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BlackAsh | ■ 新婚旅行 | 2003/10/12 00:48 |
日々の戯言 | へとへとですが、いい旅でした | |
Blackです。またもや3ヶ月を開けての日記です。日記とは一体何なのか、その定義を再構築する必要がありそうです。 さて、遅ればせながら新婚旅行に行ってまいりました。ウチには猫さんがいるので一泊二日というスケジュール、ちょっと小さいかもしれません。何か皆様ブルジョワな方々は、ハワイやバリやプーケットなどに赴かれるらしいのですが、しかし私は外国に行くと銃で撃たれると思っているので、そんなところは言語道断です。ええ、もちろん外資勤務です。 で、嫁のアジはインタっ子らしく携帯からヤプースでリアルタイム更新をしていましたが、ちょっといろいろ補足する必要があるのではないか、と思い、こうしてヤプースから画像を全て奪い取ってアップし、コメントも逐一引用して、それにひとつひとつ私のコメントを付していくことにしたのです。がるるるるる。 それでは、行ってみますが。うわー23枚も画像があるよ。よくやったもんだな… 1.行ってきマウス。 後ろ髪を引かれながら出発いたしマウス。 猫さんたちを置いていかなければならないので、という嫁のコメント。しかし本当はこの時出発の新幹線に間に合うかどうかギリギリの状態でありました。出かける時はいつもギリギリ、こんな感じが多いです。髪引かれてたら遅れるっつーの。 2.ギリギリ。 なんとか新幹線に乗れまった。初めての東北新幹線デス。グリーンに乗れなくて残念デス。 写真のセンスのなさに吐血… 吐血している暇があったら早く乗ってよ。あまりにギリギリでお弁当も買えず… つーか嫁をお弁当屋に向かわせて私はKIOSKでお菓子や新聞や飲み物を買ったのですが、戻ってきた嫁の手にはペットボトルのお茶がひとつだけ。曰く「飲み物買ってきてって言われたと思った」。おなか空いた… きゅるきゅるきゅる。 3.仙台到着。 新幹線の中でアブーがデブ特有のイビキをかいておりまった。 すいませんほったらかして寝てしまいました。ごめんなさい。だって前日までぶっ通しの労働で疲れていたのですもの。これからこの旅行中私はずっと乗り物で寝ては嫁に怒られることになります。悪かったってば。 仙台駅の本屋では、ボーイズラブフェアが開催… ガイドブックを買いに入った本屋で目敏く嫁が発見。でもボーイズラブ系はもう相当前から溢れかえっていますのよ。それはそもそもJUNEとやおいから始まっていましてね… と解説を始めたら露骨に嫌そうな顔をしました。おかげでその奥にあるマンガコーナーに行けなくなった。がっくり。 4.牛タン 食べまった。美味しかったのデスが、ボクには少し塩辛かったデス。 やっぱり関西の味付けがいちばんホッといたしマス。 仙台といえば牛タン。ガイドブックやネットで賞賛されていた「味太助」にとタクシーでお願いしたら、あまりに近すぎてイヤだったのか、「旨味太助」に着けられました。聞き間違いは発音的にありえないので、ちょっとムカ。まあそこから200メートルくらいしか離れていないので問題はありませんでしたが。 私はルーツが東北なので味付けはもともと濃い目なので、久々の濃い味付けと分厚い牛タンに満足。もごもご。嫁の分を半分食べて、さらに一皿お代わりして大満足。もごもごもご。 5.旅館に到着。 庭がビックリきれいでありマス。部屋からは川が見えるデス。この旅館を選んだボクって偉いと思うデス。ィェィ。 嫁がインタっ子らしくネットで見つけた旅館でした。予想外に良かったということでニコニコでした。でも、「予想外」ってどういうことかと思ったり思わなかったり。いいと思ったから選んだのではなかったのか…? そして行き先と旅館が決まったのは9日午前6時。ほんとギリギリだってば。 6.ご飯デス。 目の前でアワビが焼かれておりマス。南無… アワビの踊り焼きはうまかったです。この時嫁は、「アワビが焼けてくところ写してアップしたらヤップスに削除されるカナ」とか言ってました。よくわかりませんでした。 7.ご飯。その2 お腹がもうパンパンでありマス。 嫁はいつも脱脂綿に含ませた砂糖水しか吸わず食が細いので、実はこの点が一番心配でした。皆様ご存知の通り、旅館の晩御飯はえらくたくさん量が出ます。3時ころに2.5人前の牛タンを食べた私の胃袋に、この晩御飯が(嫁の分まで)収まるだろうか… しかし、この心配は後に杞憂と判明するのでした。えらいぞ私の胃。 8.ご飯…その3… なんだか拷問に思えてきまった。 結局、嫁の刺身は半分以上が(私の分に加えて)私の胃に収まり、次にしゃぶしゃぶが襲い掛かります。さすがにここでグロッキーか… と思いきや、ここで嫁は素晴らしい健闘を見せました。蒼白な顔をしつつも、「ここで残してはもったいない」というビンボー根性と、仲居さんが部屋を訪れては「これも美味しいですよ?」と罪のない笑顔で勧めてくるプレッシャーに耐え切れず、無言で肉を3切れ鍋に突っ込みました。そのまま箸で一息にすくい取ってポンズをつけてがぶり。目が泳いでました。 9.…ご飯…その4… アワビステーキ…死にたい… 嫁は貝が全くダメです。なのに、やっぱり仲居さんのプレッシャーに負けて頼んでしまいました。何てこった。そしてそれは当然のごとく私の胃の中に… うぷ。さすがに私もリミットが近くなってきた。もちろん同時進行でしゃぶしゃぶを片付けております。バカか俺。 10.ご飯だお。その5だお。 脂汁が全身から出そうでありマス。 私は出てました。ぶふー、暑ちぃ。しかしこのごはんが存外にうまかったのです。さすが宮城は米どころ。水も美味しかった。実はこの食事中私はビールとコーラと水10杯程度を… ぶよんぶよん。 ボクの食の細さは幼稚園児以下でありマスから食べられないって感じい?えへ…えへへ…涙出てきた… このころになると、嫁はもううめくことしか出来なくなっておりました。まるで出産時のようでありました。それでも嫁の腸に巣食うブラックエンジェルズたちは降臨しないのが不思議です。どれだけ詰め込んでいるんだ嫁。 11.ご飯。その6 やっと終りまった。拷問でった。アブーは完食いたしまった。さすがデブでありマス。 あれだけうんうん唸っていたのに、このデザートだけはしっかり食べた嫁。別腹とは言ったものです。そして食い終わるや否や「うぐぅ…」と一声上げてずるずると畳に倒れ伏す嫁。食ってすぐ寝ると牛になるぞ。「なったら牛タンが食べれるデス。冷蔵庫に何もなくなったら私の舌を切ってね」だと。 12.お風呂に 行ってまいるデス。負け組の髪型…似合わないサーモンピンクの浴衣…テレビに夢中のアブー… テレビではこの時なんかよくわからないけど黒人の若者と白人の娘が結婚するので親たちがてんやわんやとかいう映画をやっていました。英語の勉強のため聞き入っていたら嫁に「テレビばっかり」と怒られました。ごめんよ。でもあなただって食後ずっとうんうん唸っていたじゃないかえ? さて、風呂です。高血圧気味な私は風呂が鬼門です。よく隣接されているサウナとかほんと言語道断です。だったら温泉やめればいいのに俺。でも、たまにはお湯につかってボヘーとしたい時もあるのさ。行ってまいりまーす。あ、もちろん混浴… ではありませんでした。ち。 13.湯上がり やっぱり温泉はよろしいデスね。ビックリ気持ちの良いお風呂でった。 「俺血圧がアレだから30分しか無理だと思う」「わたしは1時間ゆっくりしてくる」「じゃあできるだけ頑張って、それで待ってるわ」こう言って二人はしばし別れてお風呂に入りました。私はだいたい1時間後、嫁は何と30分で出てしまいました。部屋の鍵は私が持っていたので、嫁は30分間うろうろとホテルを徘徊。ごめんよーそんなの知らなかったんだよー。 アブーは今日いちにちで三キロ増量でありマス。吸収力が尋常ではございません。 さすがにこれにはヘコみました。食いすぎにも程があります。3キロの食材を収め切った私の胃袋は何で出来ているのか、一度解剖する必要があるかも知れません。あ、写真に写っているのはもちろん私です。これが、指輪のサイズがなかった29号の驚異的な指です。とくとご覧あれ。 14.おはようございマス。 早く起き過ぎ。 アブーが寝ているので朝風呂に行くデス。なんだか健康になれそうなトコロでありマス。 普段からは考えられない時間にこの更新がアップされておりました。この調子でいつも朝起きてくれればいいのに… 15.朝ごはん いただきマウス。 この後、前日限界を超えて詰め込んだはずの嫁は、これらを信じられない勢いで食べ尽くしました。「卵かけ焼き海苔ごはんが… おいしいおー」などと涙目でした。なお、この後帰ってからすぐにご飯を炊いて2人して卵かけ焼き海苔ごはんをバクバク食べたのは、本当に食い過ぎもここに極まれりと思いました。 16.出発 秋保にある旅館を出まった。これから仙台へ移動でありマス。 いい旅館でした。深刻な出不精である私がまた来たいと思うほどでした。宮城へ旅行を計画している方はぜひとも秋保へどうぞ。 ちなみに、嫁は仙台行きのバス停で待っている間、近くの植え込みにいたジョロウグモの巣に落ち葉を引っ掛けてはビクビクしていました。クモが嫌いならそっとしておけばいいのに。そしてバス内でばったりと意識を喪失して怒られる私。ううう。 17.松島 松島に参りまった。ココで一句。 松島は マダムアジコの 出身地 (ねつ造) 芭蕉と同じ風景を見ての一句。同じ季語なしでもえらい違いです。きっと、松島へ行く途中に私から教わった「フランス語で既婚者の女性をMadameという」というのを使ってみたかったに違いありません。 18.笹かまぼこ 焼きたてでありマス。美味しいデス。 この前に私は海鮮丼、嫁はうなぎの蒲焼(ただしうなぎのみ)を食べております。日本三景の松島に来ても、景色より食料。どうしたことか、本当に何かが外れてしまったかのようにむさぼり食う私たち。異常であります。 19.出発。 これから東京に戻るデス。二階建ての新幹線は初めてで嬉しいデス。さようなら仙台。 いい旅でした。仙台へは出張で何度か行きましたが、今回は行くところほとんどが当たりのお店ばかりで嬉しかったです。ゲプ。このゲップなんですが、もうね、ほんとおかしいの。仙台駅でとどめの牛タン定食もごもごもご。ぶひー。 つーか何かちょっとグリーン車のマークが… だって私は普通車の座席に納まらないから… 何てスケールの大きな男なんでしょう。財布の中を見て溜め息をつく。今月は残りずっと卵かけごはんです(切実)。 20.到着。 東京に着きまった。家に帰るまでが旅行でありマス。 はいすいませんまたもや寝てしまってごめんなさいでもほんと松島で疲れちゃったんだものしょうがないでしょ。仙台駅で購入した「かりあげ君」は5分の1も読めませんでした。つまりそれだけ早くダウンしてました。いやだからほんと悪かったってばさー。 21.マンチョン 到着いたしまった。早く猫に会いたいデス。 猫さんたちは元気にしてるか、かなり気になってまして。猫さんたちのごはんはたっぷり用意していったのですが、もしかしてカラッポになってるかも。ひもじくて鳴いてるかも。もう動く気力もなくてベッドでぐったりしているかも… 22.ねーこー 元気そうでった。ホッ。 むっちゃ元気でした。つーか用意していったごはんを余り食べていなかったことがかえって気になりました。何か元気ないのかな、と思って、「ごめんねさみしかったねー」とカルカンをあげたらバクバクバク。全くもって贅沢な猫になってしまいました。 23.ブラックエンジェルズ 降臨中。こちらの猫も元気で良かったデス。 カルカンを食べたら押し出し状態。まあ、何しろみんな元気が何より。 とまあ、こんな感じでした。社会人として仕事をしてから5年ほど、初めて仕事をすっかり忘れてオフになった旅行でした。行ってよかった。でも、帰ってきて仕事のメールをチェックしたら、ほんと計ったように何かちょっとしたトラブルが… ガクガクガク。というわけで明日明後日は会社でーすあはは… |
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