くしゃくしゃしたガラス張りの風船を割ってしまうひともいるのですが、空振りになっても歩いていっておきたい川辺に積んだ石といっしょのお昼ごはんはきっとほっとするのです。ひとにぜったい言えないような最悪なことを考えてるのはわたしだけじゃないのにいぬとねこを間違えたひとの方が責められるならこころの中のぐらぐらした煮物は冷めてもずっと放っておくしかないのでしょうか。息を深く吐きながらゆっくりとほぐれていくのは必ずしもいいことではなかったのでした。
あめ玉ばかりなめていたからほかの食べ物がおいしくなくなってしまったひとは頭の上のともしびが消えてあとはやせ細っていくばかりと聞いてあめ玉をなめるひとが増えたそうです。ハンドクリームを塗り直すのにうんざりして今日の献立はお風呂で作れるようなものにしたくなります。言ってほしいのかどうかわからないままぜったいに言わないからずるいなんて言うのはもうそういうことなのにしるしをつけたその奥からのこだまがないのをだれのせいにもすることができませんでした。
またたくいのちを祝う花は燃えるごみで造花は粗大ごみであと3分だけしゃべりたい気持ちには使い切れないリップクリームを添えて、つま先立ちのぬくもりはもうすぐ降りてくるまっしろな雪とふたりでさよならを告げました。つんとくる日差しの影は行きたくなかった階段に火をつけて風をひらくのに散乱する波はわたしの内側に閉じ込められたままうつくしい草に触れることができません。くずれたかけらにわたしの名前をつけてアーチをかけてくれますか、それとも探しものに夢中ですか。
