2015年 12月 31日
(木)
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◇ Black:年の瀬も押し迫り、というか(追加更新)
[00:54] | | もう本日一日しか残っていませんが、相変わらず平常運転です。つまり本日は仕事です。コミケ3日目はこれからの日本を担う若い人たちに任せておきます。もう四十路、この体力ではどう考えても本日3日目の阿鼻叫喚に耐えることなどできない。この2日目に無謀にも久し振りのチケットなし11時会場着からの壁と島中ジャンル全チェック特攻を行い、道中グレイズしっ放しで体力がガリガリ削られていく音を聞きながら、私はそう思ったのでした。
本年最終更新となります。今年も淡々と仕事をしていた1年でしたが、きっと来年もまた淡々と仕事をし続ける1年となることでしょう。もう何年仕事してきたんですかね。そしてあと何年仕事することになるんですかね。そもそもこの身体であと何年仕事することができるんですかね。などと絶望的なことを書きつつも、平常運転の四コマ紹介です。
【四コマ】 伊藤いづも:まちカドまぞく(1巻) お馴染みきらら「少し不思議」系の日常四コマ、ではありますが、これは勢いと構成との調和が実にはまっております。ある日いきなり魔族の血に目覚めてしまった少女がご近所町内の魔法少女を倒すため、いや、まずは「月四万円生活の呪い」を解除するために奮闘してどたばたする漫画です。メリハリが利いていてぐいぐいと読み進められる四コマは最近珍しい。いろいろと複線が張られていますが、果たしてこれらの複線が全て回収される日が来るのか、圧倒的に弱い魔族ヒロインが超トレーニング好きの魔法少女を倒すことができるかどうかというストーリーを追いつつ、確認していきたいと思っています。次巻購入決定。
まだら:たびだより(1巻・完) え、これ1巻完結なん。何で終わっちゃったん。きらら系に関してはコミックス派の私がいうのもなんですが、もっと続けて欲しかった、少し不思議系、郵便配達の少女と深窓の令嬢が手を取り合って、手紙配達のため世界を旅しつつその絆を深めていくというこのストーリー、せめてあと1巻くらいは欲しかった。最後の締め、そんなひねったものではなく、平々凡々なストレートの結末に、年末を感じていた私の涙腺が不覚にも緩んでしまったのです。いやあもう少し読みたかった。
kashmir:○本の住人(7巻・完) まさか終わってしまうとは。ほんと面白かった。シュール系四コマと一言で片付けるには余りにも奇抜な発想に満ち満ちたコマの数々、今回も、ほら年取ると滅多に「思いがけず笑う」ということがなくなると思うのですが、この本の前ではそんなものは無意味だということを思い知ったところだったのに。kashmir氏はほかのも書いていますが、正直この本が最もパワーがあったのではないかと思っております。できれば新連載を切望、というところでググったら新連載「ななかさんの印税生活入門」がきららMAXで始まっておりました。まだ見たことがないので、これがこのシュール系を継ぐものかどうかはわからない、というかタイトルからして全く違うような気がしないでもないのですが、とりあえずはkashmir氏の作品が見られることに一安心。重ね重ね面白い作品でした。
川井マコト:幸腹グラフィティ(6巻) 今回は、各ヒロインたちがそれぞれ関わりのある人との間に横たわる問題を少しずつ解決していく巻ですね。メインヒロインのリョウはいつも海外出張中で側にいることのできないお母さんと、きりんは料理下手で不器用なお母さんと、図書館司書の内気なユキさんは妹と、それぞれずっと心にしこりとして残っている問題を解決していきます。正直私はこういう展開が余り好きではないので、ちょっとインパクトや新鮮味に欠けた巻であったと思ってしまうのですが、これを踏まえたこれからの展開に期待することとしましょう。
【音楽】 少しずつPCも元に戻りつつあり、延期しまくったEchospaceの新譜もようやく手に入れることができてほくほく、と思いきやあと1枚残ってますよ大丈夫ですか年内に出せますか(今日しかない)。最近すっかり忘れていたProgressive Houseをチェックしたらわはー「Abstract Space:Constellations 006」が出てて即ポチ。明日は心穏やかにこれとダブテクノを聴いて新年を迎えることができれば、と思います。あ、バーに顔出さなきゃ。
今年もぐだぐだと更新してきた本サイト、来年もまだ続きますので、どうか皆さまの(生)温かいご支援をよろしくお願いいたします。今この文章を書いている隣で、これからの日本を担う若者ファンネルたちがコミケ3日目のリスト作成を突貫工事で行っております。「これ足コキだからな」「挿入シーンがないはず」「いらないだろ」などの会話が交わされております。ああ日本の若者たちに栄光あれ。そして私の3日目注文物が全て手に入りますように! 来年もどうぞよろしく!
【追加更新】 すっかり忘れていましたが、
- 同人誌ご案内 せっかくの冬コミですので今年の10月に出した秘封オンリーの作品を再掲いたします。
初めてのオンリー作品、蓮子とメリーに古今千載新古今などから贈歌・返歌で構成された和歌の情景を合わせ、カップリングのSSと影絵イラストをはさんだカップリング和歌集。
秘封想歌集
表紙 見本 とらのあな委託
- 四コマじゃない漫画 四コマじゃなかったのですっかり上の更新でスルーしてたけど面白かったので。
柊ゆたか:新米姉妹でふたりごはん(1巻) グルメ漫画の波に乗って様々な作品が出まくっていますが、これは親の再婚によりいきなり同学年の姉妹となってしまった女子高生たちのグルメです。女子高生ということで、またぞろコンビニ飯的なチープなものかと思いきや、一発目にハモン・セラーノまるまる一本が出てきまして、まさか女子高生がハモン・セラーノを切り取るとは思っておりませんで即買いでしたよ。いわゆるB級的なものもあるのですが、技術が必要なものばかり。しかしながらその技術はぎりぎりのところで「ちょっと無理すれば何とかなる」ところに収まっているのがなかなか好もしい。さっくりと作ってしまうあやりの腕前が末恐ろしいのですが、というかこの巻を締めくくるのがラクレットまるまる一個とかどうなってんだというところなんですが、もうこの路線でばんばん行って、世のチープなグルメ漫画を振り切って欲しい。そして何よりあやりもサチもかわいい。次も大期待です。
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