つぶやき

インフルエンザ

今までいくつ十字路で右に曲がってきたか憶えていません。たまには左に曲がれるときがあるのかもしれません...
つぶやき

おうちの日

まいにちまいにちそこにきれいな花を咲かせるようなベッドメイキングをしようと心がけているのですが、どん...
つぶやき

あなたとわたし

白紙よりも文字が書かれた紙の余白の方が静かな気がします。地下鉄の階段を早足で降りるときに吹き上げてき...
つぶやき

謹賀新年

一年の始まりには特別な言葉をしたためたいもの。そう思ってスマホに向かって、もうどれくらい経ってしまっ...
つぶやき

よいお年を

わたしの手をどうか見ないでください。いくらあたためてもクリームをすり込んでも血色が悪くて、誰かの視線...
小品

夜空

いちごがたくさん入ったバスケットにあこがれていたわたしは、そんな願いが似合わなくなった年になってもま...
つぶやき

あかり

イルミネーションの境目、居心地が悪そうに靴紐を結び直す人がぼやけて見えます。黒とかグレーの色をした人...
ニュース

朝の川

朝方に歩く川にはさざ波も見えて、水が流れていることがわかった。ゆらゆらと動くその水底は見えなかった。...
小品

やさしさ

どうせ訪ねてくる人はいないから、わたしは人にやさしくする。ねむれないのに無理やり閉じたまぶたの裏で秋...
つぶやき

見るもの

みなさんいろいろなものを諦めてきたことと存じます。てのひらからこぼれていく色とりどりのかけらをただ見...