2011年 12月 24日
(土)
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◆ Yes, VIRGINIA, there is a Santa Claus.
[17:09] | | そういえばだいぶ前、私がまだ20代のころにこれを読んだ記憶がありました。それから10年以上経って、私はその時の私のようであり、またその時の私ではないようであり、同じ文章を読んでも同じように、または違うように思うのは、未だにいつまでも、何かの狭間に揺れてたゆたい続けているからなのでしょう。
標題リンク先は、「世界でもっとも有名な社説」、1897年9月21日ニューヨーク・サン新聞に掲載された文章です。今から120年以上も前のものです。日本語訳はこちらか、またはこちら。可能な限り原文をお勧めしますが。
もういい加減いい年になって、それでもまだ何かを歌い続けたいこの性根には呆れて久しいものですが、絶えず何かに甘え続けてきた私は、ずっと信じる心や夢や詩や愛に憧れて、それらが必ずここに在ると信じてやみません。それらを諦めるに足る魅力的な他の事柄を見つけることができないまま、子供からは大人と言われ、大人からは子供と言われ、大抵のことはしますが何事も中途半端なまま、いざ陽が傾き始めると途端に何かを残したくなる、まさしく小人の見本のような私は、それでも一度くらいはサンタ・クロースにプレゼントをもらいたいな、と思ったりするのです。
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