2015年 8月 8日
(土)
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◇ Black:ちょっと耳がよく聞こえなくなったりしましたが(追記)
[15:12] | | 私は元気です。比喩ではなくて物理的に、いわゆる難聴というやつです。ヘッドホン愛用者なのですがボリュームはかなり小さい方でして、まあ耳にはよくはないでしょうが、それが原因ではないという、そんな難聴です。 そして今以下に長々と書いた文章をばっさり削除して、もう書きたいことだけ書きます。更新時期が空いたので書くこと多い。疲れた。
【四コマ】 原悠衣:きんいろモザイク(6巻) ぶっちゃけますと今まで面白いと思ったところが二箇所くらいしかなかったこの作品、完全に惰性で買っていました。しかしこの6巻で大化け、ものすごく面白かった。なぜだ。確かに今巻はいつもの淡々とした奇行が続く展開ではなく「動き」が登場人物数も含めて多かったのですが、何が原因でこんなに面白いと感じるようになったのか。次も買えばわかるかもしれない。
君と子音:廃坑ドールズ(1巻) 女子高生がいきなり小さくなってファンタジーっぽいガラクタでいっぱいの廃校でドタバタ、きらら系のいわゆるファンタジー枠、今のところこの枠にきちんと収まっている感。こういうのなかなか長続きしないんですよねえ… 次も買ってみますがどうなるか。
きゆづきさとこ:棺担ぎのクロ 〜 懐中旅話 〜(5巻) 重そうなので1ヶ月半経った今でもまだ読んでいません。ここ3ヶ月間ずっと疲労困憊なので。
麻草郁脚本・小島アジコ画:アリスインデッドリースクール 女子高がいきなりゾンビたちに襲われた、女子高生ゾンビ物。小島氏の絵はこういうのに合いますね。脚本は元々舞台用とのことですが、舞台のことはよくわかりません。四コマの形式は「間」の世界であり、激しい場面展開は向いていないと私は個人的に思うのですが、これも四コマ用にもう少し「間」が取れていたらもっとよくなったはず。余りにいろいろと動き過ぎてごちゃごちゃ感、詰め込み感がやや厳しいかも。つまり何が言いたいかというと1巻完結にしないで2巻も出せば次も買ったのに。というか次はないのか。
迂闊:のみじょし(1巻) ダメ女子一人飲み系って流行ってますよね。こちらあと1歩で三十路なヒロインが女友達とだけで飲み明かす漫画です。作者はそれなりに高めの酒も常時嗜んでそうですね。ラフロイグ好きをヒロインに据えるとはなかなかの新機軸。ダメ女子だけど。こういう「食事・飲み系」漫画の弱点は「主人公の見苦しいまでのオーバーアクション」だと私は個人的に思っているのですが、これは周りの女友達の常識人っぷりがそれを薄めてぎりぎり何とかなる感じ。今度あれだ、ウイスキーでLiquid Sunのやつ飲ませてくださいよ。初期ラベルのカリラはもうほぼ出回ってないけど、あれはうまかったなあ。
鴨鍋かもつ:先生と星が教えてくれたこと(1巻) かわいらしさと巨乳はなかなか同居しにくいのですが、主人公の先生のむっちり感が実に、実にすばらしい、高校日常生活物。先生はちょっとした辛い過去を抱えているようですが、生徒たちの成長とともに、先生も少しずつ成長していく一歩一歩感を丁寧に描いていけたら面白くなりそうです。ただ余り辛い展開は勘弁。あと個人的に、間違いなく旧タイトル「教壇のポラリス」の方がよかった。なぜ変えたのか。ポラリス(北極星)だってずっと同じところにいるわけではなく、動いていく=成長するんですから。古代の北極星は今のこぐま座のポラリスではなかったのです。
山東ユカ:トリセツなカテキョ(3巻・完) とうとう完結、楽しみにしておりました。いつも冷静・鉄面皮な美人ヒロインが最後に大ゴマで笑うあの演出は余りにも狙い過ぎてちくしょうキュンキュンした。ずるいよ萌えるに決まってるよあんなの。山東嬢の「スパロウズホテル」も絶好調、次の連載「ばってん×バーテン」ではイケメン女バーテンが活躍しそうです。楽しみ。
湖西晶:〆切ゴハン(2巻) 未成年なのに商業エロ漫画作家なヒロインが仕事でぐだぐだな毎日の中の一工夫ごはんを食べる四コマです。ほんと最近こういう日常ごはん系やおひとりさまごはん系が流行ってますよね。しかしながら湖西嬢のこれは無駄に調理紹介をせずにストーリーをきちんと展開させているところが好印象。いやね、家でごはん作らない私としては、そんな詳しい調理方法にページ割かれても、次々といろいろな食事を紹介されてもね、困るんですよ。このバランスがいい感じ。次も期待。
ウロ:ぱわーおぶすまいる(4巻) やっと出た4巻。幼馴染過ぎてお互い鈍すぎる主人公たちのほのかな恋愛模様がそろそろ大展開? といつも思うのですが、やっぱり1巻で半歩分くらいしか進まないこの二人をどうすべきか。でも今回はとうとうヒロインの全裸が出てきたので、次は間違ってパジャマでガードポジションあたりでお願いいたします(全然進んでない)。
楯山ヒロコ:椿さん(7巻・完) ずっと続くもんだと思ってたのですが、超人家政婦椿さん、ここに完結です。いやーずっと長らく超安定、平均して水準以上の面白さでした。超人とはいえ基本家政婦の日常ですから世界は狭いのですが、毎度おなじみのドタバタがいい感じに散らされてて飽きが来ませんでした。最後の締めもなかなか味のあるもの。次の作品が楽しみです。
宮原るり:恋愛ラボ(11巻) 赤面の女王宮原るり、今巻も圧巻の女の子の赤面オンパレードです。文化祭の準備も終わり、次巻からそれぞれのヒロインの恋愛模様に大きく動きが出てきそう。いや正直エノがあそこまでかわいくなるとは思っていませんでした。ほんと一歩一歩進んでいくので間延びを感じるかもしれませんというか11巻まで行っても誰もくっついていないという引っ張り感ですが、実にこれがいいのです。早よ次。
というところで、芳文社は早く「乃花タツ:なり×ゆきリビング」第1巻を出してください。梅酒回の雪の笑顔がほんとよかった。
【音楽】 耳を傷めたので余り、と言いたいところなのですが、耳が聞こえなくても音の波形を見れば音の鳴り方が少しわかるようになってきましたので、聞きもしないのに買ってました。疲れた時は遅めのプログレッシブ・ハウスということで、Abstract Spaceから「Abstract Space:Constellations 4.0 – Andrey Mikhailov Continuous DJ Mix」あたりなどはいかがでしょうか。5.0も出てます。ああそういえば超重厚ドローンレーベルCryo Chamberから「Sabled Sun:Signals V」があと3日でリリースだ。
とにかく耳を治さないとどうにもならん。
【追記】 あづま笙子:吸血鬼にっき(2巻・完) 終わっちまった。人間と吸血鬼とが共存する世界、でも何か大変そうな話はまるでなくて、ほぼ吸血鬼専門のドリンク(野菜ジュース的な血のパックジュース)を始めとした吸血鬼用雑貨を販売するジルさんの店の日常を描くという四コマ。ほぼ季刊に近いペースでゆっくりと人間のはなちゃんと吸血鬼のシーザーの恋模様が進んでいくのを楽しみにしてたのに。せめてあともう1巻出して… となるとちょっと辛そうなことまで踏み込んで描きそうなのでこのくらいがいいのか。最後の締めが甘酸っぱくて素晴らしい。次の作品にも大期待です。
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