いつも

いつでもおうちに配達してもらえるからって勘違いしてしまわないように、寝落ちしてしまったことに気づいたらすぐになにかをやめようってほうり投げてもいいのです。たまに早朝に買い物に行ってお店が開いてなくて、ずっと流行ってたものがいつの間にか消えてしまっていてもだれも悪くないかもしれないし、連絡帳ってなにを書くものだったのかいつまで経ってもへんなことをおぼえている自分がいやになっても、なんか昔は授業中に手紙を回してたってどこかの記事で読んだのですが、きっと品物はまた入荷するのです。

薬をいつもより早めに飲んでいますが体調がよくなる気配はありません。ナイトテーブルに備えておいたお水はぬるすぎるけどもったいなくて、なにかフルーツが食べたくても冷蔵庫にはなにもなくて、いつも商店街でよけいなものを買ってため息をついているのになんでこういうときにはよけいなものがないんでしょうね。汗まみれのベッドパッドをなんとかしようとして汗をかいてるのがなんだかぐるっと回ってうれしくて、ぬるいお水はすぐになくなったからやっと冷たいのを飲めるようになりました。

ベランダはじんわりとほてっていてなんでもすぐに乾かしてくれそうです。座り込んだ床が気持ちいいのはこういうときのだめなところで、風をひっぱったら氷を食べたいからシャツを着替えてスマホが重いと思った瞬間にさらさらな鈴の音が落ちるように、鳥が飛んでいくのが窓から見えたことを音楽にしたひとに感謝してやっぱり布団をかぶりましょう。とげとげのパイプを渡らないといけないかもしれないけど、割れたコインがめぐりめぐって部屋のドームを閉じて、またお水がぬるくなっていきます。