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BlackAsh News!! 新着順 - 12月 11〜 -
2006年 12月 20日 (水)

訃報:お笑い、カンニングの中島忠幸さん死去 日刊スポーツ [21:16] 
  復帰するって番組の打ち合わせしてたんじゃなかったのか… 余りに早過ぎる死に呆然。復帰に向けた竹山のがんばりは絶対空しいものなんかじゃなかった。また二人で出てくるものと思っていた。

今日はいったい… 深くご冥福をお祈りいたします。

訃報:女優の岸田今日子さん死去
毎日新聞 [16:41] 
  ムーミンの声といえば馴染み深いでしょうか。その味のあるナレーションは吸血姫美夕やプリンセスチュチュなどのアニメまで幅を広げていました。本領はやはり映画と舞台、映画では「砂の女」「破戒」「海と毒薬」「八つ墓村」など、名女優としての名は不朽のものでしょう。

訃報がふたつ、今日はさみしい日です。昭和の人がさらにまたひとり。深くご冥福をお祈りいたします。

訃報:青島幸男さん死去 前都知事、放送作家、タレント
毎日新聞 [16:30] 
  鈴木氏を破っての都知事当選の時はいろいろな意味で都内が沸き返ったものです。予定されていた世界都市博覧会を止めるなんてことは、恐らく余人にはできなかったでしょう。まあ、その後はブレーン不在と都議会大反発で徐々に衰えていきましたが。政界に出ず、いじわるばあさんなどでコミカルな風刺を続けていたら、また違ったのかもしれません。「ママを訪ねて三千軒」では和やかムードなパーソナリティだった記憶。

昭和の人がまたひとり。深くご冥福をお祈りいたします。
2006年 12月 19日 (火)

労働市場改革:正社員待遇を非正規社員水準へ 八代氏示す 毎日新聞 [04:41] 
  『経済財政諮問会議の民間メンバーの八代尚宏・国際基督教大教授は18日、内閣府の労働市場改革などに関するシンポジウムで、正社員と非正規社員の格差是正のため正社員の待遇を非正規社員の水準に合わせる方向での検討も必要との認識を示した』
予想はされていましたが、格差是正として下を上げるのではなく上を下げるという選択に突入です。なぜなら、給料を出す側の懐が痛まないから。みんな貧乏にしてしまえば格差はなくなる。まことに素晴らしい、至極単純な理由に基づいた至極単純な選択ですが、これほど格差是正に効果的な方策はないでしょう。法律を変えるだけで事は済むのですから。下を上げるには、上げるための法律改正に加え、上げる分の原資を確保しなければならない。原資の確保が出来なくなった企業は市場から強制退場ということになりますが、これは経済界としては避けなければならない。というわけで、上を下げるということになるわけです。いや、八代氏も、
『「既得権を持っている大企業の労働者が、(下請け企業の労働者や非正規社員など)弱者をだしにしている面がかなりある」と述べた』
この点だけを「実質的に」捉えればある程度は正鵠を射ているのですが、だからと言ってこれを是正するために上を下げる必要はなく、単にそのような「正社員が派遣をだしにすること」を厳に、かつ実効的に禁止することで足りるわけです。けれども、それを大仰に「既得権益を持っている労働者」などと正社員を悪者にして大見得を切っているわけで、彼は何を言いたいかというと、それはつまり、格差是正を「だしにして」企業側の言い分を通しているのです。換言すれば、より大きくかつ是正されるべき既得権益を持っているのは大企業つまり資本家であって正社員つまり労働者ではないのに、格差是正に名を借りて、労働者の賃金縮小に邁進するわけです。さらに換言するなら、より本質的で重大な格差とは資本家と労働者の間にある格差であるのに、それを意図的に労働者間の格差に話を切り替え、労働者間の分断を図り、それぞれを各個撃破していくことにより、資本家に都合の良い仕組みを作り上げていこうとしているのです。

義務教育で歴史を学んだ方々なら知っていて然るべきですが、「divide and rule」(分割統治)はかつてイギリス植民地の統治政策であり、植民地の各民族を分裂させ互いに争わせて宗主国に頼らせるというものでした。それを今、現代日本の縮図として見るに、既にニートやフリーターが社会問題化され、格差問題という従来までも存在した話が改めてクローズアップされて「勝ち組」「負け組」が明示され、みんなが「格差」という単語に敏感になっている中、そして今、年収800万円以上の労働者にはホワイトカラー・エグゼンプション("WE")が適用され残業代なしという話が進み、そしてこの記事で正社員と派遣の間の対立が明確にされています。つまり、既にこの時点で、労働者において「年収800万円以上の管理職以外の労働者」「年収800万円未満の管理職以外の労働者」「派遣・契約社員」「フリーター・ニート」という各層にdivide(分割)され、各層をそれぞれrule(統治)していくという形が出来上がりつつあるのです。もちろんこうして我々の眼に触れる情報では、各層はともに対立関係にあり利害が一致しないものとして喧伝され、各層はもはや協力できないという認識が刷り込まれつつあるわけです。いやあ、面白い面白い。これからWEの下限基準が100万円ずつ下がって行ったら、つまり例えば2年後700万円、4年後に600万円、6年後に500万円などと下がっていったら、さらにそれぞれに分割されていくわけです。もう下げられた人は新しく下げられる人のことなど知ったことではなく、まだ下げられない人は「もうこれで下げられないだろう」などと根拠なく考えてやはり知ったことではなく、反対勢力が少ないまま次々と各個撃破されていく様が目に浮かぶようです。

日々の労働に命を捧げてもはやどうしようもなく眠い中、これを解決する方法として私が後先考えずに手っ取り早く2chで見つけたのが、次の参院選で、労働者保護を一応掲げている共産党を躍進させ、しかし絶対に与党とはさせずに自民党への牽制役に就かせることですが、まあどうせボケた頭で思ったことですからいろいろ問題もありましょうかね。え、民主党? 経団連に首根っこ押さえられてますからだめですよあそこは。まあ、こうして労働者が手をこまねいている間に以上の政策を資本家がきっちり完了させれば、労働者も日々の生活にカツカツになって選挙政治どころではなく、かくして資本家と一部の勝ち組は肥え太り、大多数の負け組は道端の雑草のごとく、打ち捨てられ枯れていくのですね。

日本的な、実に日本的な「古きよき」「馴れ合い式の」株式持合いと護送船団式間接金融に支えられた一億総中流時代を夕暮れに懐かしむ日は、おそらくはそう遠いことではないかもしれません。
2006年 12月 17日 (日)

なぜ新人は3年で辞めるのか? livedoor NEWS [09:00] 
  『大卒入社3年以内で36.5%の社員が辞める――。新しく入ってきた自分の部下に2、3年でプイと会社を辞められてしまったら、上司や先輩はガックリだろう。一から仕事を教え、飯をおごったりしたことがムダになるのだ。若者は、昔から辛抱が足りないとか、ガマンが利かないといわれるが、本当の理由はどこにあるのか?』
ソース元がゲンダイでライブドアニュースに転載というどうにも微妙な感が漂う記事ですが、3年くらいで前の職場を辞め、かつ今は新人を育てる立場になった私としても見逃せないニュースではあります。私もそれなりにがんばって育てようとしてるんですが、やっぱり「出来ないなりにも打てば響く」という新人はなかなかいないもので、どうにも反応が鈍いのにはちょっと淋しい限り。もしかして私が悪いのかしらん、と思いつつ、この記事を会社人という立場からてきとーに分析してみました。いいのかてきとーで。

『成果主義に失望
「成果、成果と頑張ったところで、給料は20万円ソコソコ。残業は多く、拘束時間は長いのに、結局は給料は年功序列的に決まっていて年かさの先輩が圧倒的に高い。これじゃ、ヤル気は起きません。しかも、40歳ちょっとでリストラ対象……。こんな現実を目のあたりにして、若者たちは“これが成果主義か”と早々と失望してしまうのです」(日大教授・松野弘氏)』

あの、賃金に納得して入社したんではないでしょうか。拘束が月350時間以上で20万円残業代なしとか労働に比して著しく低廉な給料ならともかくさ、成果主義に失望て、面接担当が「ウチは成果主義だから、がんばれば必ずリターンを受けられる」というセリフにばっちりだまされたとでも言うつもりですか。成果主義って体のよい人件費削減だ、ということはこれだけ各誌各紙で喧伝されていることだから、もうみんな知ってると思ってたんだけど。よく言われるように、日本の成果主義は年功序列に成果を加味した形にデフォルメされてるわけですが、年功序列+成果主義って、成果を評価する上司が既に年食ってる人だから自分に不利につけるはずがないんですけど。今時の学生さんはそんなこともわからない脳味噌溶解済な人たちばかりですか。それじゃ仕事が出来ないのはわからんでもないけどさ。何を今更、と思うのは私だけかいな。そんなことでやる気無くすなら、ゴールドマン・サックスにでもがんばって入っておけばよかったんだ。見ろよ今年のGS、史上最高益でペーペーの新入社員にもボーナス1200万円だぜ? 管理職で11億7000万円から23億4000万円、ロンドン欧州本部の財産権取引責任者に117億円のボーナスだぜ? これぞまさしく成果主義、働いて儲けた分だけゲットする正しいあり方と考えるんだろ? その代わり午前8時9時から午前3時4時まで働いて、成果が上がらなければすぐに肩叩きの世界だけど。でもそれがいいんでしょ? 理想なんでしょ? ほらがんばって転職しなよGSに。

ここまで書いて、私の労働時間がGSとそんなに変わらないことに気がついた。あの、すいません、むしろオレがGSに… あ、もう三十路でトシだから無理すか。しょんぼり。

『非正社員でもいいや
「いまは非正社員でもぜいたくをしなければメシを食っていける世の中です。この現実が若者たちを簡単に会社を飛び出させるのです。とりあえず食っていける環境があるから、退社を深刻に受け止めない。“非正社員体制”をつくったのは企業なのに、3年で次々と辞められて慌てているのですから皮肉な話です」(松野教授=前出)』

松野教授、痛いところ突くね。やれ派遣だパートだと労働力の流動性をこれでもかと強調して、企業にとっての理想郷に近づいたはずなのに、いざそうなったら不満というこの体たらく。これは企業がいかにバカかということを図らずも証明してしまったわけで。数年前の一時期、経済雑誌でも「正社員とフリーターとの生涯賃金格差は大したことはない。だったら自由な時間を使えるフリーターの方が断然いいぜ! 夢を追いかけようみんな!」というトーンの記事がばかばか載っていたのを記憶している。経済雑誌や新聞の大部分が、特定の会社、財界の意向を反映した「ちょうちん記事」的な記事を書くことはつとに知られているところだけど、そういう風潮に釣られて「自由業」を選択した人もいるかもしれない。ところが最近の経済雑誌では「正社員とフリーターの賃金格差はこんなに広がるよああ怖い怖い」などと、問題を指摘する振りをしていけしゃあしゃあと書き散らす。誰が煽ったのよこれ。
そんで、正社員であることを拒否し、または拒否された、年収300万円以下の昨今の雑誌にいわゆる「負け組」なる層に立つ人たちは、カネがないので消費活動も出来ず、世界に冠たるニッポンを代表する最強会社、この風潮の旗振り役である元経団連会長かつトヨタ会長の奥田氏をもってして「なぜ国内の売上が伸びないのかわからない」と言わしめるに至るわけです。当たり前だよカネがないんだもん。買えるわけないじゃん。それともカネがなくても車くれるん?

何だか話がずれたな。まあ非正社員をやりたい人はそうすればいい。新人たちが辞めてそういう生き方を選ぶのは、つまりは教育していた私としては大きな不手際、悔恨の極みだけれど、それを止める権利なんて私にはない。そういう生き方も大いにありなのは当たり前。それ相応のリスクを背負ってこれからやるんだから、立派な生き方だと私は思うよ… え? 30過ぎて仕事がなくなってきた? 40歳50歳になったらどうなるか不安? いやあの、そういうの考えてなかったの? そのリスクを背負ってがんばってたんじゃなかったの? 何それ? 何を今更?

『少子化の影響。親が甘やかし
親にも責任がある。昔と違って兄弟が少ないせいか、子供に甘い親たちが増えた。
「いろいろ理由を聞いてみると、『親も賛成してくれてますから』とくる。親は友達じゃないんだから、辛抱しろッと、ハッパをかけてもらわなきゃ困りますよ」(人事担当者)』

いや人事担当者さん、きみ何を言ってるんだい。親が云々なんて理由、それはつまり「何でもいいから辞めたいんです」「理由を説明するのが面倒なんです」という意味じゃないか。どこぞのお坊ちゃまお嬢さまがぞろっと揃って入社したわけでもあるまいし、盆暮れ2回しか会わない親の意見なんぞ自分のキャリアを決める時に容れる人がそんなに多いはずがないでしょうが。それでも人事のプロですか。自分の会社のマネジメントが甘いのを社員の親に転嫁してしまっちゃ、そりゃあんたそんな会社じゃ新人も辞めますがな。新人くん、ここは辞めて正解だよ。

『会社の現実にギャップ
「まるでお客さん扱いのインターンシップも悪い。ここでキッチリ指導しないから入社後のギャップが生まれるんです。研修などで先輩たちのカッコイイ仕事ぶりを見せておいて、現場に配属されたらコピー取りや雑用では、嫌気が差してしまう。会社がキチンとキャリアデザインを示さないのは日本企業の悪い点です」(松野教授=前出)』

松野教授、やるじゃない。新人はお茶汲み机拭き書類整理から、は日本の会社の伝統だけど、もはやそういう時代じゃなくなってるということだよ。情報過多の社会になって、昔の人たちが新人時代に見えなかったことが、今の新人には見えるようになってきている。昔なら世間知らずな新人相手に簡単に刷り込めたことが、今じゃそうもいかなくなってる。時代は変わるもんですよ。転職した経験でそれがわかるもんだから、会社の他の人は知りませんが、私は新人にお茶汲みコピーなんぞはやらせません。つーかそんな余裕はそもそもありません。OJTとは聞こえがいい言葉もあるもんですが、はいはいそこの新人の娘さん、ヒマならいきなりメインの書類を作ってもらいましょう。書類の山を見て若い娘さんが慌てふためく姿を楽しむのもなかなか嗜虐感をそそられますが、それじゃ逆に潰れて辞めてしまうので、もちろんそのための基礎的知識も時間を割いて教えましょう。全部出来るはずはないので、今回はここをしっかり勉強してこの部分をしっかり作成するように、目標も設定してあげましょう。一度しか説明しないからよくメモを取るように気をつけてもらいましょう。あ、安心してください、きみが作った書類は全て私がチェックしますから。さあ、とても刺激的な毎日の始まりですよ。

すいません新人の娘さんを毎日午前3時4時まで追い込んで休日も当たり前にやらせてしまって本当にすいません。危なくいきなり潰してしまう寸前で本当にすいません。次からはもう少し手加減します。今回の件についても年内に説明してフォローします。だから辞めないで!

『採用時に甘言を並べるのは決していいことではない。むしろ、アナタが上司なら新人の配属日にキッパリこう言ってやるといい。「3年間は仕事を覚えるための雑用だ。ガマンをしろ」と。「現場に出ていくのは、その中で選抜された者だけ。それが現実だ」とクギを刺す。新人たちも覚悟するはず。その上で積極的に現場に連れ出すなどすれば、若手のヤル気アップは間違いなしだ』
この記事は何ですか、50代の記者さんなんですか。今時「3年間は仕事を覚えるための雑用だ。ガマンをしろ」とか流行りませんて。こんな根性論、実際に教育する私らの年代にすら通じませんて。言うとおり3年我慢をして辞めるだけですよ。それで実際に辞められて困るのは現場の私らなんですよ。止めて下さいよ迷惑な上司の見本みたいな記事の締めは。これ読んで真似する上司がいたらどうすんですか。

ゆったり時間な昔ならいざ知らず、ドッグイヤーな今の時代に、雑用やらせて仕事を憶えさせる時間的余裕なんてあるはずがない。少しでも早く憶えて回してもらわないと私らの身体が保たない。イヤだよ先週みたいに会社に二晩泊まり込み6日間で110時間ちょいも働くのは。年末という休みがなければ月400時間ペースなんてのは。新人さんにはぜひともがんばってもらって、私らの負担を少しでも軽くしてもらいたい。だからこそ、絶対に辞めないだけの魅力を感じさせたい。過剰なまでに課すことには気をつけなければならないけど、それでも「疲れる」とは言っても「つまらない」とは言わせたくない。いやそんな月400時間もやりそうな会社はイヤだというならしょうがないけど、そこはさすがに覚悟してるはずだし… してるかな。大丈夫かな。ううう不安になってきた。そうだよねイヤだよねよれよれになった上司が靴下すら脱いでふらふら徘徊してる職場なんて。床で仮眠取ってる上司がいる職場なんて。忙殺による一時的健忘症で「もしもし、何か残ってるのあったっけ?」とかいう電話をかけてくる上司なんて。あーんもうだめだー。


結論。ワーカホリック気味の人は教育担当になるべきではない。自身にとっても負担が増して、新人にも迷惑。あのーすいません部長、私じゃとてもお役に立てそうもないので来年から別の人に… え、余裕がない? ぐっすん。

































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