Spirits


  -世界の火酒達-
001.Spiritsとは?
002.Gin
003.Tequira
004.Rum
005.Vodka


001.Spiritsとは?

スピリッツとは、一般に蒸留酒を指します。ですが、大抵ウィスキーとブランデーは別格として扱うようで、 このページもそれに倣っています。 例えばそれらには、ジン、テキーラ、ラム、ウオッカがあります。これらはカクテルのベースとして有名で、 大抵のBARのメニューでは、カクテルはこれらのベースごとの分類がありますね。 それ以外にも、アクアビット、コルン、焼酎、白酒(パイチュウ)等もスピリッツの仲間となります。
スピリッツはカクテルの材料として飲まれる方が多いと思いますが、スピリッツそれだけでももちろん、 十分楽しめるお酒です。

002.Gin

ジンは、穀物を原料とする蒸留酒ですが、草根木皮といっしょに再蒸留させたお酒です。特徴は、無色透明、切れ味鋭い、辛口といった ところでしょうか。 ジンの中には、甘味を加えたもの、フルーツの香味・色を加えてリキュールとしているものもありますが、無色透明、辛口の ジンが主流であり、ドライ・ジンと呼ばれたりします。 ジンの起源は17世紀にオランダ作られた薬用酒にあります。このときアルコールに浸透して蒸留したのがジュニパー・ベリー (杜松の実、・・利尿効果があるらしい)です。このとき用いられていたジュニパー・ベリーは今でも用いられているようですね。

Dry Gin

ドライ・ジンの主原料はトウモロコシ、大麦麦芽です。香付けに使われる草根木皮類はジュニバー・ベリーのほかには、 コリアンダー、アニス、キャラウェイ、フェンネル、カーダモンなどの種子、アンジェリカ、オリス、リコリス、カラマス などの根、レモン、オレンジの果皮、シナモンの樹皮なども加えられます。ただ、実際に何が使用されているかは 各製造元によって異なり、公表はされていません。もちろんこれが各製品を特徴付ける大きな要因となります。

ジンで有名なものを。

銘柄 BEEFEATER
メモ ビーフィーターとはロンドン塔の衛兵さん。爽快。カクテル・ベースの定番。

銘柄 BOMBAY SAPPHIRE
メモ どっしりしてます。ボトルが美しい。コンコルド機内サービス銘柄らしいです。

銘柄 Tanqueray
メモ 4回の蒸留を経た、切れのある味わい。ボトルの形はロンドンの消火栓の形(だったっけな)。

銘柄 GORDON'S
メモ ジンのトップ・ブランドらしい。知らなかった・・・。


003.Tequira

テキーラは竜舌蘭(という植物)を原料とする蒸留酒で、メキシコの特産酒です。 テキーラの材料にはアガべ・アスール・テキラーナという品種の竜舌蘭が使用されます。

銘柄 JOSE CUERVO Especial
メモ クエルボ・ゴールド。2年熟成品。お勧め。



004.Rum

ラムはサトウキビを原料とする蒸留酒です。一般的には、サトウキビの絞り汁を煮詰めて、砂糖の結晶を取り除いた あとの糖蜜(モラセズ)を原料とすることが多いようです。 ラムはその風味からライト・ラム、ミディアム・ラム、ヘビー・ラムに分類され、またその色からホワイト・ラム、 ゴールド・ラム、ダーク・ラムに分類することもあります。



005.Vodka

ウォッカは穀物を原料とし、蒸留後、白樺の炭で濾過したお酒です。癖のないすっきりとした味ですが、 けっして無味・無臭というわけでもありません。まあ、ウォッカの成分のほとんどは水とエチルアルコールですが。 原料の穀物には、トウモロコシ、大麦、小麦、ライ麦が主で、ジャガイモを使うこともあります。 ウォッカの特徴は、白樺の炭で濾過する点ですね。この過程で刺激成分が取り除かれて、まろやかになります。

ウォッカでおもしろいものを。

銘柄 PERTSOVKA
メモ ロシア産。ペルツォフカと読みます。各種ペッパーを浸透させた辛口ウォッカ。色も赤。

銘柄 ZUBROVKA
メモ ポーランド産。ズブロッカと読みます。ズブロッカという草のエキスを配合してあります。 ビンにはズブロッカ草の茎が一本入れてあります。


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