| BlackAsh News!! 新着順 - 9月 11〜 - |
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2008年 9月 19日
（金）
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◇ Black ： 今週はもうくたくたで減量どころではなかった。しかも
[04:29] | | | 今日は付き合いでがんばって飲まなくちゃならん。3日で5時間睡眠で必死こいて書類作ってあああせっかくがんばってきたのに！ こんなところで足踏みとは。しかしこの土日でもう一度盛り返して何とかしないと… ああダラスデューおいしすおいしす。そういえばアードベッグの新しいのが出るって聞いた。何でもピートをあまり焚かないで作ったものらしい。アードベッグからピートを取っ払ってどうすんだろうかね。しかも冷却濾過で40度まで持っていってしまって… とりあえずは見つけたら呑んではみるけれど、何と言うか、京都の老舗から「一見さんお断り」を取っ払ったようなもんじゃないかと想像してる。多分がっかりしそうな予感。うーん、最近アードベッグはちょっと調子に乗りすぎてるんじゃないか？
アイドルマスター 〜ココロ〜
ミクオリジナルの「ココロ」にアイマスやよいメインで動画をつけた作品。まあ歌はちっとばかし調教に難があるかもしれないけれど、何たって超高画質の中に切なげなやよいを見るだけでご飯が3杯食える。ほんとね、何でやよいはこんなに愛らしいんだろうかね。
批評空間的 歌がいいエロゲー BEST100 (08年9月5,6日集計ver.)
「曲がいいエロゲ」でランキングという異色作。タグのとおり、確かにまさかの6位だ。全体的にやや「有名なエロゲ」に偏りがちではあるけれど、電波ソングに偏っていることもなく、ひととおりざっと「エロゲの曲」というものを眺めるには最適な動画かと。そしていつの間にか過ぎ去った33分。エロゲの曲だけで33分、これ以上ない贅沢な時間の使い方ではなかろうか。
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2008年 9月 18日
（木）
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◆ ３枚重ねトイレペーパー開発 「大切なひと時のために」
（CNN.co.jp）
[07:50] | | | 『ウィスコンシン州ニーナ（ＡＰ）米製紙会社のトイレットペーパー研究所が、「超ソフト」をうたった３枚重ねのトイレットペーパーを新開発した。３枚重ねなら２枚重ねよりもさらに使い心地がいいだろうという発想』
あの、アメリカっぽい発想が得意げに見えるところ申し訳ないんですが、既に日本には3枚重ねがあるんですけども。しかもシャワートイレ用とあり、謳い文句に「こすらずソフト」とあるとおり、やはりダブルより紙の強度が強くなってしまい、こするとそこそこ痛いような感じです。ついでに言えばドイツでは、4枚重ね5枚重ねまで普通に売られております。「lagig」て単語が「重ね」の意味ね。5枚重ねの使用感は、こちらのサイトによれば『痔主様には、つらい国のようである』ということで、相当にごわごわしていて固いみたいです。何でそんなので拭けるんだろうドイツ人。尻の穴が丈夫なのかしらん。つまるところ（自主規制アッー！）なのかしらん。つか5枚も重ねてよくミシン目が合うね。さすが職人の国ドイツ。5枚重ねてもミシン目を余裕で合わせてくるクラフトマンシップの面目躍如、といったところでしょうか。
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2008年 9月 17日
（水）
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◆ 米ＦＲＢがＡＩＧに最大約9兆円融資へ、政府が株式79.9％取得
（ロイター）
[12:18] | | | 『米連邦準備理事会（ＦＲＢ）は１６日声明を発表し、ニューヨーク連銀が保険大手アメリカン・インターナショナル・グループ（ＡＩＧ）に最大８５０億ドルの有担保融資を実施すると表明した・・・ 融資期間は２年。政府はＡＩＧ株の７９．９％を受け取るほか、普通・優先株への配当支払いを拒否する権限を持つ』
というわけで急転直下、FRBがAIGへの融資を行うことが決定しました。総額だいたい9兆円。その代わりに8割ほどの議決権付株式をアメリカ政府が取得してコントロールするということになるそうです。これを受けて今現在の東証では銀行関連株が買われ、日経平均も上がっています。これでAIGは安心、といったところでしょうか？
いえいえ、これでAIGグループが確実に存続するということになったわけではありません。少なくとも今現在の状態での存続が保証されたわけではありません。何せ9兆円ものローンにCNN Money.comによれば3ヶ月LIBOR＋8.5%、今日のレートで11.31%の利息をつけて2年で返すなんて、少なくとも収益からの返済はできる状況ではないと予想されます。このFRBの貸付は何を意味するかというと、
『融資はＡＩＧの全資産が担保になる。ＡＩＧは、今回の融資を受け、秩序だった方法で資産の売却を進めることが可能になる。同社は、資産の売却益で、ＦＲＢに資金を返済するとみられる』
つまり、保険契約者の保護のため、既存株主の犠牲の下でAIGを当座は存続させるけれど、その返済は自分の資産の切り売りで行うことも視野に入れているということなのです。同じくCNN Money.comによれば、
『The restructuring plan was expected to include the sale of assets, including its annuities unit and its domestic auto insurance business, the Journal reported Sunday. It may also look to dispose of its aircraft-leasing arm, International Lease Finance Corp., which has a fleet of more than 900 airplanes valued at more than $50 billion.』
つまり自動車保険部門や500億ドル以上の価値がある航空機リース部門を切り売りして、それで返していくということがexpectedされているのです。要は、経営のスリム化を図るまでの当座の手当てをFRBが行ったという解釈もできるのです。fxwave速報によれば『09/17 11:31 ニュース FRB当局者「AIG、24ヵ月後の選択肢の1つは終焉」』というコメントもあるとのことです。当然のことですが、ほっと一息はつけるかもしれませんが、これで将来にわたって確実に安心できるかというと、決してそういうわけではないでしょう。まだまだ、動向を注視していく必要はあるということです。
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◆ AIG経営難でアクセス殺到 アリコジャパン「支払い心配ない」（追加）
（J-CAST NEWS）
[03:18] | | | 本当にそうなるかどうか、少なくとも本サイトで掲載するコメントについては保証の限りではありませんが、昨日報じたアメリカAIGの経営破綻懸念の問題に関連して、アメリカAIGの日本支社であるアリコジャパンは、標題記事によれば、
『アリコジャパンでは、「万一、破たんがあったとしても大丈夫なのか」「保険金は従来通り支払われるのか」といった問い合わせがある程度来ているという。これに対し、同社では、「日本支社の決算を見ましても、支払い余力の基準を満たしており、ご心配には及びません」「もし破たんすることがあっても、保護制度の適用を受けます」と説明しているとしている』
とのことです。昨日の日本時間日中のアリコジャパンは解約を求める客がかなり集まったようで、それに対する説明に大わらわだった模様。本当に保護されるのか、保護されるとしてもどの範囲で保護されるのか、については、何より自分でまず知識をつける必要があるでしょうから、自分が加入している保険の種類に応じて、
生命保険契約者保護機構
損害保険契約者保護機構
金融庁 保険契約者保護機構制度
などを十分に確認する必要があると思います。生命保険に入っていると思ったら損害保険だった、などの誤解がないように、同時に、朝日新聞の「「誰でも入れる」保険の真実（上）、（下）」もご覧になると便利かと思います。
さて、日本時間午前3時現在、本日のアメリカAIGの株価状況ですが… あわわ、昨日の5ドル近辺からさらに下落して、3ドルになってる。つか取引開始直後には2ドル切ってるじゃないか。そのまま3〜5ドル近辺でのもみ合いが続いております。こりゃ完全に仕手相場っぽいんじゃないか。素人さんが手を出すと危険極まりない状況です。現在もAIGはどうにかして資金調達を受けようと懸命に努力しているようですが、ブルームバーグによれば、一方で「米ＡＩＧ、政府支援による救済も「交渉のテーブルに」−ＣＮＢＣ」という報道が流れ、他方ではロイターによれば「米財務長官、金融機関への公的資金投入に依然反対─当局者＝ＣＮＢＣ」という報道が流れ、クレディスイスは「米ＡＩＧ、破たんの確率高まっている＝クレディスイス」と判断しており、完全に混迷を来たしている感が窺えます。そしてどうにもよくわからないのが、こんなに混乱しているのにダウが戻してきていること。FOMCから利下げするかどうか等の発表がこれからあるので事態の進展待ちなんでしょうか？ FXTトレーディングのfxwave速報によれば「09/17 00:20 通常市況 米債は買い優勢一転、AIG支援観測で行って来いに」という報もあり、先が読みにくくて仕方がありません。引き続き注視が必要です。
（追加）
ただいまの発表によりますと、FOMCは政策金利を従前の2.00%据え置きということで、利下げをにらんで落ち着いていたダウが一気に下落しました。アメリカヤフートップページでご確認ください。こりゃすごい。何という垂直落下…
（追加2）
そしてダウ爆上げて11,000回復… もうどうなってるんだ。熱過ぎる。
FXTトレーディングのfxwave速報によれば「09/17 03:42 ニュース FRB、AIGへの支援を再検討＝関係筋」というニュースも入ってきました。
（追加3）
ブルームバーグ英語版によれば「Fed Said to Reverse Stance, Consider a Loan Package for AIG」だそうです。再検討というだけでそれほど強いとは見えませんが、しかしもう何が何だか。もうとりあえず
fxwave速報
Reuters.com
Bloomberg.com News Worldwide
を置いときますので最新の情報はこちらで。眠くて眠くて…
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2008年 9月 16日
（火）
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◆ ＪＣフラワーズ・ＫＫＲ・ＴＰＧ、米ＡＩＧへの出資見合わせ＝ＮＹＴ（追加）
（ロイター）
[03:58] | | | リーマンが倒産、メリルが吸収ときて日経でもアメリカ金融不安の特集をがっちり組み、阿鼻叫喚どころではない騒ぎなのですが、日本のお茶の間の皆様は、別に何処吹く風、という思いを持っている方も多いかと思われます。そんな皆様も知っているであろう名前をひとつ。アメリカン・インターナショナル・グループ（AIG）、つまり日本では保険のアリコジャパンなどの関係ですが、財務補強のための出資が行われないということになりそうとのことです。
『ＮＹＴ（ニューヨーク・タイムズ）によると、格付け会社は１５日朝までにＡＩＧの信用格付けを引き下げるとの方針を示している。格下げされた場合には、カウンターパーティーはＡＩＧとの契約に基づき、資本を引き揚げることが可能となる。ＮＴＹは、カウンターパーティーが資本を引き揚げれば、ＡＩＧはあと４８時間から７２時間しか存続できない可能性がある、と報じている』
つまり、AIGがあと3日の命の可能性があるという報道です。現在ニューヨーク州がFRBからつなぎ融資をAIGに出してくれるよう交渉中とのことで、土壇場で何らかの出資がなされて一息つける可能性もあるかもしれません。けれど、ないかもしれません。リーマンは公的救済を受けることができませんでした。今は日本時間で午前3時45分現在、リーマンショックの波をもろに受けたこともあり、AIGの株価は爆下げ中、金曜日から50%下落し、もはや5ドルの攻防となっております。何かレート見た瞬間思わずうほっとか言ってしまった。これ、どうなっちゃうんだろう。
（追加）
中国新聞によると、AIGがその子会社から200億ドルの融資を受けることをNY州が認めたとのことです。ニューヨーク・タイムズの該当記事はこちら。とりあえずの処置として、グループ内資金融通を認めたということですね。上のコメントでNY州がFRBにAIGへの融資を求めていましたが、これは、NY州は認めるからFRBも何とかしてくれということになるのでしょう。しかし、余りに時間がなさすぎるのでは。アメリカ市場が今日閉まる前にFRBの融資決定がないとちょっと。あと1時間… ここまで発表がないということは、という悪い予感がひしひしとしています。でも寝ますｗ
（追加2）
寝られなかったよ！ AIGの株価は終わり10分で乱高下ですごい燃えた。あと、FRBがGSとJPMにAIGの救済を頼んだというニュースが入ってきました。これはつまり、FRBはお金を出さないから民間頼むという意味にも受け取れます。そりゃあ、FRBは現在フレディマックとファニーメイの救済で手一杯でしょうからねえ… GSとJPM、どちらかが拒んでもAIGは危機に陥りそうな気がします。まだ、結末はわかりません。
（追加3）
あ、ブルームバーグによれば、
『ポールソン長官は、「ニューヨークで現在行われている話し合いは、政府によるつなぎ融資とは一切関係ない」と言明。「ニューヨークでの協議は民間セクターでの取り組みについてであり、現在対処すべき重大な金融システムの問題に焦点を絞ったものだ」と述べた』
とあるので、政府としてはAIGに融資しないということになってるのね。ふむ。あとは民間のみ、か。
（追加4）
GSとJPMに対する融資依頼についてのより詳しいニューヨーク・タイムズの記事はこちら。
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2008年 9月 13日
（土）
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◆ 羽生名人、渡辺竜王への挑戦権獲得…初の永世７冠目指す
（読売新聞）
[02:21] | | | 『第２１期竜王戦（読売新聞社主催）の挑戦者決定三番勝負第３局が１２日、東京・千駄ヶ谷の将棋会館で行われ、午後１１時１８分、羽生善治名人（３７）が１８０手で木村一基八段（３５）を破り、２勝１敗で渡辺明竜王（２４）への挑戦権を獲得した』
着々とタイトルを取り戻しつつある羽生四冠の化け物じみた強さが際立った一番だった。最近の対局過多による疲労に加え、打倒羽生グループの最前線で戦い、現在も王座戦で羽生とタイトルを争っている木村が相手、しかも振り駒の結果木村が先手、しかもしかも木村の選択は金銀四枚でガチガチに固めた居飛車穴熊、しかもしかもしかも木村のまたの名は「千駄ヶ谷の受け師」と言うほどの守りのプロ中のプロである。それを、5時間ずっと切れそうな攻めをつないでつないでつなぎまくって、そして勝利をもぎ取った。まさか、四枚穴熊があんなにあっさりとはがされて丸裸になるなんて。信じられないものを見たような気がする。
第21期竜王戦挑戦者決定三番勝負 第三局
先手：木村一基八段
後手：羽生善治名人
▲７六歩 △３四歩 ▲２六歩 △５四歩 ▲４八銀 △８八角成 ▲同 銀 △２二飛 ▲７七角 △３三角 ▲２五歩 △４二銀 ▲６八玉 △６二玉 ▲７八玉 △７二玉 ▲５八金右 △８二玉 ▲９六歩 △９四歩 ▲３六歩 △４四歩 ▲８六歩 △４三銀 ▲８七銀 △７二銀 ▲８八玉 △８四歩 ▲４六歩 △８三銀 ▲４七銀 △７二金 ▲６八金寄 △５二金 ▲９八香 △４二角 ▲９九玉 △６四角 ▲７八金上 △３三桂 ▲８八金 △２一飛 ▲１八香 △９二香 ▲７八金右 △９一玉 ▲５六歩 △６二金左 ▲５八飛 △５一飛 ▲３八飛 △８二金 ▲３五歩 △同 歩 ▲同 飛 △３四歩 ▲３八飛 △７二金左 ▲２八飛 △２一飛 ▲５八飛 △５一飛 ▲２八飛 △２一飛 ▲６六歩 △７四歩 ▲６五歩 △７三角 ▲１六歩 △１四歩 ▲２六飛 △６四歩 ▲同 歩 △同 角 ▲５八銀 △７五歩 ▲６七銀 △７四銀 ▲７五歩 △同 角 ▲６六歩 △５三角 ▲２七飛 △８三金左 ▲６八角 △７三桂 ▲７六銀右 △７五歩 ▲６七銀 △６四角 ▲１七香 △３五歩 ▲７六歩 △同 歩 ▲同銀右 △７五歩 ▲６七銀 △７二金 ▲７六歩 △同 歩 ▲同銀右 △７五歩 ▲６七銀 △８二金寄 ▲３二歩 △３四銀 ▲７七角 △４三銀 ▲６五歩 △４六角 ▲３一歩成 △同 飛 ▲２四歩 △６五桂 ▲６六角 △４五桂 ▲４七歩 △６四角 ▲２三歩成 △５七桂左成 ▲６八歩 △６七成桂 ▲同 歩 △７六歩 ▲３三と △７七銀 ▲２二飛成 △８八銀不成 ▲同 金 △７七金 ▲９七銀 △８七金 ▲同 金 △７七歩成 ▲同 桂 △同桂成 ▲同 金 △７六歩 ▲同 金 △６五銀打 ▲７七金 △７六歩 ▲７八金 △６六銀 ▲同 歩 △６七歩 ▲８八銀打 △６九角 ▲６七金 △７八角成 ▲６八金打 △８七桂 ▲同 銀 △同 馬 ▲７九桂 △７七歩成 ▲同金寄 △同 馬 ▲同 金 △６八銀 ▲８八玉 △７六歩 ▲同 金 △７五銀 ▲４六角 △同 角 ▲３一龍 △８一角 ▲７五金 △７七金 ▲９九玉 △７九銀成 ▲８七銀 △６四角 ▲同 金 △７五桂 ▲７六銀 △同 金 ▲７一飛 △８七桂不成
まで180手にて、後手羽生名人の勝ち
131手目▲９七銀が完全な直接の敗着ではないかと思う。ここで▲７九銀と下から打っていればもう少し何とかなったような印象を受ける。しかし、その前の127手目▲２二飛成が仕掛けのタイミングを間違えたという説明にも説得力がある。後手の△８二金が△７二金であれば金取りで先手を取れた。97手目の木村1手パスがここで響いたことになる。また、見ていて木村の穴熊はどうも穴熊らしくなかったように思える。穴熊という囲いは、ただ守るところに輝きがあるのではなく、その王手がかからない固さに頼ってつなげる攻めが利いてしまうというところに本領があるはずなのに、木村はただひたすら受けっぱなしだった。木村の「踏み込み」の甘さが目立った一局だったような気がする。木村の「千駄ヶ谷の受け師」たる所以は自陣の空間の使い方において発揮されていて、穴熊の「空間を埋めていきながら攻めをつなげる」感覚に慣れていないのかもしれない。逆に、穴熊の要とも言える桂馬を跳ねて「パンツ」を脱ぎながらも、ほんの少しの緩手を咎めてそこから仕掛けを逆用し、細い細い7筋の攻めを切らすことなく、しかも最後は豪華なパンツを履き直して穴熊の優位をこれ以上なく見せつけた羽生の神がかった指し回しには、興奮するほかなかった。
この敗北で、木村は間違いなく今後に残るダメージを受けただろう。もう羽生の顔は見たくないであろうところにすぐ行われる羽生との王座戦第二局、どうにかがんばってほしいところである。
これで今期の竜王戦は、羽生が勝てば通算7期、渡辺現竜王が勝てば連続5期、いずれも歴代初の「永世竜王」を獲得することとなる。しかも羽生に至っては「永世七冠」までかかっている。これ以上なく盛り上がる勝負となる。楽しみどころの話ではない。まさかストレートで終わりはすまい、最終局までもつれるだろうと確信し、竜王戦七番勝負の六局目の開催場所である新潟の「龍言」は本当にいい旅館であったので、ちょっと今から、えーと、あーうー、ひとりで行くのは余りにも淋しいので、誰か一緒に行く人がいれば、12月中旬の宿泊の予約を取ってしまおうかと思うくらいである。それほどにわくわくしている。どうか羽生名人、渡辺竜王ともども、素晴らしい戦いを見せて欲しい。そう願ってやまない。
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2008年 9月 12日
（金）
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◆ 「ナイスポ」活動停止…東京国税局が商標権差し押え 税金数億円滞納で異例の処分
（夕刊フジ）
[18:05] | | | 『芸能スポーツ風俗情報紙の「ナイタイスポーツ」（ナイスポ）やキャバクラやホストクラブの専門誌などを出版している「ナイタイ出版」が活動停止に追い込まれた。同社が数億円の税金を滞納していることで、東京国税局は１１日、同社が現在使用中のナイスポなど全ての商標権を差し押さえるという異例の処分を下した・・・ 今回の処分で、黒字媒体も含め一切の出版活動ができなくなった』
ありゃま、だいぶ前に公式サイトの更新が止まったからどうしたのかと思っていたら、ナイタイそんなに苦しかったのか。この標題リンク記事の情報元のZAKZAKも、デスクと記者の脳内対談でおなじみのゲンダイも及ばず、時にはあの東スポをも凌駕するぶっ飛び記事を平気で載せる下世話満載な新聞で、こんな記事とかガチで書き飛ばすから地味に楽しかったのに。まあ風俗行かないと東スポよりも読むところ少ないからなぁ、しょうがないか。商標権はこれから国税局が競売にかけるそうだけど、誰かこういう芸風のまま引き継いでくれるところはないかしらん。
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◆ 芋焼酎６商品に三笠フーズ事故米、「福徳長酒類」が自主回収
（読売新聞）
[17:41] | | | 『米穀加工販売会社「三笠フーズ」（大阪市）が残留農薬やカビ毒に汚染された工業用の「事故米」を食用に転用していた問題で、新たに、酒造会社「福徳長酒類」（東京都中央区）が販売している芋焼酎６商品に事故米が含まれていたことが分かり、１２日、自主回収を始めた・・・ 同社によると、自主回収の対象は、「さつま美人」と「黒久宝」のブランド名で販売されている６商品で、今年６月以降に出荷した８万本』
はいはい次に参りまーす。福徳長、ただいまホームページはどうやら停止中でございます。さつま美人と黒久宝、これもそこそこ見ますかね。残留農薬はなかったとのことですが、もうどうしようもないですよこれだけ続々出てくると。市販の安価な焼酎のうち米麹使いのものは軒並みアウトとかいう結果にならなければいいんですが。次はどこが出てくるんでしょうかねぇ。これ以外にも、いろいろと農水省の事故米報告ページにも掲載されておりますので要チェックですよ。
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◆ ３６年間で「ビッグマック」２万３０００個を食べた男
（CNN.co.jp）
[02:38] | | | 『強迫性障害からハンバーガー類を食べ続けている米ウィスコンシン州の男性が今年８月、過去３６年間で食べたマクドナルドの「ビッグマック」が「２万３０００個」に達した。１９７２年５月１７日に、新車を入手したときからビッグマックを食べ続けているのは、ダン・ゴースクさん（５４）。購入時に受け取るレシートを保管しているという』
ああ、マックを食べ続けてたドキュメント映画「スーパーサイズ・ミー」に出てたおじさんだねこれは。えーと、確かこのYoutube動画の1分50秒あたりから出てくるジョン・レノンぽい人だ。こんだけビッグマック食ってんのに全然太ってないんだよね。とはいえ36年と3ヶ月で23,000個、つまり1日だいたい1.76個。このくらいなら無茶食いしなければ太らないのかな。私に関して言えば、かつて土日を含む19日間連続で昼食と夕食つまり1日2食同じ店の同じラーメンで過ごした時は、最後の方は何だかくらくらしていた。まあ土日を含むということは丸2週間以上休みなしにフル出勤してたからということもあるだろうけど、同じものばかり連続して食べてると何だか妙な感覚がするんだよね。身体に与える影響よりも、精神に与える影響の方が大きいような気がする。最近ちっとも痩せなくなってきて毎日強制的にサラダ漬けの日々を過ごしているとほんと痛感する。精神が痩せ細ってきている。あともうちょっとで2桁なのに、もう、ここが限界なのかな…
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2008年 9月 11日
（木）
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◆ アサヒビールの焼酎に汚染米、「かのか」など６５万本回収
（読売新聞）
[18:40] | | | 『米穀加工販売会社「三笠フーズ」（大阪市）が工業用の「事故米」を食用に出荷していた問題で、「アサヒビール」（東京）は１１日、同社が販売している芋焼酎９商品の原料に事故米が含まれていたことが判明したとして、自主回収を始めたことを明らかにした。自主回収の対象となったのは、同社の焼酎の主力商品である「かのか」や、「さつま司」「ちょこべこ」「とんぼの昼寝」のブランド名で販売されている商品で、今年６月以降に出荷された約６５万本』
とうとう大手が来ましたね。「かのか」はそれこそどこにでも置いてあるメジャーで安価な焼酎、自宅で呑みなら、私のような焼酎苦手を除き、呑まれたことのある方も多いのではないでしょうか。問題があるとされた「さつま司」「かのか」などの具体的な銘柄は標題リンク先記事に掲載されています。記事によると、これらの製品に使われていた原酒が先に三笠フーズとの取引を公開し事故米を使用していた西酒造のものだったということです。飲食物の汚染において、こうやって次々と広がって被害が拡大していく様は本当に誰も防ぐことができない。典型的な汚染の伝播ですね…
アサヒビールの独自の検査によれば健康への被害はないとのことですが、本当かどうかは私にはわかりません。ただひとつわかることは、もはや何もかもダメということだけです。
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