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- 「日々の戯言」 -

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BlackAsh FIFA-W杯PK戦統計データ 〜 「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」 2010/07/01 04:30
日々の戯言 駒野はPK失敗ではなくゲーム中で裏を取られ過ぎたところがちょっとね。でもよく戦った。胸を張って帰って来て。
『過去のW杯でもPK戦は多くのドラマを生んでいる。前回ドイツ大会では、決勝戦イタリア対フランスがPK戦にもつれ込んだ。フランスはトレセゲが外し、イタリアが優勝した。また、94年アメリカ大会の決勝ブラジル対イタリアでは、当時のイタリアのエース、バッジョと守りの要であったバレージが外し、ブラジルが優勝した。バッジョは「PKを外すことができるのは、PKを蹴る勇気を持った者だけだ」、「PKを決めても誰も覚えていないが、外したら誰もが忘れない」 とPKに関する言葉も残している』

日本は本当によくやった。まずはパラグアイ戦の戦いぶりを心から讃えたいです。そりゃあこのパラグアイとの一戦で、これ以上なく明確に「課題は山積み」だということはわかったさ。でもそれはここで私が触れるよりも、有識者たちがより確実な分析をしているはず。日本には「決定力」以前に「決定機」を作るオプションが余りに乏しいことなんて、トラップ・ドリブル・パスの精度が世界と比べて格段に落ちることなんて、中盤の球際でことごとく競り負けて押し込められたことなんて、もうみんなわかってるはず。日本はベスト8に行くチームではなかったことは本当によくわかった。そして私は改めて「PK戦」の残酷さを感じたのです。

ワールドカップ決勝トーナメントから採用されているPK戦、英語ではPenalty Shoot Out(PSO)と言いますが、それは今まで悲喜こもごものドラマを生みだしてきています。標題リンク先の記事にあるとおり、かつてはマラドーナもストイコビッチもバッジョも、プラティニさえも外したことがあるPK戦、サッカーをやったことのない素人にとって「PKはキッカーが決めて当然」という考えが一般的なわりには、レジェンドクラスのプレイヤーすら外していく。いったいPK戦とは、それもワールドカップのPK戦とは何なのか、ちょっと私Blackは調べてみました。
以下長いですが、ワールドカップでPK戦が採用された1982年第12回スペイン大会からこの2010年第19回南アフリカ大会まで、ワールドカップの舞台で行われたPK戦の全データです。「PSO」は上述のとおりPenalty Shoot OutつまりPK戦の略、SVDはキーパーによるセーブで失敗、WSはwide shotつまりゴール枠外(ポスト、クロスバーを含む)で失敗の略です。


1982年第12回スペイン大会準決勝 西ドイツ 3-3 フランス(PSO5-4)
西ドイツ:カルツ○ ブライトナー○ シュティーリケ×SVD リトバルスキー○ ルンメニゲ○ ルベッシュ○
フランス:ジレス○ アモロ○ ロシュトー○ シクス×SVD プラティニ○ ボッシ×SVD

1986年第13回メキシコ大会準々決勝 ブラジル 1-1 フランス(PSO3-4)
ブラジル:ソクラテス×SVD アレモン○ ジーコ○ ブランコ○ ジュリオ・セザル×WS
フランス:ストピラ○ アモロ○ ベローヌ○ プラティニ×WS フェルナンデス○

1986年第13回メキシコ大会準々決勝 メキシコ 0-0 西ドイツ(PSO1-4)
メキシコ:ネグレテ○ キラルテ×SVD セルビン×SVD
西ドイツ:アロフス○ ブレーメ○ マテウス○ リトバルスキー○

1986年第13回メキシコ大会準々決勝 ベルギー 1-1 スペイン(PSO5-4)
ベルギー:クラエセン○ シーフォ○ ブロース○ フェルフォールト○ L・ヴァン・デル・エルスト○
スペイン:セニョル○ オラジャ×SVD チェンド○ ブトラゲーニョ○ ムニョス○

1990年第14回イタリア大会決勝T-1回戦 アイルランド 0-0 ルーマニア(PSO5-4)
アイルランド:シーディ○ ホートン○ タウンゼント○ カスカリーノ○ オレアリー○
ルーマニア:ハジ○ ルプ○ ロタリウ○ ルペスク○ ティモフテ×SVD

1990年第14回イタリア大会準々決勝 ユーゴスラビア 0-0 アルゼンチン(PSO2-3)
アルゼンチン:セリスエラ○ ブルチャガ○ マラドーナ×SVD トログリオ×WS デソッティ ○
ユーゴスラビア:ストイコビッチ×WS プロシネチキ○ サビチェビッチ○ ブルノビッチ×SVD ハジベギッチ×SVD

1990年第14回イタリア大会準決勝 アルゼンチン1-1 イタリア(PSO4-3)
アルゼンチン:セリスエラ○ ブルチャガ○ オラルティコエチェア○ マラドーナ○
イタリア:バレージ○ バッジョ○ デ・アゴスティーニ○ ドナドーニ×SVD セレーナ×SVD

1990年第14回イタリア大会準決勝 西ドイツ 1-1 イングランド(PSO4-3)
西ドイツ:ブレーメ○ マテウス○ リードレ○ トーン○
イングランド:リネカー○ ベアズリー○ プラット○ ピアース×SVD ワドル×WS

1994年第15回アメリカ大会決勝T-1回戦 メキシコ 1-1 ブルガリア(PSO1-3)
メキシコ:ガルシア・アスペ×WS ベルナル×SVD ロドリゲス×SVD スアレス○
ブルガリア:バラコフ×SVD ゲンチェフ○ ボリミロフ○ レチコフ○

1994年第15回アメリカ大会準々決勝 ルーマニア 2-2 スウェーデン(PSO4-5)
ルーマニア:ラドチョウ○ ハジ○ ルペスク○ ペトレスク×SVD ドゥミトレスク○ ベロデディチ×SVD
スウェーデン:ミルド×WS K・アンデション○ ブロリン○ インゲソン○ R・ニルソン○ ラーション○

1994年第15回アメリカ大会決勝 ブラジル 0-0 イタリア(PSO3-2)
ブラジル:マルシオ・サントス×SVD ロマーリオ○ ブランコ○ ドゥンガ○
イタリア:バレージ×WS アルベルティーニ○ エヴァーニ○ マッサーロ×SVD R・バッジョ×WS

1998年第16回フランス大会決勝T-1回戦 アルゼンチン 2-2 イングランド(PSO4-3)
アルゼンチン:ベルティ○ クレスポ×SVD ベロン○ ガジャルド○ アジャラ○
イングランド:シアラー○ インス×SVD マーソン○ オーウェン○ バッティ×SVD

1998年第16回フランス大会準々決勝 イタリア 0-0 フランス(PSO3-4)
イタリア:R・バッジョ○ アルベルティーニ×SVD コスタクルタ○ ヴィエリ○ ディ・ビアジョ×WS
フランス:ジダン○ リザラズ×SVD トレゼゲ○ アンリ○ ブラン○

1998年第16回フランス大会準決勝 ブラジル 1-1 オランダ(PSO4-2)
ブラジル:ロナウド○ リバウド○ エメルソン○ ドゥンガ○
オランダ:F・デ・ブール○ ベルカンプ○ コクー×SVD R・デ・ブール×SVD

2002年第17回日韓大会決勝T-1回戦 スペイン 1-1 アイルランド(PSO3-2)
スペイン:バラハ○ イエロ○ バレロン×WS ファンフラン×SVD メンディエタ○
アイルランド:ホランド×WS ロビー・キーン○ コノリー×SVD フィナン○ キルベイン×SVD

2002年第17回日韓大会準々決勝 スペイン 0-0 韓国(PSO3-5)
スペイン:バラハ○ シャビ○ ホアキン×SVD イエロ○
韓国:安貞桓○ 薛g鉉○ 洪明甫○ 黄善洪○ 朴智星○

2006年第18回ドイツ大会決勝T-1回戦 スイス 0-0 ウクライナ(PSO0-3)
スイス:シュトレラー×SVD バルネッタ×WS カバニャス×SVD
ウクライナ:シェフチェンコ×SVD ミレフスキー○ レブロフ○ グセフ○

2006年第18回ドイツ大会準々決勝 ドイツ 1-1 アルゼンチン(PSO4-2)
ドイツ:ノイビル○ バラック○ ポドルスキ○ ボロウスキ○
アルゼンチン:クルス○ アジャラ×SVD M・ロドリゲス○ カンビアッソ×SVD

2006年第18回ドイツ大会準々決勝 イングランド 0-0 ポルトガル(PSO1-3)
イングランド:ランパード×SVD ハーグリーヴス○ ジェラード×SVD キャラガー×SVD
ポルトガル:シモン・サブローザ○ ヴィアナ×WS プティ×WS ポスティガ○ C・ロナウド○

2006年第18回ドイツ大会決勝 イタリア 1-1 フランス(PSO5-3)
イタリア:ピルロ○ マテラッツィ○ デ・ロッシ○ デル・ピエロ○ グロッソ○
フランス:ヴィルトール○ トレゼゲ×WS アビダル○ サニョル○

2010年第19回南アフリカ大会決勝T-1回戦 パラグアイ 0-0 日本(PSO5-3)
パラグアイ:バレット○ バリオス○ リベーロス○ バルデス○ カルドソ○
日本:遠藤○ 長谷部○ 駒野×WS 本田○

総回数:21回
総キック数:195本
総ゴール数:138本
総失敗数:57本
総SVD数:40本
総WS数:17本

成功率:70.77%(小数点第3位四捨五入。以下同じ。)
キーパーセーブ率:20.51%
枠外率:8.71%



どうでしょう。W杯の舞台ではやはり想像を絶するプレッシャーがかかるのでしょうか、「決めて当然」と思われがちなPK戦での成功率は7割、当然と断言できるほど高いわけではありません。今回は駒野のキックが枠に入らなかったことでいろいろと言われていますが、W杯PK戦史上初めて枠を外したのは、あの「将軍」プラティニです。これはクロスバーにも当たらない枠外でしたね。他にも、ブラジルでジーコと黄金のカルテットを形成したレジェンド・プレイヤーであるソクラテスもセーブされ、マルディーニとともにイタリア最高のディフェンダーと言われるバレージも枠外、現在のイングランドで中核のランパードとジェラードもセーブされ、ウクライナの英雄シェフチェンコもセーブされています。特にシェフチェンコはPKが極めて確実で、公式試合で何度も蹴って決めてきているにもかかわらず、W杯そして2004-05CLでのACミランでは決定的な失敗をしています。

この数字を見て駒野が云々ということは私はしませんし、そのように解釈されるのは本意ではありません。ただ、PK戦に備えて練習を必ずしている各国の一流どころを集めた代表選手でも、失敗はつきものであり、それはサッカーで勝敗を決めなければならない以上やむを得ない出来事であるということだけは確かです。改めてデータ化してみて、PK戦というのは本当にしんどいものなんだなあ、と、子供のころ少しだけサッカー部に所属してキーパーを務め、記録に残る公式戦にも出場し、あまつさえPK戦も経験し、もうサッカーを辞めてしまったので間違いなくすることがない、生涯にたった1本のPKセーブをして、そしてその後に味方が失敗、さらにあと1本を止めることができず、結局その試合に負けたことがある私は、しみじみ思ったのでした。


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