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- 「日々の戯言」 -

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BlackAsh 救援物資は何がいいの? 阪神・淡路大震災教訓情報資料集 2004/10/26 03:35
日々の戯言 標題リンク先左フレーム「データベース目次」または「データベース検索」へ
思い立ったら、少し落ち着いて、何が有効なのか考えてからというのもいいのでは
ふとした僥倖によりネット上に見つけたのでとりあえず掲載。データベース目次でテーマを見るか、データベース検索に飛んで検索欄に、例えば「救援物資」と入れて検索すると、出るわ出るわ、先の阪神・淡路大震災で人々が得た教訓の数々。被災地に対して何かしようと思う方は、とりあえず検索をかけてみるのがいいかと。間違いなく必読のサイトかと思います。

いくつか、私が「救援物資」で検索をかけて出てきた、阪神・淡路大震災時に生じた実例を挙げてみましょう。地震から数日経過した状況、そう、今まさに新潟中越の人が直面している状況の時に、被災地外の我々は何ができ、そして重要なのは、何をすべきでないか、です。私は防災の専門家でもなく、またそれを研究しているわけではありません。ですので、もし間違い等があれば遠慮なく指摘をいただければと思います。

物資の受け入れ面では、自治体や企業からの物資は新品であり、整理されていて処理がしやすかったが、ゆうパックで送付された個人からの物資は、中身を開けて整理し、梱包をし直して配布しなければならず、かなり手数がかかった。

約43万個に上ったゆうパックは、一つ一つ開封し、品目毎の仕分けが必要となり、物資受入れのスペースの他に、仕分け場所、仕訳のための人手を必要とし、延べ2万9千人のボランティアの協力を得た。

物資混在のため、仕分けに人手が必要であった。また古着の処理に困った

あれもこれも要るだろうと、まるで家の不要なものを整理するかのように種々雑多に詰め込まれた個人からの支援は、気持ちはありがたいのだけれど、仕分けの労力が半端ではないことがわかります。出来うるなら一箱には一種類。そして内容物がわかりやすくするため、目立つように外側に内容物を書いておくという方法が吉かと思われます。つーか、新品がありがたいというわけですよね。これは明らかに、プロの業者にお金を渡し任せるか、何らかの公的機関や団体で金を集めて新品を調達し、いったん送る前に集積して、仕分けを済ませてから送付するべきではないかと。まずは、そういうことをしている機関が近くにないか、探すべきなのかと思いました。個人が物資を調達するより、より信用ある団体が調達した方が能率がよく、コストも低くすみ、スムースに物流に乗せられますし。

マスコミ等を通じて被災地で必要とする物資の支援の呼びかけを行ったが、実際の物資到着までに時間的なズレがあり、必要な時点と到着時点の物資ニーズの差が問題であった・・・ 例えば、一時的に不足したが、早い段階に一般に入手可能になった粉ミルク・紙おむつ・生理用品・カイロなどは結果的に配送拠点に在庫を抱えることとなった。

マスコミが避難所で取材して、「何が必要ですか?」と聞く。例えば「毛布が欲しい」という情報が出ると、いっせいに全国から送られてくる。情報が少しでも遅れると、満ち足りているのに、さらに毛布ばっかり送られてきて無駄になるという状況になる。

今この段階では、テレビでは、毛布だの生理用品だのカイロだのいろいろ足りないものが大々的に報道されています。しかし、それらはすぐに集まるということが見て取れます。そりゃあ全国から大挙して送られてくるんだから、集まりますよ。ましてや、今回の新潟中越で避難している方々は10万人弱。阪神淡路よりもかなり少ない。このままだと近いうちに毛布が溢れかえるであろうことが、容易に推測されます。何が足りないのか、物的支援が必要なのか金銭支援が必要なのか、その切り替えのタイミングを誤ると、まさに「ありがた迷惑」という結果に陥る点に重々留意すべきだと思います。

マスコミの報道状況により、避難所間で救援物資やボランティアの格差が生じた・・・ 取材は、最も被害の大きかった長田区、東灘区などの特定地域の避難所に集中する傾向があり、そこでは集中豪雨的な取材が行われた

今回の例でいうならば、小千谷市役所は最も震源地に近く、マスコミへの露出も高そうです。また、長岡市の十日町も早くから注目されていて、ターミナルであることもあり、報道陣はそのあたりを集中的に報道している模様。ここで、例えば長岡市の避難所の数を調べると、ざっとこのとおり、合計125箇所もあるわけです。このページには避難員数も明記してあり、報道と付き合わせれば、どこがメジャーで物資もそれなりにありそうで、どこがマイナーで物資が足りないか、ある程度はつかめるようになっています。ここは、長岡市の管理体制とあわせ、どこに物資を流すべきか一考を要するかと思います。もちろん

東京大学社会情報研究所が神戸・西宮・芦屋・宝塚の各市で行ったアンケート調査を見ると、「(自分の町の)被害報道が少なかったので救援物資やボランティアが来なかった」と答えた人の割合は、神戸の14.4%に対して、西宮が25.5%、芦屋32.2%、宝塚50.6%。報道に対する意見を自由に述べる問いに対しても、「自分たちの住んでいる街が報道されていない」という意見が多かった

長岡市以外の市町村にもね。

車椅子の被災者は、スペースや段差の関係で避難所生活は困難だった。視覚・聴覚障害者には、救援物資の配布や相談などの情報の入手が難しかった

障害者にとっては、ただでさえ暮らしにくい世の中なのに、ましてや避難所生活となるといかばかりの苦労があるか。これを我々一般人の素人がどうしようとしてもなかなか困難です。専門の技能を持つ人… 医療チーム、手話、点字等々、中には即時性に欠けるものもあろうかと思いますが、そういう方々のボランティアまたは寄付による出動ができるかどうか、これは鍵になる点だと思います。特に、今回の震災では老人に死者が多い。いずれ、このあたりのケアが非常に重要となってくることが予想されます。それに対して、我々はどのような手が打てるのか、検討を要します。

炊き出し材料の内訳については野菜に対する要望がもっとも多く、次いで米・肉・魚の順であったが、調味料の要望も多かった。野菜は品目が書いてある場合根菜類が多く、カレーや豚汁などの材料(ニンジン、タマネギ、ジャガイモなど)に対する要望が多かった

パンやおにぎりだけじゃ、人間暮らしていけません。絶対に萎えます。またはキレます。どうやって普段の食事に近いものを供給するか、今現在の段階ではやや時期尚早でしょうが、あと何週間か後、ここに書かれているような野菜の供給はどのようにすべきか。第一に自治体が考えることでしょうが…

最後に、えらい長くなりますが、これは必読かと思いましたので、ひとつ悪い見本を紹介しましょう。

ゆうパックの中身は、アルミホイールに包まれたおにぎり、みかん、ラーメン、缶詰等の食べ物、茶、天然水、ジュース等の飲料水、ノート、消しゴム、鉛筆等の文房具、肌着、セーター、防寒着等衣類、タオル、ティッシュペーパー、生理用品等の日用雑貨品等々日常の生活で用いるありとあらゆる品物であった。この中で特に多かったのは衣類である。新品も少々あったが、中古品が大多数を占めていた。中古品の中には、破れたもの、汚れたままのもの等善意の品物ではあっても、とても他人が使えないようなものもかなり見受けられた。さらに、これらの様々な品物が、一つの小包みの中に混ぜあわさって、紙袋、段ボール箱に入れられたり、包装紙でパックされたものとして郵送されてきた。送り主は、被災地では寒い中、避難所で、半壊の自宅で、知人宅で等不自由な生活を送っておられるであろうと考えられ、何かすぐに役立つものということで、自分の家庭の中にあるもの、身の周りにあるものを送って来ていただいたようである。しかし、ゆうパックを解いてみると、すでに腐っていたり、こわれていたり、また、前述のように破れたものであったり、汚れたもの等様々なものが混入していたため、そのままを直接被災者に配布することができなかった。このため、多くの人手と時間をかけて、一度ゆうパックを解き、中身を点検し、整理する必要があった

こういうのは論外。ゆうぱっくにおにぎりて。腐るだろうに。ということで、ひとつよろしくお願いいたします。


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BlackAsh 「パッキャマラド」の謎〜異説 2004/10/22 22:17
日々の戯言 「クラリネットを壊しちゃった」の本当の意味とは?
フランス語めんどかった…
ネットでも検索するといろいろこの謎解きが出てきますが、有名な童謡「クラリネットを壊しちゃった」の歌詞に出てくる「オー、パッキャマラド、パッキャマラド、パオパオパ」についてのお話。もしかしたら以前これについて書いたかもしれないんですが、今回のはそれを取り消して新しい情報と解釈を提供します。迎賓館裏口で見つけた、カトゆー家断絶の紹介になる「パッキャマラドの意味」というテキストを見まして、かつて大学でフランス語を選択していた身としていろいろ考えてみた結果なんですけども(なお、フラ語の成績はCでした。出席だけはしてましたが、テストの成績はさんざんでした)。フランス語はつまりからっきしなんで、とりあえずこんな解釈はどうなんですか、という感じでお読みくださいな。

まず、この「パッキャマラドの意味」に書いてある、
『まず「パ」ですがこれは”歩調・歩み”とかいう意味があるらしいです。で「カマラッド」は”仲間”です』
という解釈は、単語を見れば正しいです。これはもともとフランス民謡でしたが、フランス語の辞書を引くと、「pas」は「歩み」「歩調」という意味であり、「camarade」は「友達、仲間」という意味があります。ついでに補足しますと、「オー」=「au」は英語で言えば「with」あたりの意味を持つ前置詞です。というわけで、「au pas camarade」で、
『つまるところ「パ・カマラッド」とは”みんなで仲良く歩こうよ!”みたいな意味になる』
ということになる… としたいところですが。

「パッキャマラドの意味」にも書いてあるとおり、それでは意味が通らないわけですよ。
『♪僕の大好きなクラリネット パパからもらったクラリネット
♪とっても大事にしてたのに 壊れてでない音がある
♪どうしよう どうしよう
♪仲良く歩こう 仲良く歩こう・・・・』

では、お父さんが怖くてあちらの世界で現実逃避している子供なわけですよ。いくら童謡とはいえ、これほどの意味のかみ合わなさはちと問題なわけですよ。いやね、こういう解釈をしているという豆知識をテレビ番組がいつだかに流したのも知ってますよ。でもね、やっぱり納得がいかない。壊しちゃったんなら歩いてる場合じゃない。一刻も早く逃げなくちゃ。さりとて、「パッキャラマドの意味」に書いてあるもうひとつの解釈で、「camarade」を古語であると解釈して「撤退」という意味を持たせ、子供が逃げているということにするのは、意味はそれなりに通りますけれども、なぜそこだけ古語になるのか、という疑問があるわけです。童謡なんだから、いきなり一語だけ古語ってのはちと微妙。

そこで、この曲のフランス語原詞をさがしたところ、以下の通りらしく。引用元は、こちらのページ(音あり)の「J'ai perdu le dos de ma clarinette」です。ちなみに、「J’ai」は「I have」で、「perdu」は「lose」の過去分詞形「lost」という感じで訳すと、「僕のクラリネットのドの音が出なくなっちゃった」というタイトルになります。「tralala」の前で文字化けている場合、それはcの下にひげが生えたような飾り文字とaが合わさったやつで、便宜上英字で表示しますと「ca」です。他にも英字ではない飾り文字がありますが、文字化けた場合、便宜上「e」でお願いします(「cadencé」は文字化けると説明がめんどいので便宜上「cadence」にしてます)。

J'ai perdu le "do" de ma clarinette,
J'ai perdu le "do" de ma clarinette,
Ah ! si papa il savait ça, tralala,,,
Ah ! si papa il savait ça, tralala,
Il dirait: Ohé!! Il dirait: Ohé!!
Tu n' connais pas la cadence,
Tu n'sais pas comment l'on danse,
Tu n'sais pas danser! Au pas cadence
Au pas, camarade, Au pas, camarade,
Au pas, au pas, au pas
Au pas, camarade, Au pas, camarade,
Au pas, au pas, au pas Au pas, au pas. . .


メロディーも流れますので、日本語版との違いがよくわかると思います。「Il dirait: Ohé!! Il dirait: Ohé!!」つまり日本語版で言う「どうしよう、どうしよう」のメロディの後に、すぐにパッキャマラドが来ないで、3フレーズくらい歌詞がありますよね。それでは、とりあえずこれを訳してみましょう。繰り返す部分は適宜省き、意訳します。さっきからちょっと適当な仏日辞典がウェブ上にないので、このページの仏英辞典でひぃひぃやってますけども…

(訳:Black)
僕のクラリネットの「ド」の音が出なくなっちゃった。
ああ、もしパパがこれに気付いたら、きっとこう言うんだ。
『何だ、お前はリズムっていうものを分かってないな。
お前はどうやってダンスを踊るのか知らないんだな。
お前はダンスってものを知らないんだな。
リズムを合わせて吹いてみるんだ。リズムを合わせて。
そう、リズムを合わせて。そうだ、そうだ。リズムを合わせて。な、坊や』


さあ、見事に意味が通りました。ドの音が何らかの理由で出なくなった(壊れたわけではないようです。「J’ai perdu」という書き方だと、多分、ちょっと下手になって音が出せなくなっちゃったんではないでしょうか)ので、うまくリズムが取れなくなったクラリネット。それを子供が吹くのを聞いて、何だ何だ全然なっちゃいないじゃないか、とばかりに吹き方を教える父、という構図です。日本語版との違いは、いったいなんなのでしょう。

それは、

Ah ! si papa il savait ça, tralala,,,
Ah ! si papa il savait ça, tralala,
Il dirait: Ohé!! Il dirait: Ohé!!
Tu n' connais pas la cadence,
Tu n'sais pas comment l'on danse,
Tu n'sais pas danser! Au pas cadence


の部分、つまり「パパが〜」あたりの下りが、日本語訳される時に削られ、より親しみを持たせるためでしょうけれども、原詞と全く違う意味に翻訳されてしまったことからなのです。特に、最後のセンテンス「au pas cadence」は、「リズムを合わせて」という意味。原詞では、歌詞の意味のキモです。そして思い起こして欲しいのは、父親が子供に物事を教える時は、しばしば何度も繰り返して言うということ。子供ですから飲み込みがよくない。ましてや自分のかわいい子供である場合、しっかり理解させようとして、何度も繰り返すでしょう。このお父さんも、我が子に吹き方を教えるため、くどいほどに繰り返してリズムの大切さを教えようとするのです。それが、

Au pas cadence
Au pas, camarade, Au pas, camarade,
Au pas, au pas, au pas
Au pas, camarade, Au pas, camarade,
Au pas, au pas, au pas Au pas, au pas. . .


「au pas cadence」(リズムを合わせて)を何度も繰り返し、おそらくは子供に吹かせながら言うのです。それが、「au pas」の繰り返しなのです。繰り返しのため「cadence」が省略されて、「合わせて」という「au pas」だけを何度も言うのです。そして、その繰り返しの後に、コンマが入って、「camarade」です。上に書いたとおり「友達、仲間」という意味ですが、この場合父と子の関係であることが明らかなので、父が子供を呼ぶときに呼びかけるような感じで使うのです。それが、「坊や」という訳。つまり、「オー、パッキャマラド」=「au pas (cadence), camarade」=「(リズムを)合わせて、坊や」ということなのです。

以上、「クラリネットが壊れちゃった」という曲は、もともとは、どうも音が出せなくなったクラリネットを持って、子供が、うわーんお父さんに気付かれたらまたうるさく教えられたりするからうざいよどうしよう、という内容の歌だったのです。日本語訳する時に、大幅に意味が変わりましたが、それでもなお「オー、パッキャマラド」の部分は、恐らくはその語感が楽しかったからでしょうか、そのまま残ってしまったので、一見して意味が通らなくなってしまったのです。そう考えると、何だか説明できるような気がするんですけども、どうすかね、これ。

ところで、この原詞ですけども、この父親は、リズムの問題の前に、音が出なくなった点を注意すべきだと思うんですけども、それはどうなんでしょうか。ましてや、この後2番3番と歌は続き、レもミもファも… と、どんどん音が出てこなくなるわけですよ。それでもずっとパッキャマラド。いやだからリズムより音だろ! とまあ、ここらへんになるとおかしみを誘うような歌になる、という解釈なんですが、もしかしてこのあたりが新しい問題点?


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