2021年冬に、本当に、本当に久しぶりにコミケが開催されたのですが、ちょうどオミクロンが広がっていく状況に鑑みて断腸の思いで自粛しました。しかもフロントウィングは企業ブースに出品していないようでした。仕方ないねと片付けるには淋しい話ではありますが、仕方ないという言葉には諦めよりも決意を感じさせるという言を昨年お伝えし、そして我々はこの状況を諦めではなく決意をもって受け止めて、そうですねもう2年経ちますか、この状況はもう少し続くようですが、諦観に囚われるにはまだ早い。U嬢がM3とかの同人音楽イベントで出してくれることを祈りつつ、淡々と我々が日々すべきことをする、そうたとえば、ハスキー系の声が本家とは異なる魅力を醸し出す「ヨルシカ:花に亡霊(潤羽るしあversion)」とか、フレーズを無駄に伸ばさずきっちり切った硬めな歌い口が素晴らしい「ピノキオピー:神っぽいな(紫咲シオンversion)」などを聴いて、あ、皆さまにおかれましてはこいつとうとうVtuberにハマったなと思われているでしょうが、前の更新にあるとおり昨年はyoutuberにハマっておりますので、これはもうstay home下における人類の必然的な進化であると言わざるを得ないのです。ていうか百火繚乱船買ってからもう1年経ったのか。ついこの前に買ったもんだと…

などと加齢に思いを致している場合ではないわけで、とりあえず部屋に本で導線ができている状況を解消すべく昨年から蔵書を何とか処分しようと進めていまして、今年の目標のひとつとして本の整理の完了を掲げることにします。昨年は後半ずっと多忙にて本の選別をする時間がまったく取れず、だいたい1500冊程度しか処分できませんでした。未だ床と本棚に積まれた数千冊の本を前にただ佇む日々が続いています。床を片付けても本棚は既にいっぱい、この本棚にある「以前の整理の際に取っておくと決めた本」に手を付けなければ、これから今年買うであろうグルメものと悪役令嬢ものとポーションものを収めることができません。そう、私は男性向けの「異世界転生してなんかよくわからないスキルで俺つえーする」シンプルな異世界ものにはあまりハマりませんでしたが、女性向けの「異世界転生して悪役令嬢になって婚約破棄するかなんかしてイケメンにちやほやされる」悪役令嬢ものと「異世界転生してなんかポーションを大量に作ってイケメンにちやほやされる」ポーションものはちまちまつまみ食い中です。特に後者は、何故にこの現実世界にある普通のハーブで異世界においてヒットポイントやマジックポイントが回復するポーションが作れるのか、その原理や理由についてまったく誰も一切説明せず考察もされていないところが実に素晴らしいと思うのです。最近身体も徐々に傷んできている身からすれば、セージやタイムやディルやバジルやローズマリーでヒットポイントが回復したり身体の麻痺が治る世界になってほしいと心から願うものです。あ、「異世界転生してなんか聖女になってイケメンにちやほやされる」聖女ものはちょっといまいちなのですが、昨年アニメにもなった「聖女の魔力は万能です」コミカライズ版はポーション枠で大好きです。それにしても、男性向けも女性向けもみんな異世界でスローライフを送りたい人たちばかりで、今の世の中の世知辛さを如実に示している流行ですね。

相変わらずグルメものも買い漁っていますが、つい一昨日か昨日に買った「鍋に弾丸を受けながら」は実によかったですね。初見の本は表紙・裏表紙と帯だけで10秒即決買いが多い私にしては購入に紆余曲折とまでは行きませんが珍しく迷ったのでその経緯を紹介すると、前提として昨今異世界グルメものが本屋にあふれかえっているので本を増やしたくない私としてはこれ以上手を出さないようにしようと思っているところ、この書籍版の表紙を見て女の子がファストフード的な料理を食べ歩くB級グルメものであると判断し、次に帯を見て「危険な場所ほど美味しいものがある」とあったので異世界グルメものと勘違いし、表紙には現実世界の標識があるのになあとかよくわからなくなって一度は見送りまして、翌日本屋に行ったらまだ積んであったので再度手に取って、裏表紙に現実世界の地名が小さく英語で書いてあったのでようやくこれは異世界ものではないと確認して、購入を決めたのでした。基本的に本屋にいるときにスマホで調べず直感で決めるのでこんな面倒なことに。絵柄はちと硬いのですが、たとえばもっと線が細かったり技巧的だったりふわふわだったりしてたら買わなかったかもしれません。現実世界の治安が悪い場所の料理というテーマに合致する絵柄だと思いました。内容も料理の蘊蓄が好きな私に実にマッチしておりまして、特にイタリアン・ビーフ・サンドイッチは、今まであまり料理をしてこなかった私がこの2年間のstay home中に身に着けた自炊スキルをもって、何とか作ってみたい一品です。肉から出た脂にどっぷり突っ込んだパンとかうまいに決まってる。まあこの段落の冒頭URLで見てみてください。ただ、これは治安の悪い場所の体験談なので、将来的なネタ切れがとても心配です。できれば5巻くらいまでは保ってほしい。
あ、4コマ漫画もまだまだ買っています。我らがゆゆ式も12巻。相変わらず素晴らしいゆったり感は健在です。しかしながらもうむやみに本を増やすわけにはいかないので、これからは4コマも絞っていかねばなりません。目が弱い上に仕事でモニタを延々と見続けるのでこれ以上デジタルで読めない自分の身が恨めしい。

しかし、久しぶりなので文章のノリが悪いですね。ここまで書いてきてリズムに欠けているのをひしひしと感じています。今年の目標のもうひとつとして、さすがに1か月に1回くらいは更新するというのを掲げましょうか。ここ数年そう思ってはできていないというか新年の挨拶とコミケの告知しかしてこなかったのですが、次のコミケまでにいろいろと収束する保証はなく、そうなるともう年に1回のこの生存報告しかなくなり、また来年に「生存報告3」と題してこの文章の冒頭をコピペして編集するクソみたいな文章が物されることになってしまいます。このままでは存在意義がなさすぎるので、とりあえずは「弱気MAX令嬢なのに、辣腕婚約者様の賭けに乗ってしまった」のコミカライズ版2巻を待ち侘びつつ、少しずつできることからしていく所存です。今年こそは、またできれば近いうちに。

2021年 1月 15日 (金)

生存報告 [01:04] 
いやあ、まあ一応ね。このご時勢いつ逝ってもおかしくないようなので。10ヶ月振りの更新とかもはや何らの機能もしていないこのサイトですが、生きていることをお伝えすることができるというのはありがたいことです。ちなみに前の更新にあるUの新曲のCDはちっとも出る気配がありません。したがってまだ死ねません。コミケ企業ブースで出ると思っていたんですが、ご存知のとおり2020年にコミケは開催されませんでした。仕方ないねと片付けるには淋しい話ではありますが、仕方ないという言葉には諦めよりも決意を感じさせるという言がある以上、我々はこの状況を、そう諦めではなく決意をもって受け止めるほかないのです。

まあ近況ですか。体重が20kgくらい落ちましたね。それだけ落ちてもデブですけどね。去年の4月、日本いや世界中が未知の脅威に怯え切っていたころ、それとは全く関係ない食中りで完全に身体がやられまして、何も食べられなくなりました。というか動けなくなりました。腎臓が一時すっかり機能しなくなってしまいまして。そこでちょうど出勤しなくてもよくなって、stay homeに物理的に救われた勢ってあんまりいないんじゃないですかね。そして何とか回復してからの1ヶ月間、何か同僚が言うには、どうも私はぶつぶつと「仕事に殺される」とか呟いていたらしい程度の激務が入り、それを機にというわけでもないんでしょうけど、コロナ痩せという言葉があるかどうかは知りませんが、体重が二桁に落ちていった次第。ただこの年末年始で少し戻しつつあるので、何とかしないとこのままでは一抹の不安で棄てられなかった服を引っ張り出して着ることになると、この瞬間もウィスキーを飲みながら途方に暮れている次第です。いやね、あらゆる服がだぶだぶですよ。スーツ夏冬併せて買い換えるのにいくらかかると思ってんねんマジで。

というわけで焼酎に切り替えまして、そろそろ泥酔な感じでこれを書いてお送りしているのですが、BGMは昨日買ったばかりの「ラトゥラトゥ:百火繚乱船」です。いやね、最近BandcampはともかくBeatportやJunoといったクラブ系メインの媒体を通じてしか楽曲を買わないのはどうかと思いまして、Youtuberで有名らしいタケヤキ翔とネット発の作曲家マイキが組んだユニットの1stアルバムを求めてみました。私はロックを余り聴かない上に、Youtuberの動画も見ませんしYoutuberのカルチャーも知りませんが、ただひとりだけ、タケヤキさんの動画だけは見ています。一言で言えば、何というか、これはタケヤキさんの熱烈なファンが見たら怒るかもしれませんが何卒ご寛恕をというところ、関西人のイケメンの兄ちゃんが毒にも薬にもならないことをしている動画です。絶賛で褒めていますよ。ええ、嫌味がないんですよタケヤキさんの動画。彼以外のYoutuberの動画はどうにもいろいろと嫌らしい面が目に映り、日々の仕事に疲れて帰宅して酒をかっ食らうほかない初老のおじさんからすればどうにも見たくないのですが、彼の動画のスタンスは素晴らしい。何の毒も棘もない。今の事務所に移る前の動画には多少の毒があるようですが、まあそれでも他の人より相当にマシだと思っています(あれだ、他のYoutuberのファンに対する、そう何というか免罪符的に言うならば「個人の感想です」ということで)。前々から何度もぐちぐち言っている「いつも頭を使ってくたくたなので漫画で頭を使いたくない」からきらら系四コマを読むというスタンス、この需要と完全に合致するタケヤキさんのチャンネルに全面的に賛同したいところなのですが、老人になりつつある私はyoutubeのアカウントなど持っておりませんので、チャンネル登録をすることができません。タケヤキさんにおかれましては、登録数に貢献することができずまことに申し訳ございません。ていうか彼のチャンネルの話というよりも上で紹介したCDの「百火繚乱船」の話をですね、本日泥酔する前にしようと思って書いているのですが、もはやこの冗長な文章からして手遅れな気がしています。ついでにCDのタイトルは「百『花』繚乱船」ではなく「百『火』繚乱船」なのですが、いずれこの文章の後半に差し掛かると間違えるのではないかと戦々恐々としています。ここから以後は全てC2H6Oのせいですのでこれもご寛恕を。

もとい、上述のとおり私はほとんどロックを聴かないのですが、いろいろと酒と肴をつまみながらこの文章を物して、今この時点ではアルバムの2周目となっております。曲調は、作曲はマイキさんのはずですが、どうもタケヤキさんの動画とシンクロするのでしょうか、非常に、そう、何と言うか毒のない端正な、しかも極めて多芸かつしっかり練られた、きっちりした構成のロック、いや純粋なJ-Rockなら私は聴かないので、J-Rockにクラブミュージックの要素が散りばめられたデジタルロックがこの作品に並んでいます。私がよく聴くのはクラブ系の曲、まあ基本はダブテクノ、アンビエントやエレクトロニカですが、王道のプログレッシブ・ハウス、テック・ハウスもトランスも、ブレイクビーツからドラムンベースやダブステップなどのベースミュージックも、何だかんだもぐもぐと雑食で聴いているので、ロックはわかりませんがクラブ系の曲なら親しみがあります。それが、私がこのアルバムを聴くことができる要因ではないかと思うのです。おそらくは、作曲担当のマイキさんは和風のロック、ここで言う「和風」はJ-Rockの「J」ではなくそれを超えた「和風」のテイストですが、これを基本に置きつつ、デジタルなクラブ系の音を、時にダイレクトに、たとえばダブステップの技法を「百火繚乱船」や「東京アップデート」で使っているように思われますが、そのほかにもいろいろと間接的に、彼の中で消化した上でその音遣いを取り入れて作っているのではないかと。あと、特に「東京アップデート」のプロモ動画を見て思ったのですが、絶妙な音と動画の垢抜けなさが、いや悪口ではないですよ、何かこうイケメンがちょっと古めの歌を歌っている感が、ロックを敬遠する勢でも鑑賞し得る、何とも素晴らしいバランスを見せているような気がするのです。CD内で曲調は異なれど、だいたい一貫したスタイルに聴こえます。逆に言えばいわゆる「突飛なもの」はありません。
というところで、上でリンクを貼ったマイキさんのチャンネルのおすすめで、彼がボカロの曲を作っていることを知りましたので、これから追加の焼酎を注ぎつつ聴いてみます。熟成ものなのでアルコール度数はウィスキー相当の40度です。わー何か再生数多いっすね。300万近くある。

マイキさん作詞作曲のボカロ曲「アンチジョーカー」を聴いてみました。初音ミクはほんと出始めたとき、そう例えるならばボーマス1〜5に皆勤してCDを買い漁った的な、いわば原初の化石みたいな老害でして、今更語る言葉を持ちません。今はこんな凝ったものを作るのだと感服しきりです。ボカロテイストをラトゥラトゥの曲に応用しているのだとすれば、クラブミュージックの要素が入っているのも納得。これは歌詞もマイキさん担当のようですが、多分冒頭のインパクトを重視しているスタイルなんでしょうか、歌詞の一発目「電光石火、春の香りは三年先までばら撒いてった」は非常に、何と言うか印象的です。どういうことを言っているんでしょうかね。全体的に整って、練られておりロジカルな印象を受けました。あと、ラトゥラトゥで作詞を担当しているタケヤキさんもそうですが、時に強引ともいえる韻を踏もうとするところが面白い。

そう、ラトゥラトゥの楽曲の歌詞はタケヤキさん担当だそうですが、その言語感覚は、何と言うか、私が一回り以上年上だからでしょうか、それは時に非常に新鮮で、時に非常に腑に落ちないところがあるのがまた面白い。このCDの曲は間違いなく初老の男性向けに書いていないでしょうから、クラブミュージックに親しみがあるものの若い人の文章には親しみがない私は、音は自然に受け止められるのですが、詞は時に違和感があるという妙な状態にあります。ちなみにCDは3周目に差し掛かり、焼酎の瓶が空きました。どうしよう今日まだ平日だったっけ。ていうかほかに酒あったっけ。
そしてタケヤキさん担当のボーカルですが、ほんとがんばって鍛錬されたハイトーンボイスです。彼の声は、声質ではなく声は、最近とみに人の声を楽器の音であるかのように聴いてしまいえり好みするようになって日常会話で困りつつある私にとって、十分に心地よいものです。しばしばがなるようなスタイルはタケヤキさんが好んで行っているものでしょうか、嫌味はなく、ロックテイストの楽曲にマッチしたもので、うまくまとまっているように感じました。

いやあちょっと酒を買ってきてしまいまして、もう3周目も終盤に差し掛かっております。これはもはや十分にこのCDの元を取ったような気がしております。お勧めの曲は「百火繚乱船」「拝啓、僕を始めました。」「ウタカタ」「東京アップデート」です。純粋な洋楽ロックではなく、ロックを基盤としつつクラブ系テイストと和風テイストを好む人に、端正な楽曲として合致する作品と感じました。wav媒体で次が出たら買います。

とまあ長々と書いてきてしまいましたが、とりあえずは生きています。一時期夢中になっていたダーツは、自宅に設置しておりますのでこれから簡単な運動がてらやりますが、どう考えてもここまで酔っていてターゲットに入るとは思えません。いやね、ダブルほんと難しい。特に3と6と14。頑張るしかないのだけれど。頑張るためにちょっと一杯飲みます。
そうね、ふと思いついたことですが、気が向いたら、そして時間があれば、去年の状況下で全然書けなかった和歌に絡めた文章を、何か掲載できたらと思っています。できれば対面でご覧に入れたいのだけれど、それはもう叶わないことだから。それは東方ではなくオリジナルとなることでしょう。

それでは、またできれば近いうちに。

<追加更新>
今マイキさんのチャンネル見たらちょうど百火繚乱船のトレーラー出てたので掲載。

2020年 3月 2日 (月)

U is back! [00:53] 
U are backではないのです。URLはyoutube、その先にはあの、そうあのジブリール最新作のOP動画が! フロントウイングさん、ほんと待ってた。心から待ってた。前作の戦国天使シリーズタイトル5から9年ぶりですよ。そしてこの手のOP動画でも屈指のクオリティを誇るジブ4からは実に10年。10年て。ああ帰ってきた。とうとう帰ってきたんだ。あ、上で言ってた「あの」とは「触手&陵辱ゲー」を指すのですが、私はゲームの内容は全くわかりません。大変申し訳ないのですがちょっとそのジャンルはどうしても、私怖いのと可哀想なのはたとえゲーム内でもほんと心からダメでして、誤解を怖れずに申し上げますと、こうしてこの話を書く資格など全くないということは重々承知なのですが、ジャンルがどうしてもあれなのでゲームをシリーズ通して1回もやったことが、そもそも1度も起動したことすらありません。ありませんが、毎回このシリーズの主題歌を歌うU嬢、ああこの単語打つの何年ぶりなんだろ、そうU嬢が今回も、ああ今回はDMMとのソシャゲになるのか、最新作「電脳天使ジブリール」の主題歌を歌っておりまして、もうほんと、ほんとしか言えなくなる程度に語彙力が欠乏するほど、大好きです。半月前に上がっていたようですが、そのころは毎日、本当に毎日、この年になるのに朝5時6時帰宅にて疲労困憊というかもう身体はとうに壊れて意識を保っているだけの日々でして、ようやく今週末1日だけ休めたところで見付けた瞬間、部屋の中で一人ふぁーとか言ってしまいましてね。いや恥ずかしいですねひとりでふぁーって言うのはね。もう40も半ばになろうとしている男がふぁーて。というくらいに衝撃のURLをクリックした次の瞬間にモニタからさあっと吹き来る10年前の空気たるや。U嬢テイストに満ち満ちたそよ風が部屋に流れて、私は思わず唇を噛み締めたのです。ああこれだよ。これなんだよ。いやねU嬢、私はあなたのことを片時も、そう言葉の真の意味において片時も、忘れたことはなかった。何なら先週の金曜日にも、もうくたびれ果てて力尽きる直前の書類作成でLittle My Starとthe first the lastを聞きましたよ。それがこんな、あの時の声でまた歌ってくれるとは。ほんとうに待ってた。待っていました。よく戻ってきてくれた。だから、U is backなのです。

さて、私はソシャゲをやると間違いなく重度の課金厨になると自ら確信していますので、一度もやったことがありません。しかしながらこれはどうしたものか。私はwav音源で聞きたい派なのですが、この手のソシャゲの音源はだいたいmp3で発表されるのが常なのでしょうかね。フロントウイングさん、後生ですのでU嬢のこの素晴らしい声を余すことなく堪能するために、最低でもCD媒体でのリリースをお願いします。いやハイレゾであれば最高なのですが、この際wav音質であれば配信でも何でもいいです。サントラとの抱き合わせでも買います。とにかくfull版をお願いします。そしたら初めてのソシャゲとかよくわかりませんがログインしてしまうかもしれません。でも可哀想なのはほんとその。ぐぬぬ。

何かね、今年に入ってから仕事に殺されると思っていたのですが、もう少しだけ生きる理由ができた気がします。full版聞くまで死ねない。これが、希望ってやつか…

2020年 1月 1日 (水)

Black:明けました! [20:50] 
おめでた! って何年振りですかね年明けの挨拶書くの。いやちょうど今仕事に取り掛かる直前でして、何かこうね、勢いをつける的なあれが欲しいわけです。まあほらわたくし年末にお台場でショッピングとしゃれ込んできたわけじゃないですか。今年は2,3,4日目でとかなんか歳末大売出しみたいでいやだわ的なあれですが、とにかく年末は寝正月、いや寝年末、言いにくいなこれ、年末をだらだら過ごすっていう熟語ありませんでしたっけ、ええと詰まるところ29日から31日まですべてコミkショッピングで久し振りのチケtt優待券なし参加ということで寝てる場合ではなく、すごく、それはもうすごく、老骨に鞭打って頑張ったのでした。老骨に鞭打つってフレーズを考えた人は周りからネクロフィリアかつドMの烙印を押された可能性がと思うと感慨深いのですが、くたくたの中本日も今まで初詣に回っておりまして、神田明神様まで回って心が洗われ新年の決意に満ち溢れた後にすぐそこの秋葉原とかいうところで5日目を過ごしましたが、とにかくこの年末年始間違いなく一日1万歩は歩いている気がするほどにいろいろ頑張っているのです。そしてあろうことか休みに入って全く休む暇もなく、コミkショッピングの後にはおとなしく帰宅してショッピングの成果を検分もせずに仕事をしているのです。この頑張りを何としても継続したいと、本日もこれから何とか少しでも仕事をしようと思っております。明日はちょっとまた夜に外出ですが、その前に仕事を片付けておこうと思っております。そして3,4,5日と全て出社すれば、どうでしょう、完璧にいい感じで休み明けを迎えられるのではないか、と思うのです。あれ、休み明けって何だっけ?
以上、そこそこ勢いがついた文章量というところですが、あいにく私昨年からかなり厳しい腱鞘炎を発症しており、こうして書いているだけで右手が熱を持って動かなくなっていきます。そして本日もう限界を迎えたような気がします。ああこれも年末ずっと手を休めずにリスト作rタイピングしていたから… 仕方ないので本日は資料の読み込みをすることに、ああでもこの老眼だと夜は辛いし、下を向きすぎると首のヘルニアが…

今年の抱負は、とりあえず身体を何とかするということでどうでしょうか。

2019年 4月 17日 (水)

ノートルダム大聖堂火災 時事ドットコム [01:38] 
『フランスのパリ中心部にある観光名所のノートルダム大聖堂で15日午後6時50分(日本時間16日午前1時50分)ごろ、大規模な火災が発生し、屋根の3分の2と尖塔(せんとう)が焼け落ちた』
もうご存知の方も多いことでしょう。世界遺産ノートルダム大聖堂の炎上、尖塔が炎に包まれて崩れ倒れていく様に「あ、あ、あ…」と呟くことしかできず、夕暮れに染まりゆくパリ市街に煙を吐き続ける大聖堂の姿は、キリスト教徒ではなく、またパリ市民でもない私ですら胸が締め付けられる痛ましさでした。まだ亡くなった方の報道はないようで、また奇跡的にも
『正面の2基の塔と、大聖堂の柱やアーチなどの内部構造は無事だった。大聖堂の広報担当者によると、12〜13世紀に制作された「バラ窓」と呼ばれる3枚のステンドグラスも焼失を免れた。パイプオルガンに火は届かなかったものの、放水の影響で多少傷んだ可能性はあるという』
未だに中世の部品を残す巨大パイプオルガンは無事そうで、また
『イエス・キリストが磔刑(たっけい)に処される際にかぶっていたとされる「いばらの冠」や、国王ルイ9世(聖ルイ)が着ていたとされる服など重要な文化財は「夜のうちにパリ市庁舎に運ばれた」と説明』
重要な文化遺産である「いばらの冠」と「チュニック」も無事だそうで、不幸中の幸いというところでしょうか。修復には数十年かかるとのことで、フランスの富豪が早くも巨額の寄付を表明しているようです。
文化財の焼失は残念ながら宿命のようなもの。日本では、余りに、余りに痛烈な「法隆寺金堂壁画焼失」、そしてその翌年に三島由紀夫で有名な「金閣寺放火」が立て続けに起こっています。イギリスのウィンザー城火災は忘れがたい記憶。昨年には世界遺産チベットのトゥルナン寺が炎上しています。上で挙げた3つの火災、そして今回のノートルダム火災はいずれも人間の故意または過失による人為的なもの。戦火による文化財の焼失は言うに及ばず。人の作るものは人により壊されるのでしょうか。

この件に関するニュースを色々集めていましたら、その中にパリ市民が炎上するノートルダム大聖堂を見詰めて「Ave Maria」を歌っている動画がありました。Notre-Dameとは「我らが貴婦人」つまりキリスト教の聖母マリアのことを指します。私は、この動画を見たときに何か表しがたい感情を抱いたので、新年の挨拶すら済ませていないこのウェブサイトを更新しようと思ったのです。上のリンク先で歌われている「Ave Maria」つまりフランス語で「Je vous salue, Marie」のメロディは日本人には聴き慣れないものでしょうが、グレゴリオ聖歌でもなく、また日本人によく知られているデ・プレでもシューベルトでもグノーでもカッチーニでもフォーレでもなく、こちらフランスのカトリック教会関係の動画にある曲で、Jean-Baptiste du Jonchay(Frère Jean-Baptiste de la Sainte-Famille)という修道士の方の作曲によるものです。フランスの多くの教会で歌われているもののようです。
キリスト教徒でもパリ市民でもない私がこの動画を見てこんな動揺と喪失感を抱くのはなぜなのか。この記事をうまく締めることはおそらくできないでしょう。何を表したいのかわからないまま私はこうして記事を書いてきて、そして今ここで記事を終わりにするのです。ただ、燃える大聖堂を見詰めながらAve Mariaを歌うパリ市民の姿が、どうしようもなく焼き付いているのです。

Mes pensées et mes prières sincères vous accompagnent.

2018年 12月 30日 (日)

C95御礼 [18:21] 
寒波に負けず当サイトブースにおいでくださった皆さま、本当にありがとうございました。今年は去年のガス欠の失敗を繰り返すまいと補給体制を万全に整え、かなり体力を維持することができました。また、人手も多くおかげさまで盛況でして、ゴトウさんの5連泊による渾身の筆が報われたものでありました。厚く御礼申し上げます。何とBlackと握手までしてくださった方までいらっしゃいまして、いやあ何も気の利いた返しが出来なくてキョドってしまいました。いつも当サイトをご覧くださいまして重ね重ねありがとうございます。来年こそは、と毎年書いているような気がしますが、もう少しまともに更新したいと思います。。。
今回は初日単独行にてufotable、ANIPLEXと地獄を潜り抜け、2日目サークル参加と来て明日3日目もがんばってみるつもりです。フル参戦は久し振りですかね。今日は何とかして寝ないといけません。だから今日買った本読んじゃダメだ。ダメだったら。わかったなあああまた明日会場で会いましょう。



>> Home    >> Top    >> News HeadLines!!    >> Diary & Info.

〜 Diary & Info. 〜

_
BlackAsh イギリス、EU離脱へ(後編) 2016/06/25 20:57
日々の戯言 イギリスのEU離脱問題について雑駁ですが解説を加えます。前後編構成。
前編は「今回のイギリスのEU離脱選挙の状況」を解説します。
後編は「イギリスのEU離脱が日本に与える影響」を解説します。
こちらは当サイト記事「イギリス、EU離脱へ(前編)」の続き、後編です。イギリスのEU離脱に関して「今回のイギリスのEU離脱選挙の状況」を中心に解説した前編の後にお読みください。

前編の最後に書きましたとおり、当サイトの記事投稿システムに文字数制限が存在したということをサイト運営15年目にして初めて知ったわけです。個人的には、これだけでもこの記事を長々と書き続けてきた意義があったと言えますね。

さて、2016年6月23日(日本時間24日未明)に行われた「EU離脱の是非」を問うイギリスの国民投票で離脱派が多数を得て、このたびイギリスはEUから離脱するということになったのですが、これで何で日本がこんなひどいことになったの、というところですね。こちらは短期的な影響と長期的な影響に分けられますが、長期的な影響はまだまだ予測しにくいのでひとまず短期的な、つまりは金曜日に起こったことの解説です。

<イギリスがEUから離脱することによる日本への短期的な影響>
これは極めてシンプルで、難しいことはありません。かつての「大英帝国」の栄光は霞み、国力も衰えつつはありますが、依然としてイギリスはEU加盟国内で第2位のGDPを誇る強国です。これがEUから離脱したらどうなるか。当然EUの力が落ちます。そして当然、EUという経済共同体に属していたイギリスも、EUという後ろ盾を失うわけですから単純に考えて力が落ちます。つまり、EUの通貨ユーロ、そしてイギリスの通貨ポンドの両方の力が落ちます。
普通こういう「大事件が起こりそうな時」には、それなりの予想を立ててリスクをできるだけ回避するため事前に対策を打つものですが、今回のイギリス国民選挙の結果は情勢が拮抗していてどうなるかわからず、特に直前に「残留派優勢」のほうが流れていたこともあり、正直な話、投資家の間では「何だかんだで残留するんじゃないか」と考えていた人も多かったようです。ある種の油断がそこにありました。
そこにこの青天の霹靂、上記のように力が落ちる通貨に投資していた人は、慌ててそのカネをほかに振り向けようとします。世界中を見渡してほかに投資対象となり得る通貨は、基軸通貨としてその地位が確立しているドルと円しかありません。アメリカはイギリスと地理的にも経済的にも関係が密接。そこで、消去法的に「円への逃避」が勃発し、円が買われて円高に陥ったのです。これは一種のパニックであり、離脱ヤバイポンドユーロ売れというシンプルな図式です。

そして、EUとイギリスの力が落ちるということは、ヨーロッパの経済が先行き不透明になるということを意味します。実際に国民選挙前には、特に残留派から「イギリスがEUを離脱するとこれだけの国力低下と景気低迷に陥る」などの脅迫にも似た試算が盛んに喧伝されていました。イギリス財務省の試算によれば「イギリスがEUを離脱すると控えめに見ても52万人が失職、GDPも3.6%近く低下する。より深刻な見方をすれば最大で82万人が失職し、GDPは最大で6%低下する」と発表していました。また、EUにおいてもイギリスの離脱による影響は甚大です。EUのGDPは17%も落ち込み、イギリスが国力に応じてEUに拠出していた予算として1兆2000億円、実にEU予算の12%が失われるということです。チャイナ・リスクの不安が払拭しきれていない中、イギリスのEU離脱というリスクに世界経済が耐え切れるか。世界はこれが現実化するということに大きく動揺しました。
加えて日本に限って言えば、対イギリスへの投資額が地味に大きいという状況があります。JETRO対外直接投資統計によれば、2015年度の日本の対イギリス直接投資額は約1兆7000億円、対アメリカに次いで第2位という巨額な投資が行われています。また、帝国データバンクがこのたびのイギリスEU離脱という選挙結果を受けて緊急に集計した「イギリス進出日本企業数(pdf)」によれば、この6月時点で1,380社が日本からイギリスに進出しています。EU経済圏で活動するための窓口としてイギリスが選択されているのです。これが、イギリスのEU離脱により戦略の練り直しを余儀なくされるのです。
そしてさらに、日本は現在アベノミクスの下でやや円安気味に為替相場を持っていこうとしていますが、上記のとおり一気に円高に振れました。日本は輸出が盛んですが、円の価値が上がると日本製品の値段も上がり輸出に不利なのは当然の理です。

これらの「イギリスのEU離脱が日本に与える影響」に株式市場は敏感に反応し、日経平均や海外への輸出を軸にする企業の株価が軒並み大幅に下落したのです。これが、金曜日に起こったことの簡単な解説です。
この傾向はしばらく、少なくとも2、3週間は継続するだろうと思われます。いくら日本政府と日銀が為替相場の安定を図る対抗策を打ち出したとしても、そう簡単に落ち着くものではありません。全世界の株式為替が上記と類似した乱調を呈することは間違いなく、市場の混乱は短期的に継続することでしょう。底を打ったと見てちょいちょいと対抗的な戻しは入ることでしょうが、二番底三番底があると見てよいでしょう。

そして市場の混乱がひととおり収まった時、日本も含めた世界は改めてイギリスのEU離脱が引き起こす問題に直面することとなるのです。

<イギリスがEUから離脱することによる日本への長期的な影響>
これは正直予想がつきません。これを予想しろというのは酷な話と言わせてください。今全世界のアナリストたちが、正真正銘のプロフェッショナルな人たちが一生懸命これを分析している最中です。きっともうしばらくしたらそれなりの見通しが付いてくることと思われます。
しかしながら、今後主要な問題点として何が生じてそれがどのようになるか、その要因の箇条書きくらいならば、今の私でもできると思います。まだたった200か300そこらの断片的な情報にしか当たっていない中ではありますが、ざっと検討してみましょう。

1. 離脱の方法
そもそも、と言っては何ですが、このイギリスのEU離脱の選挙結果は、イギリス国内で法的な拘束力はないとされているそうです。したがって、この選挙結果に逆らって、イギリス政府がEUから離脱しないという選択も可能といえば可能です。ただ、それは間違いなくイギリス国民が許さないでしょう。既に、残留を主張してきた英キャメロン首相は10月での辞任を表明しました。新しい首相と内閣がEU離脱の手続を行うべき、とする判断です。その後任は、上記のページにも紹介されている離脱派の首魁である前ロンドン市長ボリス・ジョンソンが最有力でしょう。このイギリスのEU離脱問題には、政治的な思惑と駆け引きも色濃く絡んでいました。紙幅を費やして述べることはしませんが、ジョンソン前ロンドン市長が次期首相とも目されていたところ、彼よりも若い、キャメロン政権下で辣腕を発揮したオズボーン財務相がキャメロンの後任とされる流れが作られつつありました。その状況の一発逆転を図るべく、キャメロン首相が前回の総選挙においてどうしても単独政権を打ち立てたいがために公約として掲げたこの「EU離脱を問う国民投票」、そう、政権がコントロールすることのできない国民投票などという危険な手段を安易に選択したキャメロン首相の「ミス」を、ジョンソン前ロンドン市長が確実に咎めたという図式が当てはまるのです。

さて、やや話がそれました。イギリスはこれからEUを離脱する方向で進んでいくことになりますが、イギリスがEUから離脱する、と言っても、実は「どのように離脱するか」はまだ決まっていません。何せEUから加盟国が脱退した先例はなく、ただ唯一、1985年に、EUの前身であるECからデンマーク領グリーンランドが(デンマークから自治権を獲得した際に)脱退した例、つまり加盟国の一部地域の脱退という例があるくらいです。EU条約第50条にEUからの離脱に関する条文はありますが、脱退通告をして2年間協議しましょう、とあるのみで、どう離脱するかの規定は他にありません。
したがって、EUからの離脱の形式は決まっておらず、そうであるならば、我々が今単純に想像している「完全離脱」つまりEUとイギリスは完全に別の国家として位置付けられる方法のほかにも、EUとEU非加盟周辺国との関係として、つまり「イギリスが将来EUを離脱した時にEUとの間で取り得る関係」として、「ノルウェー・アイスランド・リヒテンシュタイン形式」と「スイス形式」というものがあり得るのです。
ノルウェー、アイスランドそしてリヒテンシュタインはEU非加盟国ですが、ざっくり言えば「欧州経済領域(EEA)」に加入しています。そのために必要な手続は「欧州経済領域協定」への調印です。このEEA内では、基本的に人、商品、サービス、資本の移動の自由が認められます。つまり、イギリスがEUを脱退してもEEAに加入すれば、EUに所属していた時と同様に、人やモノ、カネについては単一市場として取り扱うことができるのです。
また、スイスはEUにもEEAにも加入していませんが、代わりにEFTA(欧州自由貿易連合)に加盟しています。EFTAとは、EU非加盟国がヨーロッパ市場での交易を発展させるため他ならぬイギリスが音頭を取って作り上げた貿易共同体です。加盟国はその後次々とEUに加盟していったのでみんなEUの方に移り、今は上で挙げたノルウェー、アイスランド、リヒテンシュタインそしてスイスしか加盟国がいません。これによれば、EFTA加盟国はEUの一定の市場において単一市場としての取扱を受けることができるとされています。
上記のうち、移民問題が今回の背景にある以上、イギリス新政権としては、人的移動が自由とされているEEAに加入するという選択をすることはなさそうです。EFTAに加盟するか、それともそれ以外の方法でEUとの関係を構築するか、これは全く将来のイギリス新政権とEUとの交渉によるところとなります。この交渉の結果は、今後の世界情勢に大きな影響を与えることとなるでしょう。

2. 他のEU加盟国の動向
イギリスがこうしてEUを離脱する決断をしたということで、イギリスと同じような問題にあえぐ国、つまり「EU圏内で移民をたくさん受け入れている国=比較的豊かな国」が同様にEUを離脱する機運を見せる可能性があります。EU離脱ドミノとでも言いましょうか。これが生じるとEUはガタガタとなり、ヨーロッパどころか全世界経済に深刻な影響が生じることでしょう。
このイギリスのEU離脱は、一種のポピュリズムの発露として受け止められることがあります。即ち「自国の権利を取り戻せ」「強い自国の復権」という論調です。皆様は既にこの主張を耳にしたことがあるでしょう。現在アメリカ大統領選挙で大旋風を巻き起こしているドナルド・トランプの「アメリカの名誉ある孤立」的なアジテーションです。イギリスでも残留派が離脱派特にボリス・ジョンソンを評して「髪型のましなトランプ」と批判するなど、トランプと離脱派の類似性を指摘していました。そして離脱派が勝利したわけですから、保守右翼一派にこのイギリスの選挙結果は心地よく響きます。EUで豊かな国の筆頭であるドイツやフランスでは昨今極右政党が力を増してきておりまして、この結果を受けて自国でも国民投票の実施をと呼びかけているのです。やはり焦点は極右政党として移民排斥を主題に挙げているようですね。
しかしながら、私個人の意見としては、イギリス以外の国、特にドイツやフランス、イタリア、オランダといったところがEUを離脱することにはならないと踏んでいます。ドイツやフランスはこれでEUのメリット、通貨安のユーロから生じる輸出産業の利益を大きく享受し得る立場にあります。さらに言えば、イギリスはEUに属してはいましたが通貨はEUの単一通貨であるユーロを導入せずにポンドのままでした。だからこそ離脱という選択肢を取り得たとも言い得るわけで、自国通貨をユーロとしている国がEUを離脱しようとすると、自国通貨の再構築から始めなければならないわけで、これは大変なコストがかかることでしょう。
ただ、上述したとおり、EU加盟国において国民投票という手段が実現した場合、この分析は当てはまりません。今回のイギリスでの結果を見るまでもなく、そして見ればますます、国民というものは現実的な判断からは無縁の存在であり、自らの身の回りのことのみに腐心する存在だからです。

3. 関税障壁
イギリスがEUを離脱すると、今までEUの単一経済圏としてEU加盟国との取引にはかからなかった関税が新たに生じることとなります。これがイギリスやEUの障壁となり、イギリスの低迷に繋がるのではないかと考えられています。
これもイギリスとEUの交渉次第ではありますが、正直に漠然とした予想ではありますが、そこまで大きな関税が設定されるとは思えません。EUにとっても、イギリス経済が深刻な低迷に陥るのは長期的に見て損失です。イギリスが離脱したことを受けてEU離脱ドミノが生じないように、離脱した国に対して懲罰的な態度を取るかどうか、これは現在EU首脳がいろいろと考えているところでありましょう。しかしながら、結局最後はお互いのダメージを軽減させるために、そこそこの話で収まるのではないかと勝手に予想しています。

4. ロンドンの地位
ロンドンは世界の金融センターとして現在確固たる地位を確立しています。しかしそれは、EU圏内においてある国でライセンスを取得すればそれがパスポート的なものとなりEUの他の国でも自由に営業ができることに拠って立ちます。即ち、イギリスのEU離脱により、ロンドンに進出している世界の金融機関がEUにおける窓口を失うので、改めてEU加盟国内に拠点を作りにいくことにより、ロンドンの地位が低下してしまうという不安要素があります。選挙結果が出る前ではありますが、金融機関はイギリスのEU離脱に慎重なスタンスであり、欧州最大の銀行HSBCは「イギリスがEUから離脱したらロンドンの主要業務がパリに移るだろう」と述べ、世界最大の投資銀行ゴールドマン・サックスの幹部は「イギリスのEU離脱により時間とともに銀行がロンドンからいなくなる」と述べています。それはロンドンが金融センターとして機能しなくなるということであり、イギリスの主要な産業である金融業が立ち行かなくなるということを意味するのです。
確かにライセンスがこのまま維持されるとは思えませんので、ロンドンに拠点のある金融機関はEU加盟国の主要都市、たとえばパリやフランクフルトに拠点を作り直すこととなるでしょう。それでロンドンに閑古鳥が鳴くことになるか、これはイギリスの対策次第です。従来のタックスヘイブン的な優位性をより強くアピールしていくなど、対策はそれなりにあるでしょう。
ただ、そもそもEUに加盟していなければ金融センターとしての役割が果たせないかというと、じゃあスイスはどうなんだという具体的な例があります。また、金融センターとしての地位は、単にある一定地域の窓口となれることだけではなく、その場所で金融のプロたちが積み重ねてきたノウハウというものがあると思うのです。ロンドンは伝統的に世界の金融の中心であり続けました。そこで培われてきた金融技術と人脈は、一朝一夕に消えてなくなるものではないでしょう。

結局どうなるの、というところですが、リーマン・ショックの衝撃まで行くかと問われれば、そこまではいかないんじゃないかな、と思っています。上記は楽観的な見方を強調していますが、こんなことは既にイギリスとEUの両首脳はとっくに考えていることです。この結果を生じさせたのはイギリスにおける「国民の意思」ですが、繰り返しになりますが、国民というものは古来いちいちこんな「現実的なこと」をつらつらと考えるものではありません。私個人としても、日本国民としてこんなことを日ごろから考えているわけではありません。そう、一日本国民としては、遠いイギリスのことよりも、むしろ足元の参院選についてどうしようかと考えるべきなのでしょうが、民、民、えーと民なんとか党とかいう人たちの言っていることは「そんで?」としか言いようがなくよくわかりません。なべて国民というものは自国のことを詳らかに分析して考えることをしないのであり、それはイギリスにあっても同じなのではないかと、今回のこの結果を概観して改めて思ったのです。

以上長々と、イギリスのEU離脱に関して雑駁ではありますがまとめてみました。一日以内に超特急で物したので、正直腱鞘炎の悪化どころか左手までやられてきました。ワードにしてまるまる9ページとか、もうこんな長い記事を書くのはこりごりです。今日はこれからゆっくりとイングランドの伝統ハロッズの紅茶を嗜んで休憩し、深夜になったらスコットランドのウィスキーを舐め、えーとウェールズと北アイルランドの名産品がネギとジャガイモしか思いつかなかったのでひとまとめにしてケルト神話でも手にして、イギリスのこれからに思いを馳せることとします。


>> Home    >> Top    >> News HeadLines!!    >> Diary & Info.
_
BlackAsh イギリス、EU離脱へ(前編) 2016/06/25 20:48
日々の戯言 イギリスのEU離脱問題について雑駁ですが解説を加えます。前後編構成。
前編は「今回のイギリスのEU離脱選挙の状況」を解説します。
後編は「イギリスのEU離脱が日本に与える影響」を解説します。
全世界を震撼させたニュース、と言っても過言ではないでしょう。2016年6月23日(日本時間24日未明)に行われた「EU離脱の是非」を問うイギリスの国民投票で離脱派が多数を得て、イギリスのEU離脱がにわかに現実味を帯びてきました。
開票100%の結果は、イギリスBBC国民投票速報によれば

離脱:17,410,742票(51.9%)
残留:16,141,241票(48.1%)


と、わずか130万票ほどの差。投票率は無効票を除いて72.2%、事前には80%近くと予想されていたようですから、予測を下回ったと言えます。当日のロンドンを含むイギリス南東部、これは事前調査によればEU残留派が多い地域なのですが、かなりの悪天候だった産経新聞)ようで、
『南東部などは23日にかけて悪天候となり、ロンドン市内では大雨で河川の水があふれ、道路が冠水するなどの被害が出た。』
土砂降りの大雨の中、残留派の選挙への出足が鈍ったという可能性もありますね。ただ、UK Political Infoというウェブサイトによれば、2001年以後のイギリス総選挙の投票率は軒並み70%を切っていたようですので、今回は高投票率と言えましょう。つまり、離脱派の勝利に文句が付けにくいということになります。

この結果により、冒頭に記したとおりまさに世界は震撼しました。まずは当日最も早く日が昇った日本の金融・為替市場において。
日経平均株価は24日の終値が14,952円02銭、前日比で1,286円33銭、実に7.9%の安値を付けました。下落率は実に16年ぶり、あの東日本大震災直後の11%下げ以来の数字です。10時過ぎから雲行きが怪しくなってきて、11時過ぎには揺らぎ始め、11時40分ころにBBCが離脱派勝利の速報を流した瞬間に堰を切ったように暴落、ちょいちょい買戻しが入るも流れに抗することなどできませんでしたね。下がりに下がって日経平均先物にサーキット・ブレイカー(取引一時停止)が入るなど、荒れに荒れた相場でした。市場関係者は、何だかんだで残留すると読んでいたようです。
円も急騰、106円あたりから金曜日のわずか3時間で一時99円台まで暴騰しました。1日で7円の値動き、変動率は史上最大です。
そしてこの記事を書いている今現在円は102円台、ユーロそしてポンドが雪崩を起こしています。金曜日にはドイツ株が一時10%程度の下落、ロンドン株が一時8%の下落、まさに阿鼻叫喚でしたね。

さて、いったい何が起こっているのか、ということですよね。しかしながら、これをひとつひとつまともに書き起こしますと私の腱鞘炎の悪化が避けられません。このイギリス国民選挙の背景つまり「なぜEUとイギリスは対立しているのか」の説明として、困った時のとりあえず感満載のWikipedia大先生を挙げ、これを補足して、以下Wikipediaによらない論点表と対立点を箇条書きでわかりやすくまとめます。

<離脱派と残留派の論点>
1. 移民問題
これが最も取り沙汰される論点です。EU域内は「人、モノ、サービスの移動が自由」という原則に支配されています。ざっくり言えばEU域内には国境がないようなものですね。したがって、EU加盟国のうち貧しい国の人々はこぞって豊かな国に移り、移民先で稼いで自国に送金するという働き方をします。この貧しい移民が目指す国がイギリスとドイツです。たとえばルーマニアやブルガリアとイギリスとの賃金格差は、イギリスでの最低賃金で働いたとしても実に5倍、下手すれば10倍くらい稼げるかもしれないそうです。しかもイギリスの社会保障は他のEU加盟国よりも手厚く、それが移民にも適用されるのです。移民でも無償で医療と教育が受けられてしまうのです。そりゃあ移民しますよね。この二国だけからでも年に5万人くらい来ますよね。
そして、より深刻なのが「EU域外からの難民」です。ドイツでシリアからの難民を含めた難民受け入れ問題が論じられるようになって久しいところですが、アフリカからはるばるとフランスまでやってきた域外難民は、社会保障がより手厚いイギリスに密入国を試みます。これが極めて厳しい状況を生み出しているのです。こうしてイギリスはEU域外からも含めて年に30万人ほどの移民を受け入れる移民の国となり、自国民が受けるはずの社会保障の恩恵が移民によって薄められていきます。その社会保障費はイギリス国民の税金によって運営されているのに。
これに対してイギリス政府も真剣に対抗するようになり、せめてEU域外からの移民は止める必要があるとして、イギリスのドーバー海峡を臨むフランス北部の港町カレーの難民キャンプ、ここの審査を厳しくすることにより、EU域外からの移民がイギリスに流入することがないようフランスと交渉しているのです。
そして、将来もしかしたらトルコがEUに加盟するかもしれないという状況が問題をよりクローズアップさせています。トルコはEU加盟国と比較すると貧しい国にカテゴライズされます。加盟したら間違いなくトルコそしてその隣国であるシリアからさらに大量の移民がイギリスとドイツにやってくる。この漠然とした不安が、離脱派の大きな波を巻き起こしたのです。

離脱派:移民を止めるためにはEU離脱しかない。
残留派:離脱するとフランスのカレーでやろうとしている国境管理がイギリス本土に移るのでむしろ移民の存在が身近になる。

2.雇用問題
上記のように移民が流入すれば、当然イギリス国内の仕事はイギリス国民と移民との奪い合いとなります。移民は元が低賃金ですから、多少安くても(自分の国の賃金よりずっとマシなので)何でもやります。ただ、移民は資格業など手に職系の仕事ではなく、単純労働系しかこなせないので、特に低賃金労働について移民の進出が見られるところです。いわゆるブルーカラー系労働者と真っ向から対立します。

離脱派:移民から雇用を守れ。EU関係の雇用がなくなったとしても、たとえば英連邦所属のタックスヘイブンを使って投資業を発展させるなど、方法は他にもある。
残留派:EUと関連する雇用が相当量あるので離脱は悲劇を招く。特に金融市場でロンドンが孤立すると大量の雇用が失われる。

3. 法律問題
EU法はEU加盟国の法令よりも優先して適用されます。権利章典の国イギリスは、法律というものを自ら発展させてきた自負があるのです。そして、EUで加盟国が頭を突き合わせて協議していると、必要な法律が遅々として制定されず、また加盟各国の強烈なロビー活動により他国にマッチしない内容のEU法が出来上がることもあります。

離脱派:イギリスの法律を、イギリスの裁判権を取り戻せ。
残留派:イギリスから率先してEU法を作っていけばよいことだ。

4. 主権問題
そもそもイギリスがEUに加盟する時も問題となりました、いわゆる「欧州懐疑主義」の問題です。EUが加盟各国の政策までコントロールし得ることから根強く言われている問題です。特にEU設立の基礎となるローマ条約における「ever closer union(限りなく連合体に近い)」という表現が取り沙汰されています。要は、EUに対する不満を「主権はEUではなく国にあるのだ」という表現で示すのです。
しかしながら、残留派の英キャメロン首相は、昨年EU改革案として発表した声明の中で、この「ever closer union」のイギリスに対する適用除外をEUに対して主張しました。EUと距離を置こうとするイギリスの姿勢は、昨年11月に発表されたみずほ総合研究所のレポート「明かされた英国の「Wish List」 無視し得ない英国のEU離脱リスク(pdf)」に示されています。

離脱派:これ以上EUが「ever closer union」となることを求めるならば、もうイギリスはそれに付き合うことはない。イギリスの主権を取り戻せ。
残留派:狭隘な「小英国主義者」はイギリスを滅ぼす。このグローバルな時代、経済的に豊かになりたければ国家は皆closerになる必要がある。キャメロン首相のEUに対するWish Listは実現するはずだ。

5. 貿易問題
離脱派:中国やインドなど新興国との交易をもっと増やすべきだ。EUからの離脱は貿易の多様化を目指すために必要だ。
残留派:EU諸国への輸出はイギリスの輸出量の44%を占める。EUからの離脱はEU諸国との間に関税障壁を生じさせることとなり、逆効果だ。

6. 金融問題
離脱派:イギリスは税金が比較的安い(法人にかかる法人税実効税率はドイツ、フランスよりも安く20%。これが今後さらに18%まで下げられる。)ので、イギリスがEUから離脱しても金融機関が逃げ出すことはない。
残留派:EU域内で金融ライセンスや決済システムが共通であり、EUに属していることこそが世界の金融センターたるロンドンの強みだ。EUから離脱すると金融機関はロンドンから逃げ出してしまう。

<離脱派と残留派の傾向>
離脱派:都市部以外の地方在住者、高齢者、労働者階級
残留派:都市部ホワイトカラー、若者、知識層・経営者

田舎の高齢者は「移民のいない静かな生活」を望み、また「大英帝国よもう一度」とシンプルに古き良きイギリスを思い描く傾向にあるようです。また、労働者階級は移民と雇用を争う最前線に立つわけですから、目先の生活が一番大事なのは当然で、自分たちのライバルである移民がこれ以上来ないようEU離脱を主張します。
これに対して、ロンドンを含む都市部の知識層は、EU離脱のデメリットをそれなりに知っていることから、安易に離脱することはできないと考えがちのようです。また、若者たち、つまりEU加盟後に生まれた世代は子供のころから移民に慣れており移民問題にそこまで抵抗がありません。

イギリスは4つの主要な国つまりイングランド、スコットランド、ウェールズそして北アイルランドが集まった連合王国であることはご存知でしょうが、その地域ごとに見てみると、BBCの各地方の集計結果「Find Local Result」にあるとおり、イングランドとウェールズは離脱派優位、対してスコットランドと北アイルランドは残留派が圧倒しました。結構きれいに分かれていますよねこれ。上記ページの地図、左側の島がアイルランドですのでその北側一部の黄色残留優勢部分が北アイルランド、イギリス本島の北側まっ黄色残留一色の地域がスコットランドです。さらに言えばイングランドの南東側、黄色い残留部分がちらほらとあるところのうちのひとつがロンドンです(選挙区が30くらいあるのでロンドンで検索してもCity of Londonいわゆる「シティ」しか出てきませんが)。
ざっくりと分析すれば、北アイルランドは「EUを離脱するとEU加盟国である隣のアイルランドとの関係が疎遠になってしまう」という理由で、そしてスコットランドは「EUに属したまま、つまり関税がないままで北海油田の利権を享受したい」という理由で、ともに残留支持でした。特にスコットランドの「北海油田」という理由は特別なもので、これもご存知スコットランド独立運動の機運があり、先の2014年に行われた住民投票で「賛成45%、反対55%」というこれも結構ぎりぎりで独立が否決されたことは記憶に新しいところです。北海油田はスコットランドが独立すればスコットランドがその利権の一部を単独でものにすることができる位置にあります。しかしながら、現在北海油田の利益はイギリス政府に全て握られているのです。スコットランドの独立運動の主要な理由のひとつとして挙げられるところであり、今回のイギリスEU離脱の結果を受けて、早速スコットランド政府は「再度独立の住民投票を」という声明を出しています。つまり独立した上で北海油田の権益の一部を確保してEUに留まりたいということです。このスコットランド情勢も今後注目していかなければならないところですね。

以上、かいつまんでの説明なので雑なところもありますが、イギリスのEU離脱の背景でした。
ちょっと投稿文字数が何とかという警告が出ておりまして、まさかまさかの前後編、後編は「イギリスのEU離脱が日本に与える影響」を中心に検討していきます。

(後編に続く)


>> Home    >> Top    >> News HeadLines!!    >> Diary & Info.
_
BlackAsh C87告知 2014/12/28 18:32
日々の戯言 アキレス腱痛めました^^
今年はどうも年末っぽい感じがしないと思うのですが、皆さまいかがでしょうか。忘年会は減って、クリスマスもあっさり過ぎ去ってしまい、正直この12月に年末らしいことをほとんどしていない。そんな中否が応にも年末感を感じさせるこの冬コミ、本日1日目から帰宅しました。四コマから来春アニメ化のレーカン!のドラム缶を持って歩いている人がほとんどいなくて何か少し悲しくなってしまいました。ていうかあれ持って企業ブースの人混みは無理でした。
さてこれから明日の用意をして、仕事を投げて、そして早く寝ないとこの熱を持ったアキレス腱が爆発しそうです。いやほんとまさかこのタイミングで痛めるとは… 正直歩くのがかなりきついのですが、何とかブースまでは辿り着いて、後はタバコは我慢して、トイレは… ここで会場で敢えてのボトラー爆誕なるか…!

東方春歌集

表紙 見本 

2日目(12月29日)東ソ25bにて頒布(50部くらい)
予定頒布価格:300円

既刊の和歌系『東方恋歌集弐』『東方恋歌集参』『東方恋歌読本』『東方季歌集』『東方哀歌集』『東方恋歌読本弐』『東方景歌集』、漢詩『東方山水集』、絵本『東方童話 〜 みこのすてきないちにち』そしてマザーグース『東方MOTHERGOOSE』も各10部弱を持込予定。量だけは古株的サークルになってまいりました。なお、『東方艶歌集』はこれから在庫を調べますが、確かもうなかったはず。あったとしても極小部ですので、ご了承くださいませ。

先の更新で紀女郎のネタを書き連ねましたが、これでもしかして会場限定本いけるかと思ってちょっと頑張ってみました。みましたが、これは本格的に万葉集の研究をしないときっちり結論を導き出せないと考え無念の断念。1冊本書けそうな漢字にまで膨らんでしまいましてね… 会場では、「紀女郎だけなぜ万葉集に本名が残っているのか」というテーマについて、現時点での私Blackの考えを断片的にではありますが説明できるほどの詰め込みはしました。もしお時間がありましたらお声掛けをいただければ、可能な限りでお話ができるかもしれません。そんなだるい説明は聞きたくないという方でもとりあえず会場までいらっしゃってビッグサイトでBlackと握手!


>> Home    >> Top    >> News HeadLines!!    >> Diary & Info.

MailTo:BlackAsh Admin
© 2001-2003, BlackAsh, All rights reserved
Since 01/08/26 Printed in Japan