2017年 1月 23日
(月)
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◇ Black:明けました! おめでた!
[01:01] | | 年末のお台場での狂騒が終わって今年はゆったりとした年明け、1日から4日まで薄い本とPDCダーツ世界選手権を心行くまで堪能し、仕事始めもほどほどに過ごすべくぽてぽてと出勤したらいきなり大炎上してそこから今まで身を焦がし続けておりました。なぜ正月休暇中にサイトを更新しておかなかったのか、しみじみと「鉄は熱いうちに打て」という格言を反芻しております。 年末にC91にて本サイトブースに来てくださった皆さま、まことにありがとうございました。今回は既刊にご興味を持ってくださる方々が多かった印象です。いつもは持ってきた既刊をほぼそのまま会場から自宅に送り返すため、午後3時以後大手と化す宅配便の行列に並ぶという肉体的苦痛を(私の友人が)味わうことになるのですが、今回は既刊がほとんど捌けてしまったので、混雑前にショップ委託分の配送を(私の友人が)手配するだけで済みました。次からはもう少し既刊持ち込みを増やそうかしら、でもおかげさまで13、4作品となった既刊の持ち運びはなかなか(私の友人が)大変で、悩みどころです。もう欠品となった既刊もありますが総集編を作るほどのサークルでもありませんし、むむむ、まずはより充実した作品を、和歌に興味がないであろう上記私の友人も思わずチェックリストに入れて購入してしまうような作品を、がんばって物していきたいと思います。 そんなこんなで冬に出てしまいましたが「東方夏歌集」、とらのあな委託はこちらです。
そういえば年末ぎりぎりのサークルチェック中に、私恥ずかしながら初めてPPAPの動画を見たのです。皆が話題にしていることは当然知っており、何だか大変にヒットし、世界的にも受けているということも情報としては得ておりました。忘年会シーズンに新人がそのPPAPなるものを一発芸でやらされるうんざりだという記事も目にしました。ただ、秋口から余りに、余りに多忙にてテレビなど見る暇はなく、このPPAPなる作品に接するようなサイトも見ることなく、結局のところ実際に誰が何をしているのか、PPAPとは何のことなのか、ずっと確認しないまま、というか圧倒的にどうでもいいまま年末の阿鼻叫喚を抜け、呆けながらサークルチェックに手を付けた時にPPAPという文字が飛び込んできて、そこで初めてyoutubeを見たのです。呆けながら見たせいか、1回見ただけでは、この踊っているおっちゃんが何をやっているのかさっぱりわかりませんでした。この映像と音楽に何の意味があるのか、penとappleとpineappleという単語は理解できるものの、それを組み合わせた歌詞と思しきものにいったいどんな意味が込められているのか、どのような点が皆の興味を引いているのか、皆目見当がつきませんでした。あの時の自分の無表情さは、鏡を見ていたわけでもないのに今でも思い出されるほどでした。これはいかん、もしかしたら老化による感性の鈍麻が始まっているのかもしれないとまずはコーヒーを飲み、タバコを消し、椅子の背もたれの角度を正し、深呼吸をひとつしてから、この目の前にある作品らしきものを積極的に受け入れ理解すべく、改めて再生ボタンを押したのです。しかしながらやはりこれの何が面白いのか、私は全く体感することができませんでした。ロングバージョンなるものも見てみましたが結果は同じ。今まで数多くのシュール系に属する漫画や映像を幾度も目にして楽しんできたはずなのに、この作品には何らの興味も抱くことができませんでした。皆が何かよくわからないけれど楽しいとしているものについて、私は何らの共感も抱くことができなかったのです。惨禍にまみれた多忙な12月を何とか抜けてきて疲弊し切った私は、もう年も終わるその時にしんみりと、自分の感性もこの終わろうとしている年のように衰えて消えていくのだろうと、深く項垂れていたのです。 けれど最近公開された歌舞伎役者による「PNSP」を見まして、これはたいへんに面白かったです。本家よりも圧倒的に突き抜けたくだらなさが素晴らしかったです。よかった私はこういうものを見ても面白いと感じる感性をまだ維持できていたんだと、今になってほっと胸を撫で下ろしているのです。
そんな感じで始まった私の2017年、ますます更新頻度の減少が目立ってきた本サイトですが、上記のとおりちょっと感性を研いでいかないとこのまま加齢により鈍麻していくのみであるという危機感もありますので、今年はがんばって仕事以外のいろいろな出来事に目を向けることを心掛けようと決意した次第です。手始めにここ2,3年すっかりご無沙汰だったエロゲにまた取り組んでみようと思いまして、今さっきアマゾンでポチりました。久し振りすぎてどういう感じでフラグ立ててたのか忘れてしまいましたが、最近のは一本道の紙芝居が多いはずなのでリハビリにはちょうどいいはず。というわけで今年もどうぞよろしくお願いいたします。
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