| さあ突然予告もなく始まりました「Review」シリーズ、要は私Blackがひたすらに買い漁っていつの間にか3000枚近く揃えてしまったアニメ・同人・電波CDの感想を書いていくということで。第1回目「ピコ萌え!〜」は単純に今聴いてるから選んだだけでした。
つかワタナベさんがCDの帯文を書いてて店頭で思わず苦笑した。何やってんよワタナベさんw まあみょんな仕事のこなしっぷりに敬意を表して購入。85〜95年のアイドルの8bitリミックス。ただし音数制限がないしベースもドラムもビートも入ってるので、典型的8bitのシンプルさを求める人は間違いなく裏切られる。あとボーカルはあるけど、オリジナルではなく別人のおにゃのこたちのユニゾンとハモリ。要はノンジャンル速めアレンジで主旋律と副旋律の音色を8bitにしたということ。「恋はくえすちょん」や「むーんな気持ちはおセンチ」の4つ打ちや「夢冒険」FCバトルver、「うしろ指さされ組」のガバっぽいアレンジとかを8bitの味付けで聴きたいという人向け。何てニッチなCDかねこれは。
アレンジは一通り工夫されてて、ボーカルはぎりぎりユニゾンと加工でごまかして何とか聴けてよかったな、と。音程が危なくてどきどきする。まああれだ、そもそも原曲自体がほら、アイドルの不安定な音程を楽しむものだし、ついでに言うなら女の子の斉唱は正義ですから。オーディション審査員はその不安定さを明らかに狙っているので、ニヤニヤしながら狙いは的中と言っておこう。特に「恋はくえすちょん」のど真ん中典型的4つ打ちは、おにゃんこのアレっぷりに合わせたかのような不安定さも合わせて、いや別にけなしてるわけじゃなく、楽しめる。また、それなりに本格的な歌い手だった森川美穂の「ブルーウォーター」を素人が歌いました感溢れるカラオケ的なぎりぎりいっぱい背伸びっぷりも、翻ってゾクゾクしてたまらん。一回転して応援したくなる。
まああれだ、最近は粗製濫造アニソントランスだの8bitだののリミックスばっかりで、ぶっちゃければそこらへんの作品と関係者がバカにされても仕方ないレベルでうんざりしてるところ、その中ではまだマシな方ということで。同人音楽に慣れてないと違和感あるかも。
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