2016年 2月 13日
(土)
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◇ Black:明けました! おめでた!
[18:39] | | 何で私はこの書き出しを使い始めたのでしたっけ。元ネタがあったはずなのですが、もうすっかり忘れてしまいました。ていうかもう2月も半ば、バレンタインデーを控えたこの時期に明けましたも何もないのですが、年が明けてずっと忙しく、また体調不良というか親指がまたもやばね指になりまして仕事でキーボード打つのが精一杯という日々がずっと続き、今も続いているのです。年末から1ヶ月続く痛みにいい加減耐えかねて先週に腱鞘内注射を打ったのですが、腱のつっかかりは未だ取れず、私の右手は余りに不自然なキーパンチを繰り出しそうださゆリンだ! 「弓長九天:さゆリン」で使われてたんだこのあけましたおめでたの遣り取り。弓長九天どこいっちゃったんだろう。結構楽しみにしてたんだけどなあ。というわけで流れるような四コマ紹介です。
【四コマ】 水瀬るるう:大家さんは思春期!(5巻) 相変わらず絶好調、多くの出張連載により刊行速度がかなり上がっているような気がします。やはり鉄板のチエちゃんの愛らしさ、そしてユキの胸の豊かさ。これを見ないと一日が始まらないとまで思わせる包容力に溢れる胸はきっとこの世を救う。でも本巻ではスレンダーな陸上少女、森ちゃんが元気です。森ちゃんもいいよね。メガネかけるとちょっと平凡っぽいけどたまに外すとグッと来るよね。これで胸が大きくなったら走るの大変だよね。みんなまだ作中では中学生だからきっとこれから育つよね。私は奇乳の趣味はありませんので、これ以上巨大化しないかユキの将来が心配です。森ちゃんの話をしていたはずでしたがまあいいか。あ、アニメは1分で切りました。1話2分アニメだから半分は見たということになります。わかってたんですよアニメ化したって面白くないだろうことは… あ、待てよ1話で切ったからまだユキの胸を見てない。ちょっと見てくるか。
水瀬るるう:はじめてのおとまり 水瀬るるうの初期短編集。こういうのが出るとあれだね、何か売れてきたんだなあって思うよね。同時に何かしみじみと、今売らなきゃっていう、こう、何というか出版社の都合を如実に感じるよね。まああれだ、こういうことでもして出版社が潤っておかないとね、ちょっとね、まあ予算不足で最終巻が出ないとかいう悲劇も少なくなるでしょうから。などとひとくさり年寄りじみた感想を述べましたが、この作品については実に初々しく好もしいものであります。四コマではありませんが、水瀬るるうが何とか売れ線にたどり着こうとがんばっている姿がじんわりと見て取れるような気がします。スタンダード恋愛ものから百合モノまで、微エロ要素あり。余り百合百合しいのは好きではない私ですが、これに収録されているのはまだソフト系で許容範囲内。これで一息ついて、またばりばり描いていってほしいものです。
瀬野反人:いぬにほん印刷製版部(2巻・完) 終わるの早いよ。あと2巻くらい引っ張ってよ。印刷会社の日常の四コマ漫画、これを読むと割付の基礎や製版用語が覚えられるという実にニッチな作品でしたが、私はとても楽しみにしておりました。あれかな、女の子成分が足りなかったのかな。とにかく女の子出しときゃいいからな今の四コマは。でもこういう作品は大変に興味深いので、瀬野さん次もこんな感じでひとつお願いします。買いますので。
小山愛子:ちろり(8巻・完) 四コマではありませんが、完結したのでご紹介。開港間もない明治時代の横浜、ちょっと色っぽい女主人と店員というか女中的な少女が切り盛りするカフェーの日常を描いた作品です。基本的に1話完結、全編通してカフェーの雰囲気・空気感を細やかに、少し暇な店とそこにぽつぽつ訪れる客、朝な夕な過ぎ去る日々の彩りをじんわりと写しています。この手の作品はどうしたって「芦名野ひとし:ヨコハマ買い出し紀行」という屈指の名作を想起してしまうのでなかなか難しいところではありますが、私はこの作品が好きでした。終わってしまって残念です。
得能正太郎:NEW GAME!(3巻) 女の子だけしかいないゲーム会社、新人のヒロインが何とキャラデザに大抜擢? 新たな展開を見せていく「今日も1日がんばるぞい!」の本です。まあ新たな展開といっても基本的に楽観と微百合で満ち満ちていますので、安心してヒロインたちの愛らしさを堪能することができます。ひふみんの胸にほくろがあるという設定は大鉄板的に素晴らしいですね。このままのペースで全てがいい方向に転がっていく日常を描いていって欲しいものです。
くろば・U:ステラのまほう(3巻) 女子高生たちが同人ゲームを作る部活のどたばた日常四コマ。主人公のおじさまスキーはちょっと重症ですが、それでも文化祭に向けてみんながそれぞれの思いで動き始める… などと意味ありげに描きましたが基本的に以下略なので安心して以下略することができます。少々ごちゃごちゃ気味で見づらいところもありますが、何かを形にすることの楽しさというものをしっかりと描いているのではないかと思います。
辻灯子:敗者復活戦!(1巻) 萌え系とは一線を画す、オチがわかりにくいことに定評のある辻灯子の次なる舞台は古本屋。元外資系金融でバリバリ働いていた女性が祖父の古本屋から、バイトで連戦連敗の女子高生が無理やりその古本屋にバイト採用されたところから、それぞれの敗者復活戦は始まるという表向きのテーマでよいでしょうかね。その女子高生の友人は父子家庭という背景付き、何とも重々しい話に見えますが、そこは辻女史の熟達した腕の見せ所、シンプルなタッチに飄々とした展開で全く深刻さを(表向きは)感じさせません。行間を読みたい人は読めばいい。小料理屋のバカップルと酒屋のスピーカーも登場し、ファンであれば安心して、ファンでなくともするっと入っていける作品です。次が楽しみ。
器械:スクール・アーキテクト(2巻・完) 少し不思議、どころか大層に不思議な学園非日常生活四コマ。骨フェチのかわいらしい女の子、舌に人生を賭ける女の子、どたばた系と思いきや生徒たちの欲望は奇妙に重々しく変質し、ひとりほくそ笑む生徒会長は欲望をコントロールして学園をその管理下に… いやほんと、こんな展開になるとは思っても見なかった。いい意味で予想を裏切っていった描き振りに首肯。ここで完結は惜しい。次はあるのだろうか。
大乃元初菜:スキップAD! いろはちゃん(4巻・完) テレビ局ADの昼夜分かたずドタバタな日常四コマ、きっちりと完結。大乃元女史らしい快活そして笑顔に満ちたキャラが大活躍、なかなか楽しませてもらいました。ヒロインの人柄ゆえに話がマンネリ化する前に区切りをつけ、長さ的にもちょうどいい完結といったところ。私も日々激務激務と言ってますがね、ADの仕事はこなせる気がしませんね。そんな体力全くないです。いろはちゃんはもう数年したらDになれるのかしら。その時は続編とか面白そうだな。
【音楽】 Echospaceのリリースラッシュも一段落、今年の始まりはややおとなしい感じ。つい先ほど「Purl & Sinius:Oceans of Sound」がリリースされ、今この多幸感溢れるダブテクノ・アンビエントを味わっております。その前は何というかHardcoreにはまりましてね。Hardstyleよりも激しいBPM170〜190のぶっ壊れサウンドをガンガン聴いて無理やりテンションを上げておりました。「Cloud 9: Masters Of Hardcore Presents Masters In The Mix Vol.2」が実によかった。あと「Hard Kryptic:Hard Kryptic Records Yearmix 2015」も素晴らしい。まあHardcore熱も多少過ぎ去り、あともう少しで毎年恒例のTelraeのMixが出るはずなので、それを心待ちにしております。
さあ今年も働かなくちゃ。あ、でも夏コミは何とか申し込みましたのでそれもがんばらなくちゃ。ちょっと血圧がどうにも収まらなくて薬が増えたからってげんなりしてはいられませんね。げんなり。
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