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BlackAsh | ■ tmash結婚レポート 〜立ちふさがる壁〜 | 2002/08/12 16:51 |
日々の戯言 | 今回はあんまり結婚と関係ない話かも。 時間が限られてる時に限って余計な事がおきません? | |
食事につられ、なりゆきで結婚式をする事が決定したtmashは、ほけほけと準備を始めました。 まだ日があるので大した事はやってないが、やったことは ・ゼクシーを買う。 → かっこいい男を見て「俺とは関係ない世界の話」と決め付け、買ったその日に現奥さんにあげた。 ・現奥さんのウェディングドレスを選ぶ。 → 1日目でのあまりのつまらなさに挫折。「母親と行って勝手に決めてくれ。俺は当日の楽しみとするよ」と現奥さんに言い放つ。 ・以上二つ → 現奥さんぶち切れる 「やる気あん・・・ のッ?」と繰り出された左ボディフックを何とかガード、次いで神速の左アッパーをスウェーでかわし、そのままロック・アウェイで右ストレートを叩き込むも驚異的な戻りのインサイド・パリイングで滑らされた! 最悪のタイミングで現奥さんの右ストレートが俺の顔面を襲う・・・ こんな事をしつつ、日付は5月中旬になった。 この頃上司から、結婚式に立ちふさがる大きな壁があることを聞いてしまった。 働いている人はすぐに解るかと思うのだが、会社には年次評価というものがある。(無い会社も当然ある。) 年次評価とは、会社が決めた評価基準に則り、この1年間の評価をして、次年度の給料を決めるというもの。tmashが勤めている会社は、9月に年度が替わるわけで、その年次評価が7月末頃に実施されることになってる。また、tmashの会社では年次評価で基準を満たしていないと依願退職扱いになる。辞めなくてもいいけど、給料は上がらないし、会社で非常に辛い立場に置かれることになるわけだ。 今年度、僕に課されている会社の評価基準は3つ。 ・仕事 ・研修(3つ) ・TOEIC(基準650 足切り600) 仕事は今更どうしようもないし、研修は全て済ませていた。 足りないのは、TOEICの点数。 つまり、俺は結婚式あたりまでにTOEICで600をとらなくては無職で結婚生活を迎えることになってしまうのだ!! ちなみに当時の点数は540点。その前受けた時が470点、その前が500点、さらにその前が370点・・・。 そういえば、こんな英語のできないtmashは丁度1年ぐらい前にアメリカのミネアポリスに単身出張させられたことがある。 その時に得た経験としては、 「英語は知らなくてもなんとかなる!」 そう、これ。 だってさ、仕事から帰ってきたら、ホテルの自分の部屋のトイレが壊れてるんだよ。 フロントに電話で連絡するのが普通だが、当然喋れない。 でもトイレが使えないのは激しく厳しいので、フロントに電話したさ。 当然、即撃沈したさ。 数分後、フロントの目の前で、「バスルーム!トイレ!」といいながら、ズボンを脱ぎ、便器に座りいきむ振りをして、自分の腰の下、つまり便器があるはずの場所を指して、「It's bloken!!」と言ったさ。 丁度夕飯時刻なアメリカ人が沢山たむろしているフロントの目の前で俺は日本代表として素敵なパントマイムを披露したわけさ。 翌日から、妙ににやけたアメリカ人から声をかけられるようになったのは言うまでも無いことだった。 まぁ、結局はこれできちんとトイレは直ったわけで、コミュニケーションのみなら何とかなる、という根拠の無い自信は今でもたっぷりある。 「英語は知らなくてもなんとかなる! 演技力さえあれば」 でも、TOEICは演技出来ないわけよ。 もう逃げ道はないわけよ。 解答欄に絵と解説文を書くわけにはいかんのよ。 とりあえず、7月末までに残されたTOEICの試験日を確認。 7月28日のみ。 結婚式の次の日しかないじゃん!! しかも、結果でるのは1ヵ月後、8月下旬というのは間に合うのか? いや、そもそも俺は仕事をしつつ結婚の様々な準備をしつつ、堅牢に聳え立つ600点の壁を超えられるのか?? まぁ、とりあえず会社に直ぐに確認。7月28日は間に合わないそうだ。 無 職 決 定 ! ? 「・・・なあ」 Black、いったん脳味噌を洗浄してもらって来い。 まあ、そんなことにはならず、団体受験というのが残されているそうな。 日付は6月29日。 この日のテストで点数をとればいいらしい。 昔、新入社員だった頃、3年ぐらい前の話。 当時、2年上の英語のできない上司が同じようにTOEICの点数で困っていた。 しかし、彼は最後のテストで945という驚愕的な点数をたたき出したのだ。 どうやって出したか、当時彼は得意気に話してくれた。 簡単に言えば、替え玉である。 TOEICで替え玉をできない点は以下の3つである。 1.開催場所。 → TOEICの開催場所はほぼランダム。同時に申し込みしても大抵違う場所になる。 2.写真による本人確認。 → 言うまでもなし。 3.受験番号による解答用紙を回収した際の並び順のずれ。 → 解答用紙は受験番号順に回収される。 で、やり方はこうだった。 A.英語のできる、かつその年の年次評価にTOEICの点数が無い人を見つける。 B.同タイミングで団体受験参加の申し込みをする。 C.当日、並んで座り普通にテストを受ける。 D.ただし、名前や受験番号はお互いのものを書く。 これだけだ。 1.の開催場所は、団体受験なので必然的に一つ。(対処B) 2.の写真判定も、申し込んだ本人が受験するので問題なし。(対処A、C) 3.解答用紙の問題も、団体受験は座る場所を通常指定されないので、隣に座ることで回収の際にさりげなく順番を入れ替えればOK。駄目でも他の場所を回収している際に、解答用紙を交換するだけで対処可能。(対処C、D) すばらしい。 全てクリアである。 後に聞いてみると、うちの会社の某英語のできない役員2名も同じ方法で900点以上を確保したらしい。 テストの結果から先に書く。 点数は735だった。無職にはならずに済んだ。 で、替え玉はしたのか? ごめんなさい。勇気がなくて出来ませんでした。実際、対処されてたので、もしやっても出来なかったから良かったけど。 へたれな俺が取った手段は以下の2つ。 「日本を揺るがす大発明デビュー 英語が突然ハッキリ聴き取れた!」 「TOEIC点数保証ソフト 750点未満全額返金!」 そう、「マジックリスニング」と「Newton TLT」。 勇気が無い俺にはひたすら勉強する道しか残されていなかったわけである。 そりゃ、必死こいてやったさ。 1日最低5時間はNewton TLT。通勤電車と夜寝る前はマジックリスニングを聴く毎日。 大学受験時より真面目に勉強した気がする。 マジックリスニングはね、やってみると、何か効果ありそうな気がする。 「人気番組で放映された究極の英語習得方法そのまま!」 「「特命リサーチ200X」で調査された英語特集の放送内容!」 これらの記事で更に確実に効果がありそうな気がしてくる。 確かに同僚の外人の英語が少しは聞き取れるようになった。誤差の範囲レベルかもしれないが。 Newton TLTは、これは強制的に覚えさせられる。それは確実。 飽きなければの話だが。リスニングはもう面倒で面倒で結局やらなかった。耐え切れなかったよ、マジで。 しかし最後まできちんとやれれば、かなりいい点数を取れるんじゃないだろうか? やれればね。 否定的なコメントだが、少なくともこの2つを2ヶ月弱やることで、この点数を取れたことは本当なので、試してみる価値はあると思う。 ただ、得るものがあれば失うものがある。 TOEICの点数とともに、俺に与えられたものがもう一つあった。それは・・・、 総額236,184円のローン。 (マジックリスニング 4,768円×12回。 Newton TLT 7,457円×24回。) 実は、具体的に計算したのは今が初めてだったりする。 そうか。俺は年間昇給金額より遥に高い負債を抱えてしまったわけだ。 ふと思った。 俺のとった道は果たして正しかったのだろうか・・・。 そんなこんなで無職にならずにすんだが、TOEICから解放されたのが6月29日。 結婚式まで残された時間は1ヶ月。 結婚式の準備はまだ何もしていない・・・。 つづく |
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