2013年 5月 12日
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◇ 例大祭10告知
[03:06] | | 今回は余裕の入稿! ちょうど今徐々に多忙になってきておりまして、作業先行させて本当によかったと思っている次第。いやーさぼってたら落とすところでしたわ。これも一流ホームページのゴトウさんの神速作業のおかげ。毎度脱帽です。
和歌集も3本たまりましたので、以前出しました和歌集解説本の第2巻目を今回は準備しました。先の説明のとおり、今回も端的に言えば、東方と和歌が大好きな私Blackがやってきたことを解説したらこうなったという作品です。今まで書いてきた東方Project和歌集のうち、艶歌集、季歌集そして昨年の冬に頒布の哀歌集からそれぞれピックアップして、カップリングさせた和歌の時代背景や和歌それ自体の技術的解説を試みた「和歌集解説本」のようなものです。新しい和歌集ではありませんし、新しい影絵もありません。 今回は和歌的修辞やキャラの性格だけではなく歴史的な史実も絡めた解説を試みるなど、より様々な角度から作品を楽しめるようにしてみました。前にも申し上げたとおり、和歌は日々過ごす感覚からにじみ出るものを歌に残すものにて、何も大仰な解説書などを引っ張ってくる必要はないのです。けれどどうしたって文法が違い、地理地形が違い、さらには新古今時代には、たとえば大歌人藤原俊成が「源氏見ざる歌詠みは遺恨の事なり」と六百番歌合の判詞に残したように、詠み手たちが万葉古今源氏あたりを全巻読破していることを前提として作品を作っていたわけで、十分に楽しむためには多少なりとも解説が必要と言わざるを得ません。できるだけコンパクトに、かつ東方を楽しむ人たちに親しみやすい観点で、色々と注釈を付けたのがこの本です。しかしながら私は和歌の専門家でも歴史学者でもありませんので、そこらへんは曲げてご寛恕を。 今回も一流ホームページのゴトウさんがデザイン・レイアウトを担当、あるパートの文章が多すぎるので5行縮めるように言われた時は、今まで私がゴトウさんに出してきた数々の無茶な指定を深く反省したものです。文章校正もフレッシュな職人に手伝ってもらいました。私は解説パート選びと解説文を担当しております。手伝ってくださった皆さま、そして毎度細かい気配りと丁寧な対応にて安心のねこのしっぽ様にも、御礼申し上げます。
東方Projectをベースに今まで書いてきたソロ・カップリング和歌集「東方艶歌集」「東方季歌集」「東方哀歌集」からそれぞれ複数本ずつセレクト、元作品のカット、和歌と現代語訳、その和歌を選んだ理由など和歌の背景や作品の解説を収録した和歌・作品解説本。本文22ページ、価格はいつものとおり300円でお届けいたします。
東方恋歌読本弐
表紙 見本1 見本2
5月26日(日)例大祭10 F31-b「BlackAsh」にて頒布(50部くらい) 予定頒布価格:300円
既刊の和歌系『東方恋歌集弐』『東方恋歌集参』『東方恋歌読本』『東方艶歌集』『東方季歌集』『東方哀歌集』、漢詩『東方山水集』、絵本『東方童話 〜 みこの すてきな いちにち』そしてマザーグース『東方MOTHERGOOSE』も各10部少しくらいを持込予定。『艶歌集』はもうほとんどありません。ありがとうございます。
今回は東方新作体験版が出ますな。また色々と想像が膨らみそうで楽しみです。夏コミは東方ジャンルが月曜日ということで、当然ながら平日に休みなどあり得ない私はおそらく出られません。夏の分もビッグサイトでBlackと握手!
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