Brandy


  -グラスの華-
001.Brandyとは?
002.Cognac


001.Brandyとは?

ブランデーとはフルーツを原料とする蒸留酒の総称ですが、普通ブドウを原料とするものを指しています。ブドウ以外のフルーツを 原料とするものには、それぞれ呼び名でがついていたりします。例えば、リンゴを原料としたカルバドスやアップル・ジャック、 サクランボを原料としたキルシュヴァッサーなどがそれらです。
ブランデー用のブドウは、糖分が少なく酸味が強い品種を使用するようです。フランスでは、サン・テミリオン、フォル・ブランシュ、 コロンバールなどが使用されています。 ブランデー用のブドウにはたくさんの品種があり、まず原料となるブドウの品種はブランデーの個性を決定する一要因です。
蒸留したばかりのブランデーの原酒には色はついていません。ブランデーを熟成させるには、フレンチ・オークが適しているようですが、 この樽熟成の過程で、色が付き、香と味に丸みがもたらされます。
ブランデーの個性を決定する要因に、ブランデーを製品化するときに複数の原酒をブレンドする作業があります。 いったいブレンダーという人達はいくら稼いでいるのか大変気になります。このブレンドによって最終的に味が 決まるんですからねえ。
002.Cognac

コニャックという言葉を聞いたことがあると思います。ある条件を満たしたブランデーをコニャックと呼ぶのですが、 その条件は、1.フランスのコニャック地方で製造されている、2.法律で認可されたブドウ品種を原料とする、といったものです。 2.のブドウ品種を細かく書いておくと、サン・テミリオン、フォル・ブランシュ、コロンバールが中心で、 それらに加え、ブラン・ラメ、ジュランソン・ブラン、セミヨン、モンティル、セレクトの5品種が10%まで使用できます。
原料となるブドウは品種が同じでも、そのブドウが育つ土地によって香味が異なります。コニャック地方はその土地の特徴から 6地域に区分され、その区域内で製造されたブランデーは、コニャックという名前のほかに、その区域名を名乗ることが許されます。 その区域とは、1.グランド・シャンパーニュ、2.プチット・シャンパーニュ、3.ボルドリ、4.ファン・ボア、5.ボン・ボア、 6.ボア・ゾルディネールです。さらに、グランド・シャンパーニュ産の原酒50%以上とプチット・シャンパーニュ産の原酒 のみをブレンドしたプランデーはフィーヌ・シャンパーニュと名乗ることができます。つまりブランド品ですね。
ブランデーの熟成年度の数え方はコントという単位が使用されます。これは4月1日を起算日に翌年の3月31日までがコント0、以降一年 ごとに加算されていきます。コニャックを製品化するときのブレンドする原酒にはコント2未満のものは使用できません。 製品化されたブランデーにはブレンドした原酒のうち一番若いものを基準に、熟成年度をあらわす表記をつけます。
コント2以上で☆☆☆、コント4以上でV.S.O.PまたはReserve、コント6以上でX.O、EXTRA、NAPOLEONとなります。 ナポレオンというのはお酒の銘柄ではなく、コニャックの熟成年度を表す言葉なんですね。

ブランデー自体それほど飲んだことないのですが・・

銘柄 Delamain Vesper
メモ グランド・シャンパーニュ100%のデラマン。フランスでもブランドイメージが高いらしいです。 すばらしい一品です。ボトルに絡みついた網も素敵。

銘柄 MARTELL CORDON BLEU
メモ コニャック代表銘柄の一つマーテル。コルドン・ブルーはなかでも高級ブランデーの典型。ナポレオンクラスにあたるのでしょうか。


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