BlackAsh News!! 新着順 - 5月 01〜 - |
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2006年 5月 5日
(金)
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◆ "ネット右翼"、ブログに群がる。異質な意見を匿名で攻撃
(朝日新聞)
[17:50] | | 『東京弁護士会に所属する小倉秀夫さんのブログに寄せられるコメントの数は多い時でも日に20前後だった。それが昨年2月初め、10倍近くに急増した。普段はIT関連について考えを掲載している。そこに他人のブログをしつこく投稿する行為をいさめる意見を載せた。その直後のことだった。コメントの大半は批判だ。名前欄は匿名だった。回答しないと「このまま逃げたらあなたの信頼性はゼロになりますよ」 反論すれば、再反論が殺到した』 ここで朝日新聞がいう弁護士の小倉先生のブログとは、先生が書かれたHotwiredの連載記事のことでして、今は連載は終了しましたが、コメント欄等はそのまま見られるようになっています。最終記事が表示されますが、「前のページ」というリンクをクリックすればどんどん前に戻れます。
この朝日新聞の記事を見て思ったことは、何つーか、ネット上に撒き散らされる意見の内容が上品であろうが下品であろうが、相手にしたけりゃ相手にすればいいし、無視したいなら無視すればいいし、コメント欄を閉じたければ閉じればいいし、相互理解による意見の集約なんてのは、少数間の対話類似の環境が保たれているならまだしも、不特定多数の絢爛かつ華麗な言葉が踊る舞踏会場のごときブログのコメント欄においては生まれることなど皆無だと私は思いますので、議論を展開するだけ無駄、そんなことをしているくらいなら新しくおもしろいネタを探して記事を書く方がよっぽどましだと思う次第で、そういう意味を込めてブログという形式のウェブサイトにおけるコメント欄やトラックバック欄の意味がわからないと言ってきたわけです。討論という行為を民主主義的に解釈し「意見を戦わせ、かつ少数意見も斟酌した意見の集約の場」であると位置づけて意気揚々とブログを開設した人からすれば噴飯モノでしょうが、匿名という手法は、単純に自己の見解を表明することが目的である場合、または議論を紛糾させることが目的である場合に極めて効果的であり、意見の集約ではなくそれを意図して行われた場合、上の引用部分にもあるように「このまま逃げたらあなたの信頼性はゼロになりますよ」と言われようが何だろうが、放置するしかなくなるんじゃないかと思うのですが。逆に言えば、討論しないからといって信頼性がゼロになるわけもなく、討論しないことをもって討論希望側の勝利というわけもなく、さらには相手が意見の集約を求めていることが明らかであるのにそれを敢えて外した視点から意見を表明した時点で(その表明者が討論を続けている意識であっても)一種の討論放棄とも言えるわけで、有体に言えば互いの目的が違ってまとめ役もいなければ収拾がつかなくなるのが当たり前、こんなたくさんのスペースを使って記事にするほどのことでもないということでいいんじゃないかと思うのです。ですので、それを捉えて敢えて 『議論の場から離れることを許さない「ネット右翼」だ。数年前からネット上で使われ出した言葉だ。自分と相いれない考えに、投稿や書き込みを繰り返す人々を指す。右翼的な考えに基づく意見がほとんどなので、そう呼ばれるようになった』 などと、討論の意義という話題と関係ない「右翼」というレッテルを貼る必要は何もないわけで、もちろんこれは、左寄りの朝日新聞が最近劣勢な情勢を回復させようとして、書き込み内容が右翼的であるという一点のみに拘泥し、討論の意義という話題と右翼という話題を意図的に交差させた記事という論評が妥当するのではないかと思います。換言すれば、朝日は本当にアホだなということが出来ると思います。いわゆるネット上で右寄りの見解を表明することと、人のブログのコメント欄にいろいろ書き込む行為とは必ずしも直結するものではないことは当たり前であり、それは他ならぬ題材に上げられた小倉先生もしっかりと前提に挙げて 『特定のブログのコメント欄に、多数のコメンテーターが殺到し、ブログ主を批判、非難、中傷したり、揚げ足取りやくだらない質問が執拗に繰り返される現象を、メディアスクラムになぞらえて、「コメントスクラム」と私は命名しました・・・ また、コメントスクラムは、「ネット右翼」によって引き起こされるものに限らないことも当然です』 と述べているところであり、そう書かれているにもかかわらず、意図的にネット右翼なるものがブログのコメントを荒らすと断言して構成した朝日新聞のこの記事を見るに、ああ朝日新聞の誤導っぷりは相変わらずだなぁ、と、つまるところにやにや笑いが止まらないという状況なのです。
ネタ元にされた小倉先生もいい迷惑なんじゃないかと思ったりしますが、願わくば小倉先生におかれましては、先生が受けた被害の意趣返し的に匿名での表現に規制を加えることを弁護士として主張したりしないよう、強く望むものであります。匿名の意見はそれ自体は意見や感想として非常に重要なものだと私は理解しています。不特定多数の目的を有する匿名の意見と討論して意見を集約させることが基本的に不可能であることを知悉すれば、匿名の意見は意見として、既存の法律で犯罪となる場合や民事責任を負う場合以上に縛ることなく、自己責任かつフリーハンドで表明させるべきだとすることに何らの障害もないと思うのです。強制ID制などもっての外、意見の集約がしたければ他の場で行い、匿名の場はそのままであるように、小倉先生は一応我々と違って実社会特に法律制定においてその意見に影響力がある可能性を持った人なので、この場を借りてお願いしたいと思います。
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2006年 5月 2日
(火)
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◆ 【オタ集まれ】屑DEATH 3【イベント】
[05:16] | | だいぶ前からTOPにバナー張ってるんだけど、今年もやります屑デス3。標題リンク先公式ページによればオタク音楽をメインにした音楽イベントのようなもの。まあ有体に言えば、オタ音楽とかみょんな映像が流れるからてきとーに遊んでいかないか、ということですよ。レゲーやらレトロアニメやらロボットやら萌えやら801やらね、華々しくも、もうまとまらないったりゃありゃしない。いやあ、オタっていつでも自分勝手なところがすばらしいよね。しかも私が担当するのは上に挙げたそこらへんのメジャーどころなんて思い切り通り抜けたところだからね。ほら、オタって人が知らないのを知ってるってことに思い切り優越感を感じる傾向があるじゃない。それをね、思う存分満たそうじゃないか、ということでどうよ。どうよって言われても困るだろうけどさ。
標題リンク先にレゲー担当の雪男さん作のひどカッコいいイメージ動画もアップされたし、とりあえず寄ってってみてくださいよ。今回損益分岐点が動員307人とかありえない数字で、これは絶対私たち主催側は得しない。けれども、少なくともきみらお客さんには損はさせない。などとかっこよさげな締めで以上宣伝よろでした!
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