BlackAsh News!! 新着順 - 2月 11〜 - |
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2007年 2月 20日
(火)
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◆ ドワンゴ、2chねらーから人材募集 専用スレで求人広告「果敢な試み」
(IT media News)
[06:41] | | 『東証1部上場のドワンゴが2ちゃんねらーを対象に2ch上で求人広告を始め、専用スレを立てた。「2chユーザーがネット文化の流行を多く先導したことを高く評価し、優秀な人材を発掘したい」という・・・ プログラマー板に立った専用スレによると、募集はWeb系ソフト開発かサービス企画。17〜22歳の中卒・高卒のみで、大学在学中の場合は「卒業の意志のない方」に限定。また「JAVA,PHP,C++,ActionScriptのどれかでがんばっていること」も条件になる。給与は月額18万円以上。採用は10人程度を予定し、募集は3月末まで』 昨今大人気のニコニコ動画を擁する会社がまたチャレンジングなことを。何と言うか、一応一部上場なんですから、普通に求人すればそれなりに普通に来るような気もしないでもないんですが、記事中にあるマ板の専用スレでは、胡散臭げに事の顛末を見守る2ch住人たちが三々五々集まっているようです。スレに書かれた条件を見るに、大学卒業の意思のない人に限定したのは大卒給与水準を適用しないためのようにも思えるのですが、単純にWebアプリが作れる程度の技術を持った若いプログラマを安く雇おうという意図なのか、それとも本当に、例えばハーバード大を中退したビル・ゲイツやリード大を中退したスティーブ・ジョブスのような、発想力と着眼点に優れた稀有な人材を集める気でいるのか、まあ10人のうちひとりでも後者が来れば会社としては万々歳でしょうが、ネットで募集したからといってそういう人材が来る確率が飛躍的に上がるわけでもないように思えます。これが完全在宅勤務であれば、例えば地方で家業を継ぐなど地方を離れられないでいるがプログラミングも出来る人などが狙いどころでしょうが、在宅とは書いてないのでやはり実際に通勤しなくちゃいけないんでしょうね。ニート救済と言っても、ニートでより深刻なのは20代半ばより上の方々のはずですから、年齢制限がある以上余り意味がない。いかにもどうにも中途半端。求人広告費の節約くらいしかメリットがないように思えるんだけど…
ともあれ、これで本当にすごい人材が来てドワンゴがニコニコ動画以上にクソ面白いコンテンツを発表するならするで、我々にもメリットはありますので、まずはお手並み拝見といきましょうか。
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2007年 2月 18日
(日)
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◆ アメリカのファストフードやカフェのチェーン、日本市場を狙い続々と進出決定
(FNN-NEWS.COM)
[15:44] | | 『アメリカのファストフードやカフェのチェーンが、2007年、日本市場を狙って続々と進出する。アメリカのファストフードやカフェが、海外戦略の標的を日本に定めた背景には、消費回復への確信がある。2007年、ハンバーガーチェーンの「バーガーキング」が日本再進出を決めた。6年前、「100円バーガー」に象徴される値下げ競争で日本から撤退したが、今回は、日本経済がデフレを脱したとみている』 昨年からバーガーキング再上陸というニュースは流れていましたが、私もバーガーキングが森永ラブ各店舗を買収してぶっこ抜くという荒業で進出した時から年を取りました。若者には大変ウケがよさそうですが、あのクソでかい肉をこれでもかと詰め込んだ大判なバンズを見ると、もう三十路に足を突っ込んだ私はさすがにちょっと胃がもたれてしまうんです。私個人としては、これを食うならクア・アイナを食います。まあ私の好みはいいとして、前回バーガーキングが失敗した原因のひとつに、記事中にもあるようにマックを初めとする激安超デフレ商法に完全にやられたというところがあるんですが、それはあくまで副次的な原因でありましょう。前回のバーガーキングは、やや利益について性急過ぎた嫌いがあったと思われます。つまり、投資家の求める短期的な利潤に沿い過ぎて、日本で日本人の味覚に合わせて長く商売をやっていくという視点、そしてそういう視点からのマーケティングを怠ったということです。
味覚という観点から見れば、バーガーキングのウリは、上に紹介した写真にもあるように、マックよりも高級な素材を使いつつ圧倒的なボリュームを実現しているところにあるのですが、例えば日本人の味覚のひとつの例として、ボリュームよりも各素材の繊細さ、食べやすさに重点を置く傾向があるわけで。こういうドッカンという擬音が似合う食事は、それに耐え得る健康な若者には願ったり叶ったりでしょうけれど、例えば焼肉に行ってもカルビを好んでは食べない層にとっては、これは明らかにキャパをオーバーしています。もちろん日本の味覚に迎合してしまっては意味がありません。けれど、バーガーキングのオリジナリティとセールスポイントを失わない範囲で、例えばバンズの質感を少しやわらかめにしてみる、新しい「日本限定」のサイドメニューを考えてみる、など、郷に入れば郷に従うための多少の工夫は必要だと思うのです。
より重要なのはマーケティングの観点でしょう。こういうファストフードの商売を根付かせるためにはコマーシャル的な面も含めて多店舗展開が非常に重要なファクターとなりますが、前回はこれが全然なってなかった。最近ちらほら見かける1000円をあっさり超える超高級志向ハンバーガーにまでは至らず、やっぱり多数の消費者に知られて多く売ってこその業態であるのに、短期利益重視のため展開に向けた積極的な投資が控えられ、ようやっと30にも満たない店舗数で右往左往しているのでは、どこまで行っても場末のハンバーガー屋に留まるのは自明の理でしょう。バーガーキングってそもそもどこにあるの、という状況がずっと続き、迷走して先送りしてメジャーにならないままでは、デフレ戦争に巻き込まれて消えていったのは自業自得というほかありません。本体の体力はあるだけに、どうにも経営戦略のアラが、そしてバーガーキング本社と日本合弁先の西武鉄道やJTとの路線の軋轢が透けて見えるような気がします。
そういう点、特に経営戦略を見直していればいいのですが、記事中にあるようにただ「日本経済がデフレを脱したとみている」だけ、言い換えれば消費の増加に期待しているだけでは、再度手痛いしっぺ返しを受けることは間違いないでしょう。もしこの認識をバーガーキングが再進出の柱においているというのであれば、それはいかがなものかと思われます。日本では、もう皆さんも十分に感じていると思いますが、これから個人消費が伸びるなんてことには期待しない方がいい時代になっています。限られた手持ちをどこに使うか、売る側から見れば限られたパイをいかに奪うか、が商売の基本路線になっているというのに、今更何をお気楽なことを言っているのか、と、前回と同じような日本の現状の認識不足にため息をつくほかありません。
ただ、例外のひとつとして考えられるのは、もしバーガーキングが立地を最大限に重視して資金を惜しまず、東京渋谷新宿池袋の駅至近または駅ナカ、東京都心のオフィスビルディング街、または東京都心の高級住宅街に突っ込むというケース。これならば、まあ誰が考えても当たり前ですが、話は別でしょう。流動性の高いビル、換言するなら収益力の高い地域やビルの周辺であれば、消費者が持つ「限られた手持ち」も比較的多い。これを捉えて「個人消費の伸びに期待」するなら強ち間違いではありません。特に不動産取引の対象としてくるくる転売されるような優良オフィスビルは、優良テナントとして大きな会社が入っているため懐に余裕がある人が多く、そしてクソ高いわりに味がしょんぼりという店舗しかないという慢性的な昼食夜食の不足状況に、バーガーキングが割って入ることは十分に可能でしょう。その意味で言えば、記事中でもうひとつ紹介されているクロワッサン・カフェのオーボンパンの認識、 『オーボンパンのモレルCEO(最高経営責任者)は「ターゲットは、ビジネス街の客層。東京では、店舗の選定が最重要課題」と述べた』 というものは全くもって正攻法と言えましょう。まあ入居テナントからしてみれば「またパンかよ。米食わせろよ米」とビルのオーナーに言いたくなるかもしれませんが、それでも高級オフィスビルにおける余りに限られた食の選択肢がひとつでも増えることは歓迎されると思われます。昨今マスコミで踊る「デフレ脱却」というフレーズは、これも皆さんご認識のとおり、会社で言うなら大企業だけ、個人で言うなら一握りの企業家とサラリーマンだけ、ということなのです。
ともあれ、細工は流々仕上げを御覧じろ、といったところ。バーガーキングを求めて米軍基地に赴くほどの日本のコアなファンたちをまた悲しませるようなことは、今度はしてほしくはないですね。
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2007年 2月 13日
(火)
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◆ 漫画家すぎ恵美子さん死去
(スポーツニッポン)
[19:18] | | うそだろまだ47歳なのに… 「♂と♀の方程式」とか「げっちゅー」とか、というよりも、2chで一世を風靡したあのAAでおなじみ「頭がフットーしそうだよぉっっ」「抱いてよ …先生っ」などの過激なエロ描写で、良かれ悪しかれ昨今成年コミックレベルでセックスしまくっているエロ全盛の現代少女漫画、その源流ともなった漫画家でした。まだまだ描きまくっていたのに、余りにも、余りにも早過ぎる… 深くご冥福をお祈りいたします。
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