つぶやき | ページ 9 | 黒い灰の枝

今だけは

わたしの皮膚は薄すぎて抱きしめ合うとほんとうにわたしをなくしそうだから、もうすこしだけ距離を置きたく...

2025.02.16

はつりね

つぶやき

糸の先

持ってないことを自慢するひとはとてもこわがっているのがわかるからそっと抱きしめてあげたいという気持ち...

2025.02.13

はつりね

つぶやき

まるいもの

ちいさいころ、わたしは誰かの特別になれないんだって気づいたときの、がっかりしたような、ほっとしたよう...

2025.02.10

はつりね

つぶやき

かなたへ

わたしは空を見あげているけど、空はなにを見あげているんだろう。それはきっとさえぎるものがない宇宙に広...

2025.02.05

はつりね

つぶやき

恋の話

寒いね。今日は雨だから、恋についてお話ししましょう。ひとは好きでもないひとと恋に落ちることができるか...

2025.02.02

はつりね

つぶやき

種火

いつだっておかしいのはわたしだって純粋な宝石のようなアドバイスをくれるひとは、その宝石の角や冷たさで...

2025.01.30

はつりね

つぶやき

左側

キッチンの壁に貼った両面テープがうまくはがれなくて、今日はこういう日かもと思いながらスーパーに行った...

2025.01.24

はつりね

つぶやき

朧月夜

子どものころ朧月夜を初めて見たとき無性になにかを話したくなって、おかあさんに（なにを話したか全然憶え...

2025.01.20

はつりね

つぶやき

お酒

部屋にひとつだけぽつんと置かれた木の椅子の写真が好きです。冬の水は氷のように冷たかったけど、アップデ...

2025.01.19

はつりね

つぶやき

シヴィライゼーション

月や星に手を伸ばすというフレーズはよく聞きますが、実際に道端で月や星に手を伸ばしているひとを見たこと...

2025.01.16

はつりね

つぶやき